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2021.08.06(金)

【東京オリンピック】池田・銀!山西・銅!男子20km競歩で今大会初のメダル獲得!~7日目アフタヌーンセッション・イブニングセッションハイライト~



8月5日の午後は、北海道札幌市が会場となる男子20km競歩決勝から始まりました。レースは、夕刻の16時30分からのスタートでしたが、この日の札幌は暑さが厳しく、日中の気温が東京とほぼ同じに。20km競歩も、スタート時点は気温31℃、湿度63%というコンディションで、その後、気温は下がったものの湿度が上がったことで、スタート時は29℃だったWBGT(湿球黒球温度;暑さ指数)が30℃に上がる厳しい状況下でのレースとなりました。

アフタヌーンセッション(男子20km競歩)

日本からは、メダル獲得を懸けて、山西利和選手(愛知製鋼)、池田向希選手(旭化成)、高橋英輝選手(富士通)の3選手が出場しました。暑さの影響もあり、レースはスローな入りとなり、3.5km付近で3月に世界歴代3位の1時間16分54秒をマークしている王凱華選手(中国)らが飛び出す場面もありましたが、12.5km付近で山西選手が牽引する形で後続が追いつき、その後は7名の先頭集団となりました。




勝負所となったのは、その7人の集団が、17km過ぎたところで山西選手の仕掛けによって山西選手、マッシモ・スタノ選手(イタリア)、池田選手の3人に絞られてから。山西選手は、ここで1kmのペースを4分04秒から3分48秒に引き上げるペースチェンジで逃げにかかりましたが、2人を振りきることができず、逆に18kmを過ぎたところで後れ始め、19km地点で6秒の差をつけられてしまいました。ラスト1周で池田選手も突き放され、スタノ選手が1時間21分05秒で優勝。池田選手が1時間21秒14秒、山西選手が1時間21分28秒をマークして2位・3位で続きました。目標に掲げていた金メダル獲得はなりませんでしたが、今大会における陸上競技最初のメダルを、一度に2つ獲得する素晴らしい結果です。オリンピックでの男子20km競歩のメダル獲得は今回が初めて。また、同一種目で複数のメダルを獲得したのは、実に1936年ベルリン大会以来となる快挙でした。




高橋選手は、序盤は集団の中でレースを進めていたものの、5km付近から徐々に後れ始める苦しい展開に。徐々に順位を下げて、32位・1時間27分29秒でフィニッシュ。前回(42位)よりは順位を上げましたが、雪辱を果たすことは叶いませんでした。




イブニングセッション(女子棒高跳・男子400m決勝・男子十種競技・女子七種競技)

東京・国立競技場で行われたこの日のトラック&フィールド種目のイブニングセッションでは、女子棒高跳と男子400mの決勝と、前日から行われてきた男子十種競技と女子七種競技の2日目の競技が行われました。
女子棒高跳は、今季好調の ケーティ・ナジオット選手(アメリカ)が勝負所となった4m90をただ一人成功させてオリンピック・世界選手権を通じて、初めて世界大会のタイトルを獲得。男子400mは、2019年ドーハ世界選手権覇者のスティーブン・ガーディナー選手(バハマ)が、前半で大きく先行した今大会優勝候補筆頭のマイケル・ノーマン選手(アメリカ)をホームストレートで逆転し、ただ一人43秒台に突入する43秒85をマークし、世界大会2連勝を果たしました。
男子十種競技は、今季、世界歴代4位に浮上する8995点をマークしていたダミアン・ワーナー選手(カナダ)が、その好調を維持して100m10秒12、走幅跳8m24、110mハードル13秒46と、レベルの高い記録をマーク。第1種目から一度も首位を譲ることなく、自身初の9000点台となる9018点を獲得。自身の世界歴代4位の記録、そして8893点だったオリンピック記録をともに9000点台に乗せて、世界大会初優勝を飾りました。女子七種競技は、初日を3位で折り返した前回のリオ大会チャンピオンのナフィサトゥ・ティアム選手(ベルギー)が、第6種目のやり投で逆転、6791点をマークして、この種目で2人目となる2連覇を達成しています。


大会第8日、8月6日のイブニングセッションは20時25分に男子4×400mリレー予選が行われた後、すべてが決勝種目。女子やり投に北口榛花選手(JAL)が、女子1500mに田中希実選手(豊田織機TC)が、そして、この日の最終種目として22時50分からは、男子4×100mリレー決勝が行われます。大会に関する情報は、東京オリンピック特設サイトおよび日本陸連公式Twitterをご参照ください。

大会に関する情報は、東京オリンピック特設サイト( https://www.jaaf.or.jp/olympic/tokyo2020/ )および日本陸連公式Twitterをご参照ください。


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト


▶【東京オリンピック】池田向希・山西利和が男子20km競歩で日本人初のメダル獲得!~7日目アフタヌーンセッション選手コメント~
https://www.jaaf.or.jp/olympic/tokyo2020/news/article/15417/

■【東京オリンピック】特設サイト ~競技スケジュールや競技を楽しむ観戦ガイドを掲載中!~
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