
【男子10000m】
優勝 鈴木芽吹(トヨタ自動車)
27分28秒82
本当に嬉しいし、一番はホッとしているという気持ち。今日は、ペースがそんなに速くならないということがわかっていたので、それを踏まえたうえで「とにかく勝負」と思っていて、葛西さん(潤、旭化成)を徹底的にマークしながら走った。
終盤で仕掛けるタイミングについては全然決めていなかったが、ペースメーカーが8000mまでと聞いていたので、想定としては、早くてもラスト2000(m)くらい、最悪ラスト1周とか200(m)とか、そのくらいまでになることも予想していた。ラスト1000mで仕掛けたあのタイミングは、自分にかなり余裕があったことと、(吉居)大和(トヨタ自動車)も葛西さんも、そんなに動いていない感じだったので、一気に行った。
<吉居選手に追いついてからペースが落ちたのは牽制したからか? の問いに>
葛西さんが大和と一定距離をずっと空けて走っていたのが、それが作戦なのか、キツいのかがよくわからず、行くにも行けなかったというのが正直なところ。ただ、だんだん(キツいのだろうという)確信できてきたのと、ラスト1周とか200mとかの勝負にはしたくないという思いがあったので、ラスト1000(m)で行った。
<26分台への意識はどのくらいある? の問いに>
まだベストが20(27分20秒台)の選手が言うのは生意気かもしれないが、だんだんそこ(26分台)が明確的な目標になってきている。今日は、そういう日ではなかったので、まだまだだったけれど、チャレンジする力はついてきているし、自信もだんだんついてきていると感じている。(実現のためには)レース展開的にいえば、(前半の5000mの)13分30(秒)を楽に通過しなきゃいけないと思う。5000mに出場する日本選手権だったりで、短い距離(の記録)も高めて、余裕を持てるようにしたい。とにかく、今、自分ができる最大限の努力を積み重ねていけば、絶対届く目標だと思っている。達成できるタイミングがいつなのかはわからないが、そこに向けては着実に進んでいると感じている。
2025/04/12 JAAFメディアチーム
#ナンバーワンの頂上決戦
第109回日本選手権10000m
2025年4月12日(土)熊本・えがお健康スタジアム
https://www.jaaf.or.jp/jch/109/10000m/