女子走幅跳 6m32(+0.5)
高良彩花(筑波大・兵庫)
大学に入って2年弱、伸び悩んだり練習がうまくいかなくて悩んだりした時期があったので、タイトルが取れたことがまず嬉しい。記録はあまり良くなかったけれど、いつも支えてくれる方々に本当に感謝の気持ちでいっぱいである。(9月の日本)インカレで(4位の結果に終わる)悔しい思いをした。そのときに嬉しい言葉もたくさんいただいたが、厳しい言葉もあった。そういう、うまくいかなくて悩んでいるときに、筑波大の(チームの)みんなやコーチがいつもそばにいてくれて、本当に自分は環境に恵まれているなと思った。今回の優勝は、自分一人でしたものではないということを、とても強く感じている。
最近、やっと自分の跳躍の形が決まってきて、まだ完成はしていないのだが、それが「まだまだやれる」という自信にもなっていて、今後にすごくワクワクしている。
(日本選手権2連覇を果たした)高校生のときは、3年間勢いで突っ走って、試合に勝って、勝つことが当たり前のような感じだった。それが、大学に入ってからは自分の動きを1つ1つ細かく考えるようになり、考えすぎて悩んだり逆に考えられなくて悩んだりと、陸上について考えることがすごく増えた。そして、それがすごく楽しくなってきて、今は、陸上がもっと好きになっている。今回は、そういう思いがあふれた大会になったなと思う。
2020/10/01 JAAFメディアチーム
■第104回日本陸上競技選手権大会
開催日:2020年10月1日(木)~10月3日(土)会場:デンカビッグスワンスタジアム
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https://www.jaaf.or.jp/jch/104/