日本陸上競技連盟は11月12日、理事会をオンラインにより開催しました。
■来年の日本選手権は6月24~27日に大阪で U18・U16大会は愛媛で開催
2021年度の主要競技会の日程が承認されました。東京オリンピック代表選考の重要な競技会となる第105回日本選手権は、2021年6月下旬に大阪・ヤンマースタジアム長居で開催することは発表済みでしたが、日程が6月24~27日に決定しました。この日本選手権では、これまで秋に開催していたU20日本選手権も同時に開催します。
日本選手権10000mは5月3日に静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム(エコパスタジアム)で、同日の日本GPシリーズ静岡国際大会の終了後に開催することが決まりました。日本選手権50km競歩は4月11日に石川・輪島で、混成競技の日本選手権とU20日本選手権は6月12~13日に長野市営陸上競技場で、それぞれ行われます。
従来のU18日本選手権とU16対象のジュニアオリンピックを統合して新設される「JOCジュニアオリンピックカップ U18陸上競技大会、U16陸上競技大会」は、愛媛県総合運動公園陸上競技場(ニンジニアスタジアム)での開催が決定しました。日程は10月で調整中です。実施種目、出場資格等も検討中のため、詳細が決まり次第お知らせします。この大会では、日本選手権リレー競技も併せて開催します。
⇒第105回日本陸上競技選手権大会(2021年)開催日程・会場について
■ロードレースでネットタイムを活用できる範囲が広がります
公認道路競走競技会(ロードレース)で、これまでは参考的な扱いとなっていたネットタイム(各競技者がスタートラインを通過した時からフィニッシュまでの時間)に関する規定が一部改正され、ネットタイムを活用できる範囲が広がりました。
公認記録は今後もグロスタイム(スタートの号砲からフィニッシュまでの時間)のみが対象となるのは変わりませんが、ネットタイムも大会主催者の判断により、大会参加のための資格記録として扱ったり、エリートカテゴリー以外のランナーの順位決定に活用したりすることが可能となります。
■指導者があるべき道筋をまとめた「指導者養成指針」を策定しました
本連盟が求める陸上競技指導者のあり方をまとめた「指導者養成指針」が承認されました。陸上競技の指導はいかにあるべきか、指導者はどのように育てられるのか、といった道筋をまとめたものです。本連盟では今後、この指針に基づき、指導者資格制度の充実や、指導者の資質向上につながるさまざまな取り組みを進めてまいります。
本連盟は2018年に策定した「競技者育成指針」の中で、「一人でも多くの人が陸上競技を楽しみ、極め、また少しでも長く続け、そして関わることが望まれる」と記しました。そのような人を増やすためには、指導者の人数を増やし、質も向上させることが欠かせません。陸上競技を指導しておられる方、これから指導に携わろうと考えている方には、ぜひ読んでいただきたいと思います。
■7月からの3カ月で、全国各地で感染防止対策を講じて約800の競技会を実施
新型コロナウイルス感染症の影響による競技会の中止、延期から明けた2020年7月以降の、全国での競技会開催状況果が報告されました。
本連盟、全国47都道府県陸上競技協会、5つの協力団体(※)を対象に行った調査で回答があった47団体において、7月1日から10月4日までに787大会が開催され(うち無観客開催が529大会)、延べ57万名の競技者と約10万名の役員・審判員が参加。競技会終了後2週間以内の新型コロナウイルス感染者の報告は1件(1名)でした。すべての団体で、本連盟の「競技会再開に関するガイダンス」または各団体・大会で定めたガイダンスにより感染拡大防止策を講じていました。
本連盟の尾縣貢専務理事は、「陸上競技会における感染拡大のクラスターが発生しなかったことはよかった。各団体とも積極的に感染防止策を取り入れてくださったおかげ。今後も陸上界全体で慎重に感染防止に取り組んでいきたい」と説明しました。横川浩会長からも各団体の取り組みに対して感謝の言葉をお伝えしました。
「On your marks」陸上競技活動再開に向けた特設ページ
※協力団体=一般社団法人日本実業団陸上競技連合、公益社団法人日本学生陸上競技連合、公益財団法人全国高等学校体育連盟陸上競技専門部、公益財団法人日本中学校体育連盟陸上競技部、公益社団法人日本マスタ-ズ陸上競技連合
このほか、東京2020オリンピックのリレー種目の日本代表選手選考方針や、2021年の主要な国際競
技会の代表選手選考に関わる方針なども承認されました。
2020年度代表選手派遣大会選考要項
2021年度代表選手派遣大会選考要項
■来年の日本選手権は6月24~27日に大阪で U18・U16大会は愛媛で開催
2021年度の主要競技会の日程が承認されました。東京オリンピック代表選考の重要な競技会となる第105回日本選手権は、2021年6月下旬に大阪・ヤンマースタジアム長居で開催することは発表済みでしたが、日程が6月24~27日に決定しました。この日本選手権では、これまで秋に開催していたU20日本選手権も同時に開催します。
日本選手権10000mは5月3日に静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム(エコパスタジアム)で、同日の日本GPシリーズ静岡国際大会の終了後に開催することが決まりました。日本選手権50km競歩は4月11日に石川・輪島で、混成競技の日本選手権とU20日本選手権は6月12~13日に長野市営陸上競技場で、それぞれ行われます。
従来のU18日本選手権とU16対象のジュニアオリンピックを統合して新設される「JOCジュニアオリンピックカップ U18陸上競技大会、U16陸上競技大会」は、愛媛県総合運動公園陸上競技場(ニンジニアスタジアム)での開催が決定しました。日程は10月で調整中です。実施種目、出場資格等も検討中のため、詳細が決まり次第お知らせします。この大会では、日本選手権リレー競技も併せて開催します。
⇒第105回日本陸上競技選手権大会(2021年)開催日程・会場について
■ロードレースでネットタイムを活用できる範囲が広がります
公認道路競走競技会(ロードレース)で、これまでは参考的な扱いとなっていたネットタイム(各競技者がスタートラインを通過した時からフィニッシュまでの時間)に関する規定が一部改正され、ネットタイムを活用できる範囲が広がりました。
公認記録は今後もグロスタイム(スタートの号砲からフィニッシュまでの時間)のみが対象となるのは変わりませんが、ネットタイムも大会主催者の判断により、大会参加のための資格記録として扱ったり、エリートカテゴリー以外のランナーの順位決定に活用したりすることが可能となります。
■指導者があるべき道筋をまとめた「指導者養成指針」を策定しました
本連盟が求める陸上競技指導者のあり方をまとめた「指導者養成指針」が承認されました。陸上競技の指導はいかにあるべきか、指導者はどのように育てられるのか、といった道筋をまとめたものです。本連盟では今後、この指針に基づき、指導者資格制度の充実や、指導者の資質向上につながるさまざまな取り組みを進めてまいります。
本連盟は2018年に策定した「競技者育成指針」の中で、「一人でも多くの人が陸上競技を楽しみ、極め、また少しでも長く続け、そして関わることが望まれる」と記しました。そのような人を増やすためには、指導者の人数を増やし、質も向上させることが欠かせません。陸上競技を指導しておられる方、これから指導に携わろうと考えている方には、ぜひ読んでいただきたいと思います。
■7月からの3カ月で、全国各地で感染防止対策を講じて約800の競技会を実施
新型コロナウイルス感染症の影響による競技会の中止、延期から明けた2020年7月以降の、全国での競技会開催状況果が報告されました。
本連盟、全国47都道府県陸上競技協会、5つの協力団体(※)を対象に行った調査で回答があった47団体において、7月1日から10月4日までに787大会が開催され(うち無観客開催が529大会)、延べ57万名の競技者と約10万名の役員・審判員が参加。競技会終了後2週間以内の新型コロナウイルス感染者の報告は1件(1名)でした。すべての団体で、本連盟の「競技会再開に関するガイダンス」または各団体・大会で定めたガイダンスにより感染拡大防止策を講じていました。
本連盟の尾縣貢専務理事は、「陸上競技会における感染拡大のクラスターが発生しなかったことはよかった。各団体とも積極的に感染防止策を取り入れてくださったおかげ。今後も陸上界全体で慎重に感染防止に取り組んでいきたい」と説明しました。横川浩会長からも各団体の取り組みに対して感謝の言葉をお伝えしました。
「On your marks」陸上競技活動再開に向けた特設ページ
※協力団体=一般社団法人日本実業団陸上競技連合、公益社団法人日本学生陸上競技連合、公益財団法人全国高等学校体育連盟陸上競技専門部、公益財団法人日本中学校体育連盟陸上競技部、公益社団法人日本マスタ-ズ陸上競技連合
このほか、東京2020オリンピックのリレー種目の日本代表選手選考方針や、2021年の主要な国際競
技会の代表選手選考に関わる方針なども承認されました。
2020年度代表選手派遣大会選考要項
2021年度代表選手派遣大会選考要項
- 普及・育成・強化
- 理事会
- 日本選手権
- U18
- U16
- 第105回日本陸上競技選手権大会10000m
- 第105回日本陸上競技選手権大会混成競技
- 第105回日本陸上競技選手権大会
- 競技者育成指針
- 指導者養成指針
- On your marks
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