新型コロナウイルス感染拡大防止のために、会見参加人数の制限や十分なスペースの確保など、万全の対策をとったうえで対面形式で行われた会見には、男子20kmで東京オリンピック代表に内定している高橋英輝選手(富士通)、同50kmで内定している川野将虎選手(東洋大学)のほか、男子20kmの補欠競技者に内定済みで、成都ユニバーシアードでメダル獲得を目指す古賀友太選手(明治大学)の3名が出席。ここまでの経過や現在の体調、レースに向けての思いなどを述べたのちに、メディアからの質問に応えました。各選手の主なコメントは以下の通りです。
【前日会見コメント(要旨)】

◎高橋英輝(富士通)
能美大会に向けては、2月の日本選手権(20km競歩;2位・1時間18分04秒)で出た課題と良かった点を踏まえて準備を進めてきた。明日のレースでは、自分自身の歩きとレース自体をしっかりコーディネートして、優勝を目指して頑張りたい。(1時間18分29秒で2位の成績だった)前回は、(五輪代表内定がかかった)選考レースという兼ね合いもあって、ラストは少し自重してしまった。今回のレースでは、そういった駆け引きの部分はなくなるので、そういった意味でも優勝を狙いたい。
日本選手権を終えて、改めて感じたことがある。それは、自分はオリンピックではメダルを目標にしていて、その力も自分にはあると思っているのだが、まだまだ細かい部分が詰めきれていないなと感じていて、その詰めの部分にアプローチしていくためには、やはり20kmのレースに出ないとわからない部分があるのだなということ。日本選手権では、警告・注意なしという結果で、課題のフォームについてもやりたいことはやれたが、でも、(オリンピックで)メダルを目指そうというのなら、より高いレベルで、そのフォームとスピードを両立させなければならない。そういった意味では課題が残ったし、そこに向けて少し変えた部分もある。まだ途中の段階ではあるが、能美大会ではその点を確認していけたらと思う。
具体的には、一定の速いペースでレースが進む10000mなどであれば、いい歩きができるのだが、20kmになるとペースの上げ下げがあり、より動きをコントロールする能力が求められるようになるということ。今の自分にはそのあたりがまだ不足している。オリンピックの20kmでメダルを目指すためには、レベルの高い選手と一緒に20kmのレースを歩くこと、そして、そのレースのなかで課題点などを改善していくことが、今の自分には合っているのかなと思っている。明日は、それも目的として、レースに臨みたい。

◎川野将虎(東洋大学)
自分は、この大会が大学4年間の集大成のレースとなる。酒井(俊幸)監督や(酒井)瑞穂コーチ、スタッフの方々や仲間など、4年間支えていただいた方々に、感謝の気持ちを体現するレースをしたい。
昨年の取り組みにおいて(トラックで実施される)10000m競歩(38分23秒95)、5000m競歩(18分28秒26)の自己ベストを更新することができたが、この大会に向けては、そのスピード強化したものを、50kmのレースにどう落とし込んでいくかとうことを大切にして、練習を積み重ねてきた。例えば、スタミナ練習のなかでもスピードを生かしたような練習をやるとか、そのときのフォーム、そのときの練習によって、どういったフィジカルが足りないか、あるいはどういった練習を行っていかなければいけないかということを、瑞穂コーチとその都度、確認し合いながら、臨機応変に練習していくことができた。そういう意味でも、今の状態というのは、この大会に向けても東京オリンピックに向けても、上がってきているという実感がある。
昨年は、コロナ禍でどうしても制限しなければならない部分はあったのだが、そのなかでも、瑞穂コーチが、制限がないときと同じように練習ができるような取り組みや環境づくりに尽力してくださった。そういう意味では自分はとても恵まれていると思う。また、練習だけでなく、こうしたコロナ禍の状況のなか能美大会が開かれるということも、今までは「当たり前」のように思っていたが、本当に多くの方々の支えがあってことなのだなと、改めて感じることができた。こうした経験は、自分自身にとっては、プラスになったなと思っている。

◎古賀友太(明治大学)
まず、このコロナ禍の状況下にも関わらず、大会を開催していただくことに感謝申し上げる。
ここまでの状況としては、特に大きな故障もなく、順調に練習を継続してくることができていて、実力を発揮することができれば、結果も自然についてくると考えている。ほかの選手(の存在も)も気になるところではあるが、自分のパフォーマンスを発揮することに注力していきたい。
先月の日本選手権(9位・1時間21分55秒)では、私自身、フォームに課題が残り、難しいところがあった。明日はユニバーシティーゲームズの選考もかかっているので、その代表権を獲得するために勝たなければいけないと思っているが、そのなかでフォームが乱れてしまっては、そこ(代表権獲得)も逃してしまうかもしれないし、また、自分自身もこの先、不安を持ったままレースをすることになってしまう。やはりフォームに一番こだわって、タイムというよりも、そこに意識を持っていきたいなと思っている。
日本選手権では、上半身も下半身も含めて動きが小さくなってしまっていたほか、接地や離地のタイミングもずれてしまった。練習ではできていた動きを試合で発揮することができず、(練習とは)かけ離れた動きになってしまった。能美大会に向けては、その点を踏まえてコーチと話し合いを重ねて、練習も見ていただいてきた。タイミングなどはまだ完全とまではいかないが、うまく(戻って)きているところである。練習でできていても、試合でできなければ意味がないので、明日、そこがきっちりできているかの確認を含めて、レースに臨みたい。
大会は、3月15日、石川県能美市に位置する根上文化会館前の1周1km周回コースで実施されます。コロナ禍の影響により、例年併催されているアジア選手権20kmは、昨年に続いて中止に。また、今回も国際競歩審判員を海外から招聘することがかなわず、日本陸連公認レースのみの位置づけとなるため、競技結果は日本記録の対象にはなるものの、国際大会の参加標準記録やワールドランキング、世界記録が公認されるレースの対象外となります。
大会の実施に当たっては、日本陸連で策定した「ロードレース開催についてのガイダンス」( https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202006/30_172327.pdf )に則って、細心の注意を払って行われますが、この影響により、会場周辺での応援を禁止とし、ファンの皆さまにも無観客開催へのご理解・ご協力をお願いしています。レースの模様は、日本陸連公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=Vh6ZMaBJE0g )において、午前8時50分(予定)より、ライブ配信しますので、ぜひ、オンライン上での熱い声援をお願いします。このほか、競技日程やエントリーリスト、配信スケジュールの詳細は、https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1518/ でご確認ください。
文・写真:児玉育美(JAAFメディアチーム)
8:50(予定)〜YouTubeにてライブ配信します!
※電波状況等により、配信が中断される可能性がございます。
その際は、新たなURLを日本陸連公式Twitterにてご連絡をさせていただきます。
予めご了承ください。
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