2022.05.06(金)選手

【第106回日本選手権10000m】前日会見レポート&コメント





第106回日本選手権10000m
は5月7日、7月にアメリカで開催されるオレゴン世界選手権の日本代表選手選考競技会を兼ねて開催されます。5月6日午後には、その前日会見が、会場となる東京・国立競技場で行われました。
対面で実施された会見には、女子10000mで参加標準記録(31分25秒00)を突破している五島莉乃選手(資生堂)と小林成美選手(名城大学)が出席。ここまでの状況や大会に向けての抱負を述べました。

以下、各選手のコメント(要旨)をご紹介します。




◎小林成美(名城大学)

目標は、世界選手権の切符をつかむこと。(参加標準)記録は、もうすでに切っているので、明日は3位以内を目指して頑張りたい。不安な気持ちやプレッシャーも少しはあるが、こういうこともたぶん人生で一度くらい、もうこれから先あるかないかくらいのことなので、このような状況も楽しみながら味わいたい。昨年のオリンピックはテレビで見ていただけなので、国立競技場は憧れの舞台。走りやすいということだし、限られた人しか走れない競技場なので、その素晴らしい競技場で走れることに感謝して全力を尽くしたい。
ここまでケガや故障もすることなく練習が積めていて、あとはピーキングがうまくいっているかどうかというところ。いつも自信満々でレースに臨んでいるわけではないので、いつも通りかなという状況である。明日は順位争いがメインのレースとなるので、「我慢比べ」。その我慢比べに勝てるようにしたい。
明日のレースでは、すでに世界の舞台で戦っている選手も多く出場してくるわけだが、私はまだ世界の舞台で戦ったことがない。もし、その(世界で戦う)チャンスをつかみとれるのなら、頑張ってつかみたいと思っている。(廣中璃梨佳選手など)同世代の選手が活躍していることは、私にとって、とても刺激になっている。私はまだ大学生だが、今までも「実業団選手に引けを取らない、負けたくない」という気持ちで練習してきた。明日は、それが発揮できるように頑張りたい。



◎五島莉乃(資生堂)

明日は、今まで準備してきたことがしっかり発揮できるように、自分のなかで、今、出せる一番いいパフォーマンスをできるように頑張りたい。
練習に関しては、ケガすることなく、しっかり順調にこなすことができた。コンディションについても、自分のなかでは明日に向けて、ちゃんと準備をすることができている。
昨年、参加標準記録を突破してからは、「世界選手権に絶対に出場して、日の丸を背負うんだ」という気持ちがすごく強くなった。今まではケガを繰り返すことが多かったが、今年は冬もケガなく、しっかり走り込みができたし、ハーフマラソンなども走って、体力面での準備ができていて、そこが成長した点だと思っている。
私の強みは、積極的にレースを進められることと、ある程度のペースで押していけること。明日は、その強みを生かせるようなレースができたらなと思っている。日本選手権の10000mには一度出場したことはある(※中央大4年の2019年に出場して9位)が、こういうレベルの高いレースは初めてとなるので、序盤から行くかどうかは、スタートしてみて、そのときに判断しようと思っているが、走るからには優勝を目指して走りたい。
(国際大会では、2018年のユニバーシアード10000mで銀メダルを獲得しているが)世界で戦うには、大学生だったときの自分よりも何段階もレベルアップした状態で、まず日本のなかで勝負しないといけないと思っていた。明日は、まずは新しい自分の道が開けるように、今回のレースを、しっかり自分のきっかけとなるようにしたい。


大会は5月6日夜、東京・国立競技場で開催されます。19時03分に男子10000mの1組目が行われたあと、19時44分に女子10000mが、そして20時24分に上位32選手が出走する男子2組目がスタートするタイムテーブル。レースの模様は、NHKBS1において、生放送(19:00~21:00)される予定です。

タイムテーブルやスタートリスト、結果速報のほか、オレゴン世界選手権の代表内定条件、過去の大会情報や展望記事など、さまざまな情報は、日本陸連公式サイト内の「日本選手権10000m」特設ページ(https://www.jaaf.or.jp/jch/106/10000m/ )でご覧になることができます。観戦のお供として、ぜひ、お役立てください。


文・写真:児玉育美(JAAFメディアチーム)


日本一の決まる瞬間を国立競技場で!
>>チケット情報はこちら

■第106回日本陸上競技選手権大会・10000m 特設サイト
https://www.jaaf.or.jp/jch/106/10000m/



■日本選手権10000m エントリーリストや世界選手権内定条件はこちら!
https://www.jaaf.or.jp/news/article/16055/
 
■日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202112/16_191504.pdf

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