2021.08.01(日)大会

【東京オリンピック】3日目モーニングセッション ハイライト&選手コメント(女子3000m障害物予選・男子400m予選)~3000m障害物、山中は日本人オリンピック最高記録をマーク~



大会3日目の8月1日、東京・国立競技場は、日が高くなるにつれて早朝からの薄い雲がなくなり、日本の夏そのものといった青空が広がりました。これに合わせて気温も急上昇。9時10分から競技が開始されたモーニングセッションは、その段階で気温が31℃に達し、強い日差しが降り注ぐなかで行われました。


女子3000m障害物 予選

トラックレース最初の種目として行われたのは女子3000m障害物予選。全3組で行われ、各組3着までと4着以降の上位記録者6名が、大会6日目に行われる決勝へ進出できる条件です。山中柚乃選手(愛媛銀行)は世界記録保持者のベアトリス・チェプコエチ選手(エチオピア、8分44秒32)と同じ第2組に出場しました。
一緒に走った12選手がすべて格上ということもあり、スタート直後から集団の後方についた山中選手ですが、12番手で通過した1000mは13分10秒5(WA公式サイトの発表データによる。以下、同じ)と、日本記録(早狩実紀、9分33秒93、2008年)更新が狙えるペースでレースを進めていきます。2000mは、6分26秒0とややペースを落としたものの11番手で通過すると、ラストの1000mも懸命に粘ってセカンドベストの9分43秒83をマークして10着でフィニッシュ。予選突破はならなかったものの、順位・記録ともに、2008年北京大会で早狩実紀選手が残したこの種目でのオリンピック最高成績(予選16着、9分49秒70)をともに大きく上回りました。




◎山中柚乃(愛媛銀行)

女子3000m障害物 予選2組 10着 9分43秒83

まず、ここに出られたことに本当に感謝している。この雰囲気は限られた人しか味わえない。それをしっかり味わえたと思う。
緊張はあまりしていなくて、こういった海外の強い方々と走るのは初めてだったので、そこに対する楽しみ、ワクワク感を持ちながらレースに臨んだ。
初めて海外の選手と走るので、歩幅やハードリングが合わないことが怖かった。実力もけっこう離れていることもあり、マイペースに、かつ積極的に、ということを目標として走った。
(タイムについては)自己ベストというよりは、早狩(実紀)さんの日本記録(9分33秒93、2008年)更新を目指していた。そこに全然近づくことができなかったのは悔しいが、こうやって若いうちに自国開催のオリンピックに出させていただいたことは、すごくいい経験になった。今後に繋げていきたい。
これから1年ごとに国際大会(2022・2023年世界選手権、2024年パリ五輪)がある。そこにすべてしっかりと出場していきたい。今回は(ワールドランキングの)ポイントで出ることができたわけだが、次からは早狩さんの日本記録を上回って、標準記録(2022オレゴン世界選手権では9分30秒00)をクリアし、標準記録突破者として出場できるように頑張りたい。


男子400m 予選

女子3000m障害物予選に続いて、男子400m予選が行われました。日本からはウォルシュジュリアン選手(富士通)が出場。この種目の予選は6組で行われ、準決勝への進出条件は、各組上位3着+6。4組6レーンに入ったウォルシュ選手は、前回のリオ大会で現世界記録の43秒03をマークして優勝したウェード・ファンニーケルク選手(南アフリカ)を、斜め前方(7レーン)に見る位置でスタートしました。ウォルシュ選手は、トップ争いをする選手たちには前半から置いていかれたものの、3番手争いをする位置で最後のコーナーを抜けていきました。しかし、ホームストレートで本来の走りを見せることができず、6着・46秒57でフィニッシュ。プラスで拾われる記録にも届いていなかったため、この段階で予選突破はならず、レースを終える結果となりました。




◎ウォルシュジュリアン(富士通)

男子400m 予選4組 6着 46秒57

試合までに自分の調子をうまく合わせることができなかったのが(予選落ちの)要因。(痛めていた)脚の状態は大丈夫だったが、その影響で調整がうまくいかなかった。
2回目のオリンピックは、万全の状態で行きたかったが、それが叶わなかった。「3度目の正直」ということで、次のパリオリンピックで、決勝で戦いたい。(世界記録保持者のファンニーケルク選手と走ったことの感想を問われて)そういった方と一緒に走れたのは本当に宝だと思う。次のオリンピックでは肩を並べて勝負したい。
(4×400mリレーについては)僕が走るとしたら、みんなにいい流れをつくっていきたいと思っている。そこまでの調整を大切にして頑張っていきたい。


女子砲丸投 決勝

モーニングセッションでは、女子砲丸投が唯一の決勝種目として実施されました。2017年・2019年世界選手権優勝者で、今季世界リスト1位の20m39を投げて優勝候補の筆頭でこの大会に臨んでいた鞏立姣選手(中国)が、1回目に19m95をマークして首位でスタートすると、3回目に3cm伸ばす19m98を投げて前半を折り返しました。鞏選手は5回目に自身の今季世界最高記録を塗り替える20m53の自己新記録でさらに記録を伸ばすと、優勝が確定して臨んだ最終投てきでも20m58と再び自己記録を更新。優勝候補に上がりながら体調不良で4位に終わった前回リオ大会の雪辱を果たすとともに、5年前に実現できなかったこの種目での初の五輪金メダルを、母国にもたらしました。1回目から2番手につけ、5回目の試技で19m79をマークしたレーベン・ソーンダーズ(アメリカ)が銀メダル。また、2008年・2012年五輪2連覇を含めて2007年世界選手権以降世界大会6連勝の実績を持つ36歳のバレリー・アダムズ選手(オーストラリア)が19m62を投げて、この種目最年長での銅メダルを獲得しました。



3日目のイブニングセッションは、19時10分に、戸邉直人選手(JAL)が出場する男子走高跳決勝から競技が開始されます。日本勢は、戸邉選手のほか、100mハードルの寺田明日香選手(ジャパンクリエイト)が19時45分からの準決勝に出場。また、21時05分にスタートする男子400mハードル準決勝には、山内大夢選手(早稲田大学)が挑みます。
男子走高跳・女子三段跳とともに行われる決勝種目のなかでも、世界中の注目を集めているのは、予選からハイレベルな水準となっている男子100m。残念ながら日本勢の進出はならなかったものの、19時15分から準決勝が行われたのちに、最終種目として21時50分に決勝がスタートします。3連覇の偉業を成し遂げて引退したウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)の後を継ぐ王座を巡る戦いとともに、ファイナリストたちによるオリンピック史上最高水準のレースが期待できそうです。

大会に関する情報は、東京オリンピック特設サイト および日本陸連公式Twitterをご参照ください。


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト


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