日本陸上競技連盟公式サイト

2025年5月27日（火）～31日（土）まで、クミ（韓国）にて「クミ2025アジア陸上競技選手権大会」が開催されております。
この度、大会3日目に開催された男子110mハードル決勝で金メダルを獲得した村竹ラシッド（JAL)のコメントをお届けいたします。

【男子110mハードル】

村竹ラシッド（JAL)

金メダル 13秒22（＋0.7）
世界選手権参加標準記録再突破　※すでに代表内定済み



最低限の目標は達成できたかな、という感じ。「勝ちに来た」というのもあったし、こういう天候（悪天候が予測されていたため午後の競技日程を後ろ倒しにしたが、競技開始のタイミングで激しい雷雨に見舞われたために、さらに競技開始を遅らせての実施となった）だったので、もうタイムは無視して、しっかり勝ちきることを意識してレースに臨んだ。
（雷雨により最終的に競技時刻が22時05分スタートとなったが）ウォーミングアップは、最初に変更された競技時間（20時20分）に向けて、きちんと行っていた。雨はその途中から降ってきたが、ハードルを跳ぶところまでは終わっていたので、身体ができ上がっている状態で待機することになった。サブトラックの地下が駐車場になっていて、そこがけっこう暖かかったので、とりあえずはエネルギーを切らさないことを考え、雷雨の時間帯は、そこで食事をしたり音楽を聴いたりしながら、ゆったり過ごし、そのあともう1回ハードルを跳んでレースに臨むことになった。

今回は、加速感を大事にしていてレースに臨んでいた。それは、最近、6～7台目以降で、あまり伸びきれていないことが続いていたので、いい感じの前半（の入り）を殺すことになっても、そこでしっかり加速したいなと考えていたから。（実際に）スタートでは出遅れてしまった部分もあったのだが、後半でしっかり伸びて、最後で差しきれた。中国の選手と競り合う形となったが、（走っていて）「最後に差せるな」とわかっていたので、しっかり自分の動きに集中することができた。やりたいレースはできたかなと思う。あとは、もうちょいタイムが良かったら…（笑）。まあ、そこは、今回（の悪条件下で）はしょうがないかなと考えている。

＜アジアチャンピオンになったことへの心境を問われて＞
陸上人生のなかで、タイトルのなかでは一番大きなものになると思うので、それはとても嬉しく思う。でも、「できれば13秒1台で勝ちたかったな」というのが正直なところ（笑）。ここ最近では、一番遅いタイムになってしまったので…。（連戦の）疲れもあるとは思うが、またもう1回、いろいろと動きを見直して頑張りたい。
＜すでに内定している東京世界選手権に向けては？　の問いに＞
これだけの大きな舞台を何度も経験してきて、臆することもなくなってきたので、そこはちゃんと世陸（世界選手権）の決勝の舞台でも生かしたい。「できているところ、できていないところ、生かすべきところ」といろいろあるので、ここからは試行錯誤を繰り返していくことになるのかなと思う。まだ、（大会本番までには）時間があるので、いろいろと試行錯誤を積み重ねて、本番で良いパフォーマンスができたらなと思う。
 

文：児玉育美（JAAFメディアチーム）
写真：ⒸTakashi OKUI photography

【アジア選手権】応援キャンペーン

>>https://www.jaaf.or.jp/teamjapan/message/06/

抽選で日本選手権観戦チケットや日本代表応援タオルをプレゼント！
世界の舞台で闘う選手たちへたくさんのご応募をおまちしております✨

【クミ2025アジア選手権】大会情報

>>https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1945/

■【アジア選手権】日本代表選手一覧
https://www.jaaf.or.jp/files/competition/document/1945-6.pdf
■【アジア選手権】日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202408/21_161210.pdf
■【東京2025世界陸上】日本代表への道：参加資格有資格者はこちら
https://www.jaaf.or.jp/news/article/20947/

【日本選手権】チケット絶賛発売中！

東京2025世界陸上競技選手権大会を兼ねて開催いたします！
日本一、そして日本代表を目指して戦う選手に是非ご注目ください。

▼第109回日本陸上競技選手権大会 特設サイト
https://www.jaaf.or.jp/jch/109/
▼プロモーションビデオ公開
https://www.jaaf.or.jp/jch/109/gallery/article/21593/