2017.01.01(日)その他

2017年 年頭にあたって

 新年、明けましておめでとうございます。2017年の年頭に当たりご挨拶を申し上げます。

 昨年1年を振り返ると、まず挙げられるのが、8月、ブラジル・リオデジャネイロで開かれた第31回オリンピック競技大会で、男子4×100mリレーで銀メダルを獲得したことです。4年に一度の世界最大のスポーツの祭典での歓喜は、今なお記憶に新しく、興奮が蘇ってきます。4人のスプリンターの勇姿は、国際舞台での活躍を夢に競技に取り組んでいる多くの若いアスリートに勇気と活力を与えてくれました。男子50km競歩の荒井広宙の銅メダルも高く評価出来ます。リオデジャネイロオリンピックで2つのメダルを獲得し、世界に注目された「TEAM JAPAN」を継承し、次回オリンピックとなる2020年東京に向けて、日本陸上競技界は更なる挑戦をしてまいります。

 2016年6月、日本陸上競技連盟は第100回日本陸上競技選手権大会を開催いたしました。100年を超える歴史の中で繰り広げられた、あまたの名勝負。私たちの脳裏に焼き付いたそれらは、脈々と語り継がれています。感動を届ける、それは私たちに課せられた使命です。競技者が発揮する最高のパフォーマンスのみならず、多くの方々の使命に支えられ、100回という歴史を刻みました。100回に至る歴史の礎は、陸上競技に携わる多くの方々の永年のご尽力、ご支援のたまものであると深く感謝申し上げます。

 現在、本連盟では、中長期ビジョンの策定に取り組んでおります。まだ、骨子を考察している段階ではありますが、これまでのトップアスリートの活躍により国民に勇気を与えることだけではなく、ライフステージに応じたスポーツの機会の創造、ウェルネス陸上の実現を、日本陸上競技連盟が求められていることとし、今後日本の陸上競技界が持続的に発展していくために、「トップアスリートが活躍し、国民に夢と希望を与える」、「全てのライフステージにおいて、陸上競技を楽しめる環境づくり」、を成し遂げることを謳っております。

 2020年東京オリンピックのレガシーとなる育成・強化システムのフラッグシップモデルを構築するべく、世界の大舞台での活躍を期して各種施策を推し進め、ベテラン勢の円熟味の増大とともに、将来を担う若い芽を育ててまいります。更に、日本が世界の舞台で活躍するためには、競技者のみならず指導者が国際的な経験や指導力を身に付けることが喫緊の課題と考えております。指導者は、陸上競技の裾野の拡大やジュニア・ユース競技者の育成、トップレベルの強化など、あらゆる場面で欠かせない存在です。本連盟は、国際的な指導者の養成を目標に掲げ、様々な施策に取り組んでまいります。

 また、年齢に関係なく、陸上競技を広く楽しむアスレティックファミリーの拡大を目指してまいります。陸上競技をする人、ささえる人、みる人が、大いに関わり、楽しむ環境を作りたいと考えております。そして、2020年以降も陸上競技界が発展するように普及の土壌を育んでまいります。

 スポーツ界を取り巻く環境は、社会経済とも密接に関係しており、変化や進化を続けております。国際陸上競技連盟は、昨年12月、ガバナンス体制の改革を加盟国・地域の大多数の賛成を得て、始動させました。本連盟は、世の中の流れに対応し、陸上競技界を牽引する役割を果たすため、国際陸上競技連盟とともに組織力を更に充実させていき、スポーツの振興はもとより、競技者も含めた多くの関係者とともに歩み、環境保全や社会貢献への積極的な取り組みも続けてまいります。

 今一層、皆様のご理解、ご支援をお願いいたしましてご挨拶といたします。

公益財団法人日本陸上競技連盟
会長 横川 浩

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