写真:フォート・キシモト/アフロスポーツ
「ダイヤモンドアスリート」制度は、オリンピックや国際大会での活躍が大いに期待できる次世代の競技者を強化育成することを目指して、2014-2015年から実施しており、“競技力向上だけではなく、豊かな人間性を持つ国際人育成のための個を重視した育成プログラムの中で、リーダーシップ教育と位置づけて行い、国際的なリーダーシップを発揮できるアスリートの育成を目指す”ことを目的としております。7月15日(金)から7月24日(日)の10日間開催された「オレゴン2022世界陸上競技選手権大会」でのダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリート修了生の活躍を振り返ります。
■北口榛花(JAL)
女子フィールド種目で日本人初めてのメダル獲得!
女子やり投 決勝 銅メダル 63m27
写真:フォート・キシモト
▼競技終了後コメントhttps://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/news/article/16951/
すごく嬉しいというのが一番。なかなかうまく行かなかった時期もたくさんあったし、海外で過ごす時間が長くて、家族と一緒に過ごせなかったり、友達と一緒に遊べなかったり、コーチとたくさんケンカしたり(笑)、そういうことがあったのだが、世界ユース(2015年世界ユース選手権)で勝ってから、世界にまた戻ってこられたのはすごく嬉しいこと。このメダルが、また日本女子やり投界の勢いを、より加速できたらいいなと思う。
▼北口榛花選手からのメッセージ▼
■藤井菜々子(エディオン)
世界選手権日本人最高順位に並ぶ6位で2大会連続の入賞!
女子20km競歩 6位入賞 1時間29分01秒
写真:アフロスポーツ
▼競技終了後コメントhttps://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/news/article/16800/
最後、5番だったのが劉選手(中国)に抜かれてしまったのだが、タイムも1時間29分ちょっと。この暑さのなかで4分20(秒)前後で刻めたということに、すごく成長を感じたし、最後まで余力を持って勝負することができた。今回は、すごくいいレースができたのではないかと思う。
少しずつトップとの差が縮まってきていると実感しているので、来年の世界陸上では、最初から先頭集団で戦いたい。今回は、どんどん拾っていったといういつものレースパターンになってしまったので、次は4分20(秒)、15(秒)のレースをしていって、トップ集団で最初から最後まで戦える練習をしていきたい。
▼藤井菜々子選手からのメッセージ▼
■サニブラウンアブデルハキーム(Tumbleweed TC)
日本人初の決勝進出で7位入賞!
男子100m 決勝 7位入賞 10秒06(-0.1)
写真:フォートキシモト
▼競技終了後コメントhttps://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/news/article/16807/
(100mの決勝は)独特の緊張感があったな、という感じ。準決勝ほど緊迫はしていなかった。準決勝は、(決勝に)抜けよう抜けようとして、緊迫していたのだが、決勝はみんなもっとリラックスしている感じで、自分の走りをしようとする様子が感じられた。準決勝の突破が決まったときの気持ちは、とりあえず「やった!」という感じもあったが、「ここから」「ここは戦わなければいけないんだな」という感じだった。
全力でしっかりこういう舞台で走りきるのは、このレベルになってくるのは難しいし、そこで、本当にそれができたのはものすごい収穫。でも、ここで戦うためには、1本準決勝を走って、2本目(となる決勝)でしっかり合わせてこられるような強さが必要だというのがあるので、こんなところで記憶が飛んでいちゃ(笑)ダメだなと感じる。でも、ここでしっかりファイナルを経験できて、来年の世界陸上に向けて、いいスタートが切れたのかなと思う。
▼サニブラウンアブデルハキーム選手からのメッセージ▼
■橋岡優輝(富士通)
予選をトップ記録で通過し国際大会3大会連続で決勝進出!
男子走幅跳 決勝 10位 7m86(+0.4)
写真:フォートキシモト
▼競技終了後コメント
https://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/news/article/16807/
悔しい。とってもとっても悔しい。それ以外(の感想)はない。疲労感があるなかでのこうした大きな試合をこなしてきておらず、決勝一本に合わせればいいというような試合ばかりで、2日連続で続くような試合に対応しきれなかった部分が大きかったと思う。
予選から決勝の進み方に関しては、かなり収穫が大きかったといえる。「このまま決勝に進めるな」というような予選の疲労の感じだったし、記録もしっかり出ていたので。そういうところでは、やっぱり経験不足というところがぬぐい去れないなと感じている。
やはり世界大会一つだけの経験では、どうしても不十分だと思うので、今後は、しっかりとダイヤモンドリーグ等に出たり、コンチネンタル(ツアーシリーズ)であったり、あるいは草試合でもいいので、海外を転戦していけたらいいなと思う。
■栁田大輝(東洋大学)
初の日本代表で力強い走りをみせる
男子4×100mリレー(4走) 予選敗退写真:フォートキシモト
▼競技終了後コメント
https://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/news/article/16952/
決勝で走ることを目標にしていたので、そこは悔しい気持ちでいっぱい。走り自体は、(ウォーミング)アップのときから調子はよかったので、自信を持って臨めていた。2~3走のバトン(パス)の様子は見えたが、気にしないで、3~4走のバトンパスを落ち着いて臨むことを心掛けた。
個人の走りについては、しっかり練習を積むことができていたので、しっかり走れたと思う。今回のリレー(メンバー)は、今までメダルを取ってきた方々がいないので、本当に自分たちの力で、予選の段階からギリギリを攻めるようなバトンをしなければ勝てないというような状況になってしまっていた。もっと自分に力があれば、予選は余裕を持って臨めていたと思う。そこは、来年、再来年に向けて、はっきりした課題になるなと感じた。
【オレゴン2022世界選手権】特設サイト
>>https://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/
【ダイヤモンドアスリート】特設サイト
>>https://www.jaaf.or.jp/diamond/
■第8期認定アスリート
クレイアーロン竜波(テキサスA&M大学)
中村健太郎(日本大学3年)
出口晴翔(順天堂大学3年)
藤原孝輝(東洋大学2年)
柳田大輝(東洋大学1年)
アツオビンジェイソン(福岡大学2年)
佐藤圭汰(駒澤大学1年)
西徹朗(早稲田大学1年)
▼【ダイヤモンドアスリートスペシャル対談】
室伏由佳×新規認定アスリート佐藤圭汰&西徹朗
https://www.jaaf.or.jp/news/article/16072/
▼サポート企業へのインタビュー
~豊かな人間性を持つ国際人への成長を支えるために~
https://www.jaaf.or.jp/news/article/15260/
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