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2025.12.03(水)大会

【MGCシリーズ】福岡国際マラソン展望~高速レースが期待される福岡国際。MGCシリーズ初代王者を狙う実力者そろう~



マラソン年間王者決定戦「マラソングランドチャンピオン(MGC)シリーズ2025-26」の男子5戦目となる「福岡国際マラソン2025」が12月7日(日)、福岡市内の福岡国際マラソンコースで開催される。

今大会はMGCシリーズ2025-26のグレード1(G1)に指定されており、2時間09分00秒以内で日本人6位に入ると、「ロサンゼルス2028オリンピック」の代表選考レース「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)」の出場権を獲得することができる。
また、MGCシリーズ2025-26の年間チャンピオン(第109回日本選手権者)は、26年10月に愛知・名古屋で開催されるアジア大会のマラソン日本代表に内定する。

なお、ロサンゼルスオリンピックの日本代表選考には「MGCファストパス」という選考枠があり、2時間03分59秒を突破すれば、選考レースのMGCに出場しなくてもロサンゼルスオリンピックの日本代表に内定する可能性がある。


◆MGCシリーズ年間王者を狙う細谷、菊池、西山らが出場

MGCシリーズ2025-26の年間王者を狙う有力ランナーが多数エントリーした。同シリーズはJMCシリーズ第4期(24年3月31日~25年3月2日)を含む2年間が対象期間となっており、MGCシリーズ2025-26(25年3月10日~26年G1最終戦)の1大会を含む2大会のポイント合計がランキングに反映される。
したがって、すでにJMCシリーズ第4期でポイントを獲得している選手が、今大会の結果次第でランキング上位へ入ってくる可能性が大いにある。

そういった視点で招待選手を見ると、JMCシリーズで2度のランキング2位を獲得している細谷恭平(黒崎播磨)が、新シリーズ初代王者を狙う筆頭に挙げられるだろう。
ここまで2284ポイントを獲得しており、今大会は完走すればトップに立つ可能性がある。しかし年間王者を狙うという点では、できるだけ高いポイントを獲得しておきたいところだろう。今年2月の大阪マラソンでは自己記録で日本歴代7位の2時間05分58秒をマークして日本人2位に入った。ここで1309ポイントを獲得。今大会2時間6分台あたりで日本人トップになれば、高ポイントが加算され、初代王者に近づくだろう。一昨年の同大会は2時間07分23秒で日本人トップだった。

前回2時間06分54秒で2位の西山雄介(トヨタ自動車)は、同大会で1292ポイントを獲得。今大会は928ポイント以上でランキングトップに立つ可能性がある。昨年の東京マラソンで出した2時間06分31秒が自己記録。初マラソンだった22年の第70回別府大分毎日マラソンで2時間07分47秒をマークして大会新記録の初優勝。同年開催のオレゴン世界選手権では日本代表に選出された。

今年の大阪マラソンで2時間06分06秒をマークした菊地駿弥(中国電力)は同大会で1247ポイントを獲得した。今大会は943ポイント以上でトップに立つ可能性がある。今年1月の都道府県対抗駅伝で7区区間賞を獲得している。


◆丸山、鎧坂らもMGCシリーズ上位をうかがう

今大会977ポイントを獲得すればトップに立つ可能性があるのは、今年3月の東京マラソンで自己記録の2時間07分06秒をマークした丸山竜也(トヨタ自動車)だ。この大会で1243ポイントを獲得した。20年防府読売マラソンで優勝。集団の流れに乗って、自己記録の再更新となる2時間6分台に入れるか。

鎧坂哲哉(旭化成)は995ポイント獲得でトップに立つ可能性がある。昨年のシドニーマラソンで1225ポイントを獲得。22年別府大分毎日マラソンで自己記録の2時間07分55をマークし、今年4月から旭化成のプレイングコーチに就任している。

22年東京マラソンで2時間08分48秒をマークした久保和馬(西鉄)も招待選手に名を連ねた。地元・福岡市の出身で、22年の福岡国際マラソンで日本人4位に入った。MGCシリーズでは1104ポイント以上で上位進出の可能性がある。

このほか一般エントリーでは、MGCシリーズ2025-26の暫定トップに立つ福田裕大(石川陸協)も出場予定。今年8月の北海道マラソンで2時間11分59秒(夏マラソンの設定記録は2時間12分以内)をマークして3位に入り、MGC出場権を獲得している。

ロサンゼルスオリンピックの選考レース「MGC」の出場権獲得者(MGCファイナリスト)は、福田を含めて4名。今大会は2時間09分00秒以内で日本人6位までにその出場権が与えられるため、最大6名が新たにMGCファイナリストに加わる。

前回大会は吉田祐也(GMOインターネットグループ)が大会記録の2時間05分16秒で優勝し、今年9月の東京世界選手権の代表に選出された。今大会も地元・福岡一高出身で2度の優勝経験を持つマイケル・ギザエ(スズキ/ケニア)が招待選手としてエントリーしたほか、2時間5分台の記録を持つゴイトム・キフレ(エリトリア)らが出場予定。
昨年同等の高速レースになれば、6名のMGCファイナリストが誕生するだけでなく、MGCランキングにも多くのランナーが上位に浮上し、アジア大会の日本代表争いに加わってくるだろう。

大濠公園に隣接する平和台陸上競技場を出発し、百道浜エリア、福岡市中心部を駆け抜け、31km過ぎの香椎で折り返して平和台陸上競技場へと戻る42.195km。今年も大会記録(2時間05分16秒)が更新されるような高速レースとなるか。福岡国際マラソン2025は、12月7日(日)12時10分にスタートする。


【大会概要】

大 会 名 :福岡国際マラソン2025
開催日程:2025年12月7日(日)12時10分 スタート(予定)
コ ー ス :福岡国際マラソンコース
     平和台陸上競技場 スタート/フィニッシュ
ハッシュタグ:#福岡国際マラソン #MGC #MGCシリーズ

■公式HP
https://www.fukuoka-international-marathon.jp/
■大会要項
https://www.jaaf.or.jp/files/competition/document/1987-1.pdf



【MGCシリーズ】
概要:https://www.mgc42195.jp/series/2025-26/outline/
シリーズランキング:https://www.mgc42195.jp/series/2025-26/ranking/
スケジュール:https://www.mgc42195.jp/series/2025-26/schedule/

【MGC】
概要:https://www.mgc42195.jp/mgc/outline/
MGC進出条件:https://www.mgc42195.jp/mgc/outline/condition.html
MGCファストパス:https://www.mgc42195.jp/mgc/outline/fast-pass.html

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