100m
田中里歩(伊奈総合高2埼玉) 11秒73(+1.3)
「国スポは同学年が多いなかで7位と負けていたので、リベンジしようという気持ちでしたが、まさか勝てるとは思いませんでした。回復力には自信があるので、連戦でも疲労はあまり感じずにスタートラインにつきました。以前からリアクションタイムが良くなくて、今日はスタートに集中してだいぶ改善できましたね。中盤からだんだんと先頭が近づいてきて、『いける』と思いました。初めて日本一が取れたので、来年また勝てるように冬に頑張って練習します」300m
齋藤朱里(北摂三田高3兵庫) 38秒66
「国スポからの疲れもあったけど、高校3年生の早生まれとして、年下の選手には勝ちきらないとと思っていました。今季最後、高校最後のレースを良いかたちで終えられてうれしいです。今季はU20日本選手権400mで優勝もできましたし、インターハイは2位。国スポも300mと混合4×400mリレーの2冠を取れて、とてもいいシーズンでした。全国大会の連戦は初めてで、心も身体も苦しかったので、冬季はトレーニングに取り組んで克服していきたいです」800m
小松美咲(中村学園女高2福岡) 2分09秒59
「自己ベストの2分08秒87を狙っていたので、少し悔しいですが、イメージ通りの走りができました。インターハイでは0.03秒差で準決勝を逃していたので、その悔しさをバネに練習をしてきました。2分08秒を破るためには、400mを61秒から62秒で入らないといけないので、冬季に練習を積んで速いペースで走れるようになりたい。この後、駅伝があるので距離を踏んでスタミナをつけて、来年のインターハイで3位入賞を目指して頑張ります」1500m
大川菜々美(和歌山北高2和歌山) 4分24秒60
「国スポにも出場していたので、序盤は前に出ずついていくレースで勝ちきることを目標にしました。スローペースだったり、バックストレートが向かい風でスパートを仕掛けるタイミングを遅らせたりしたので、自己記録には及びませんでしたが、大きな大会で勝てたのは初めてなのでうれしいです。ただ、同学年にはもっと強い選手もいますし、ここで満足してはいけないと思っています。これからは5000mなど長い距離にも挑戦していきたいです」100mH(0.762m/8.5m)
石原南菜(白鴎大足利高1栃木) 13秒39(-0.4)
「大会前は『とりあえず決勝に残れれば』という気持ちで、優勝できるとは思ってなかったので勝てて良かったです。後半には自信を持っているので、前半は横のレーンの選手に並ばれたけど、焦らないことを心掛けました。ユース規格のハードルは得意ですが、一般規格でも今日のようなタイムで走って、(インターハイで5位に入った)七種競技だけでなくハードルでも戦えるようになりたい。今季はすべての結果が良く、悔いのないシーズンを送れました」300mH
ガードナ・レイチェル麻由(法政二高2神奈川) 41秒48=大会新
「七種競技が専門(インターハイ4位)で300mハードルはあまり記録を持っておらず、まさか優勝できるとは思っていなかったので自分でもびっくりしています。タイムも大会記録が更新できたらいいなとは考えていましたが、予選(42秒81)から1秒以上タイムを縮めることができて驚いています。初めての全国優勝で、これまでの試合の中でもトップなぐらい楽しんで走ることができました。冬期にしっかり走力を付け来シーズンは七種競技と400mハードルで全国優勝できるよう頑張ります」3000mW
西本結恵(自由ケ丘高2福岡) 13分31秒01
「大きな舞台で表彰台の一番高いところに立ててうれしいのと、先生に恩返しできたかなという気持ちが大きいです。残り500mで4位で、メダルは取りたいと思ってペースを上げると、意外に1位も近かったのでチャンスがあるかもと感じました。最後は一発失格もあるので、フォームに気をつけながらもスピードを上げられ、今までで一番のレースができました。U20世界選手権代表の奥野(紗/浪速高3大阪)さんは遠い存在だと思っていたけど、ちょっとは近づけたかなと思います」走高跳
鴨田るな(東海大相模高1神奈川) 1m68
「もっといい記録を狙っていたので、優勝のうれしさよりも悔しさのほうが大きいです。国スポから踏み切りが合わず、今回も精神面での疲労も溜まった中で不安でしたが、まずは試合を楽しむことを心掛けました。今日は助走のリズムが良かったと思います。今季の前半は練習環境も変わって苦しみましたが、インターハイで調子を合わせられて勝つことができました。来年は1m80を跳んで、誰にも負けないような選手になることを目指したいです」棒高跳
大豆生田花音(樹徳高1群馬) 3m75
「去年もU16を勝っていて、2連覇を目標にやってきたので、達成できたのは率直にうれしいです。雨の試合のなかで、自分の力だけでは跳べなかったと思うし、みんなの声掛けがあったから跳べたと思います。試技跳躍では上手くいかないなかで試合に入ったのですが、立て直すことができました。今日はバーを落としてもいいから、思いっきり突っ込んで、ポールを曲げることを意識して臨み、それが結果につながりました。来年はインターハイ、U18大会で勝ちたいと思います」走幅跳
成澤柚日(共愛学園2群馬) 5m92(+1.5)
「優勝してうれしい部分はあるけど、自己ベストを目指していたのでそこは残念です。前半の試技では風に合わせた助走ができず、いい跳躍ができなかった。それでも、助走のスピードが跳躍に活かせた5回目、6回目に(5m)89、92を跳ぶことができました。インターハイの頃から上に跳んでしまうようになっているので、前方向に跳ぶように修正できつつあります。今後は走力を上げて、助走や着地での技術も磨いていきたい。来年の目標は6m20とインターハイでの優勝です」三段跳
菅野穂乃(山形市商高2山形) 12m53(+2.3)
「最後は負けるかもと焦ったけど、雨が降っていても、6回目は上手く跳ぶことができました。跳躍はステップで潰れてしまうなど、タイミングが良くなった。国スポからの連戦という流れは昨年と同じだけど、疲労感はなく、精神面でも気持ちをポジティブに切り替えられて、自身の成長を実感しています。国スポで山﨑りりや選手のU20日本新を目の当たりにしたので、来年はそれを更新したいです。冬季は技術練習をメインに頑張っていきます」砲丸投(4.000kg)
米川佳里奈(西武台高2埼玉) 13m59
「小さい頃に三重で育ったので、親戚や知り合いも応援に来てくれるなか、思い出の場所で優勝できたことが何よりも嬉しいです。国スポではインターハイよりも順位も記録も下げてしまい悔しかたけど、気持ちを入れて挑みました。応援してくれた先輩、チームメイト、顧問に感謝したいです。今日は1投目からベストを投げられ、落ち着いてサークルに入れたのが良かったと思います。13m59の投げは最後まで砲丸を押すことができたから。来年は今年勝てなかったインターハイで勝ちたいです」円盤投(1.000kg)
川村羽海(幕別清陵高3北海道) 44m94
「練習投てきから調子が良く、1投目からトップ8に入る記録を残せたので、2投目以降は焦ることなく投げられた。良い試合ができました。44m94は1m以上の自己新ですが、円盤が指に掛かり、投げた瞬間に『いったな』という感触があった。来年は大学に進学するので、この冬はトレーニングで基礎体力をつけ、技術も高めていきたいです。大学では日本のトップと戦うことになるけど、試合の雰囲気をつかみ取って、緊張を楽しめる選手になりたいです」ハンマー投(4.000kg)
長谷川有(花園高2京都) 50m42
「初めての全国大会での優勝はすごくうれしいです。それでも、記録は去年から55mを投げることを目標にやってきたので、その点では悔しいですね。練習投てきではいろんなことを考えて投げられるのに、試合になると周りを気にしたり、焦ったりするので、これからはメンタル面を鍛えていきたい。今日も少し力んでしまいました。来年は60mをインターハイで投げられるように、ターンを安定させたいです」やり投
日置怜那(岐阜高専3岐阜) 48m77
「国スポ(9位)からあまり調子がよくありませんでしたが、2投目に47m台を投げ、そこで少し感覚を取り戻せたことが後半の試技につながりました。最後の6投目は(3位から)逆転しようというより、自分の投げに集中することだけを心掛けて挑みました。ここまで全国ではなかなか結果を残せていなかったので優勝できて本当にうれしいです。いい時と悪い時の差が激しいことが課題。冬期でしっかり体力を付けアベレージを向上させ、早く50mを投げられるよう頑張ります」文:月刊陸上競技
写真:JAAFメディアチーム
【第18回U18/第55回U16陸上競技大会】
◆期日:2024年10月18日(金)~20日(日)◆場所:三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場
◆公式サイト
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1832/
◆ライブ配信
https://www.jaaf.or.jp/news/article/21128/
◆SNS
Twitter:https://twitter.com/jaaf_official
Facebook:https://www.facebook.com/JapanAthletics
Instagram:https://www.instagram.com/jaaf_official/
大会ハッシュタグ「#U18U16陸上大会」「#この瞬間わたしが主人公だ」
◆タイムテーブル
https://www.jaaf.or.jp/files/competition/document/1832-3.pdf