2020.09.29(火)大会

【第104回日本選手権】展望:女子トラック編



【女子トラック】

◎短距離
・女子100m&200m

女子ショートスプリント(100m・200m)は、今季に入って著しい躍進を遂げる選手が出てきている。その筆頭となるのが、前回、200mを制した兒玉芽生(福岡大)だ。今季は、7月から8月上旬にかけて地元・九州で3戦こなしたのちに、8月23日のGGP100mに出場して、0.9mの向かい風のなか11秒62で優勝。昨年出した自己記録(11秒65)を2戦連続で上回った。このとき、兒玉は自己新での優勝にもかかわらず、「11秒4~5台を狙っていたので、記録は満足していない」と振り返っていたが、それは3週間後の日本インカレで見事に実証される形となった。100mの予選で11秒67(-1.2)、準決勝11秒51(+1.2)をマークすると、決勝では向かい風(0.2m)をものともせず日本歴代3位となる11秒35を叩き出し、2位の壹岐あいこ(立命館大)に0.3秒の差をつけ圧勝。200mでも23秒68(-0.8)の自己新記録で快勝し、2走を務めた4×100mR(44秒92=大学別での学生歴代3位)と合わせて3冠を獲得したのだ。
兒玉は、小学生のころから陸上競技に取り組んでおり、全国小学生では5年時と6年時に100mで連覇。臼杵西中時代にもジュニアオリンピックで優勝を経験しているほか、大分雄城台高3年の2017年にはインターハイと国体(少年A)を制するなど、年代別の全国大会では着実に実績を残してきた選手。福岡大に進んでからは、1年時の2018年のアジアジュニア100mで銅メダルを獲得。昨年は世界リレーの日本代表に選出され、4×200mRで3走を務めて1分34秒57(4位)の日本新記録樹立に貢献した。その後、現在の拠点となる福岡で開催された日本選手権200mに優勝。“日本一”の称号を手に入れている。ここまで飛び抜けた記録がなかったため、大きくスポットライトが当たることはなかったが、ここへ来て、その能力が大きく花開いたといえるだろう。
向かい風をものともしないパワーと、複数レースを消化できるタフさが魅力。日本選手権でも、同じ会場で行われた日本インカレの走りを再現できるようだと、200mを連覇してのスプリント2冠を達成する可能性は濃厚といえるだろう。100mでは日本記録保持者(11秒21)の福島千里(現セイコー)しか到達していない11秒2台への突入も期待できそうだ。
兒玉と同様に、いや、ある意味、兒玉以上に今季“大ブレイク”を果たしたといえるのが、同じ九州出身の鶴田玲美(南九州ファミリーマート)だ。鹿児島女子高から大東文化大に進んで、今年社会人1年目を迎えた選手だが、これまで全国優勝の経験はなく、昨年の日本学生個人選手権100m4位というのが最高成績。記録的にも昨年11秒台(11秒89)に突入したばかりだ。しかし、今季は7月末の東京選手権100m・200mを、ともに自己新(11秒81/-0.5)、24秒05/-0.8) で制して注目を集めると、GGPでは兒玉に次いで2位(11秒72、-0.9)でフィニッシュ。ANGでは予選で追い風参考(+2.9m)ながら11秒53をマークすると、決勝では11秒48(+1.1)まで自己記録を更新して快勝した。北麓では100mの第1レースと200mに出場して、200mで初の23秒台となる23秒81(-0.7)をマーク。100mに絞った全日本実業団も11秒79(-0.8)でタイトルを獲得する快進撃ぶりを見せているのだ。線が細いという声もあるが、しっかり鍛えられた身体つきで、終盤に強さを見せる。100mよりも、むしろ200mに適性がありそうだ。条件が整えば200mでもまだまだ記録を伸ばしてくるだろう。今季は勝負強さを感じさせるレースが多かったが、初挑戦となる日本選手権でも同様に力を発揮したい。
このほか、学生では、倉敷中央高2年の2016年に100m11秒57、200m23秒45(U20日本記録)をマークしている齋藤愛美(大阪成蹊大)が100mで11秒58(+1.5)をしており、復調の兆しを見せている。200mは23秒97(-0.5)が最高記録だが、日本選手権でタイムを上げてくる可能性は十分にある。大学2年の壹岐あいこ(立命館大)もANGで11秒62(+1.1)の自己新をマーク。姉・いちこ(ユティック)の自己記録11秒66を上回った。日本選手権での姉妹対決が注目される。日本インカレの100mで、齋藤に先着した前川梨花(日体大、3位)、三浦由奈(筑波大、4位)も、11秒58(+1.2)、11秒67(+1.1)で走っている。上位争いに食い込みたいところだろう。
昨年、高校生優勝を果たした御家瀬緑(住友電工)は、昨秋からの故障の影響に加えて、環境の変化等もあり、今季はやや苦しい立ち上がりとなっている。また、2012年ロンドンオリンピック代表で、昨年復活して2位の成績を残した土井杏南(JAL)は、肉離れに見舞われてGGPを欠場した。その回復具合が懸念される。高校生では、昨年、2年生ながら決勝に残った青山華依(大阪高、3位)と石堂陽奈(立命館慶祥高、8位)、が今年もエントリー。その動向にも注目したい。

・女子400m

女子400mは、昨年、数年の不調から復活して、3年ぶりにタイトルを獲得した青山聖佳(大阪成蹊AC)が、さらに充実を見せている。7月には日本歴代2位となる52秒38をマーク。2016年に出した自己記録(52秒85)を4年ぶりに更新した。その後、出場したGGP、ANG、全日本実業団は、タイムこそ53秒台にとどまっているが、きっちり優勝を果たしている。日本選手権では、2年連続3回目の優勝とともに、日本記録(51秒75)保持者の丹野麻美(ナチュリル、2008年)に続く日本人2人目の51秒台突入の期待がかかる。東京オリンピック参加標準記録は51秒35。これを目指していくためにも、踏んでおきたいステップといえるだろう。
今季、記録で青山に続くのは、GGPで53秒80をマークしている松本奈菜子(東邦銀行)。高校3年時に53秒59で走っている選手で、筑波大4年の2018年に53秒52まで更新した。女子マイルリレーのナショナルチームメンバーとして、青山とともにチームを引っ張ってきた存在で、そろそろ52秒台に迫る自己ベストが出てもおかしくない。
学生では、神奈川・相洋高3年の昨年、53秒31のU18日本新記録を樹立し、日本選手権でも2位に食い込む健闘を見せた髙島咲季(青山学院大)が、今回も青山に迫る一番手。日本インカレでは53秒84をマークして1年生優勝を果たしている。GGPで自身初の53秒台となる53秒97で青山・松本に続いた大島愛梨(中央大)は、リスト上位選手にどこまで迫れるか。また、日本体育大3年時の2018年に100m11秒53、200m23秒86、400m53秒27の自己記録を出している広沢真愛(東邦銀行)が、アキレス腱故障の影響による不調から復活の兆しを見せている。400mはGGP での54秒61がシーズンベストだが、200mでは24秒16(+1.8)マークしている。日本選手権は400mのみの出場だが、確実に記録を上げてくるだろう。このほか、2018年覇者の川田朱夏(東大阪大)は、2分02秒71(2018年)の自己記録を持つ800mとのダブルタイトル獲得を目標に据えている。800mの予選を走ったあとに、400m決勝に臨むことになる大会2日目が鍵となりそうだ。

 

 

◎中距離
・女子800m&1500m

昨年、800mと1500mで2冠を達成した卜部蘭(積水化学)が、2年連続でのダブルタイトル獲得に意欲を燃やしている。卜部は今年、7月15日のホクレンDCで4分14秒94のセカンドベストをマークすると、その3日後には3000mを大幅な自己ベストとなる9分06秒18で走り、7月末の東京選手権800mを2分05秒33で優勝した。8月23日のGGP1500mでは、4分11秒75の自己新をマークし、全日本実業団では800m(2分05秒26=シーズンベスト)・1500m(4分12秒44=セカンドベスト)で2冠を獲得している。 この推移をみる限り、卜部個人は変わりなく充実した成長を遂げているのだが、今季はそれを上回る躍進ぶりで、“待った”をかける存在が現れた。GGP1500mで4分05秒27の日本記録を樹立した田中希実(豊田自動織機TC)である。
田中は2018年U20世界選手権3000m金メダリストで、昨年は5000mでドーハ世界選手権に出場し、決勝に進出。当時日本歴代2位となる15分00秒01(14位)でフィニッシュし、東京オリンピック参加標準記録(15分10秒00)を突破している。今年は、初戦となった7月4日のホクレンDC第1戦1500mを当時日本歴代2位となる4分08秒68で走ると、同8日の第2戦には3000mで8分41秒35の日本新記録を樹立。7月12日に兵庫県選手権800mでは2分04秒66の自己新(ちなみに、このタイムは今季の日本リスト1位でもある) をマーク。その後、再びホクレンDCの転戦に戻り、5000mでもその時点での今季日本最高となる15分02秒62のセカンドベストで走るなど、快進撃を続けたのちに、GGPに臨んでいた。そのGGPでは、スタートしてすぐに先頭に立つと、単独でレースを引っ張り、最後まで追いすがった卜部を1200mで突き放した。ラスト1周を実に63秒でカバー、ここで卜部に5秒以上の差をつけてフィニッシュし、新しくなった国立競技場最初の日本記録樹立者となっている。
田中の強さは、先頭からレースを引っ張れることと、そのうえで最後にスピードを切り替えられることといえるだろう。9月12日に出場した地元の記録会の1500m(4分12秒81)では、残り1周を60秒4で回るキックを見せている。まさに男子選手並みといえる爆発力で、日本選手権でも披露してくれるか楽しみではあるが、卜部をはじめとする他選手からすれば脅威としかいいようがないだろう。田中は、日本選手権では、まだタイトルを獲得していない。今年は、12月に開催される5000mにも出場して、ここで東京オリンピックの内定を手に入れることを目指している。1500mとの2冠を狙えるうえでは、分離開催は有利に働くはずだ。
卜部のほうは、大会2日目に800mの予選を走ったあとで、1500mの決勝を迎えるタイムテーブルのなかで、どう田中に立ち向かうか。800mでは、昨年のこの大会の決勝で2分02秒74の自己新記録をマークしている。両種目で自己記録を更新するような果敢な走りを期待したい。

800mでは、400mのところで紹介した川田と、高校時代から彼女と火花を散らしてきた塩見綾乃(立命館大)が上位をうかがう。また、秋田大学で医学部に所属していた広田有紀が、今季から新潟アルビレックスRCの所属となった。今季はGGPでの2分06秒86がシーズンベストだが、地元の応援を追い風に、2018年の日本選手権でマークした自己記録2分04秒33に迫りたい。2017年に日本歴代2位となる2分00秒92の自己記録をマークして、2017年・2018年の日本選手権連覇を果たしている北村夢(エディオン)は、昨年10月の日本グランプリ新潟大会以来、レースに出場していない。同じ会場となるデンカビッグスワンスタジアムで、元気な姿を見せてほしいところだ。

1500mでは、GGPで4分13秒14をマークして3位に食い込んだ萩谷楓(エディオン)や全日本実業団で自己記録を10秒以上更新する4分14秒32で走った田崎優理(ヤマダ電機)の名前がないのが惜しまれる。学生陣では、優勝実績をもつ(2018年)髙松智美ムセンビ(名城大、DA修了生)が、日本インカレを制した験のいい会場で、2回目の選手権獲得にチャレンジする。

 

 

◎ハードル
・女子100mH

男子と同様に、これまでにない水準の高さとなっているのが、女子100mHだ。昨年は、競技に復帰した寺田明日香(パソナグループ)が日本人初の12秒台突入となる12秒97の日本新記録を樹立。ドーハ世界選手権にも出場を果たしているが、その寺田の復帰によって、種目全体が活性化した。福部真子(日本建設工業、13秒13)、青木益未(七十七銀行、13秒15)、田中佑美(立命館大、13秒18)、清山ちさと(いちご、13秒20)、鈴木美帆(長谷川体育施設、13秒21)といった面々が、日本歴代でも上位となる自己新記録をマーク。これに、ドーハアジア選手権で金メダルを獲得した第一人者の木村文子(エディオン、自己記録13秒03)や、13秒02の自己記録を持ち、世界選手権にも2回出場している紫村仁美(東邦銀行)も加わり、年間を通して高いレベルでの競い合いとなった。今年は、その流れに、さらに加速がかかっているといってもよいだろう。
今季屋外で日本リストトップに立つのは、日本記録保持者の寺田。屋外初戦となったGGPで13秒03(+0.3)をマークして優勝すると、その後、8月29日のANGで、予選12.92(+2.3)・決勝 12秒93(+2.1)と、ともに追風参考ながら12秒台で揃える走りを披露。まだ課題を残しているというなか安定した結果を残した。全日本実業団は100mに出場し、3位(11.93、-0.8)に食い込んでいる(予選は11秒83)。
この寺田を凌ごうかという勢いを見せているのが青木だ。屋外2戦目となったGGPで13秒09(+0.3)の自己新をマークして寺田に次ぎ2位になると、中5日空けて挑んだANGは、予選で風(+1.7)にも恵まれ13秒08の自己ベストを再び更新。決勝では、追い風参考記録(+2.1)ながら、“日本女子ハードル史上最速”の12秒87(従来の最速タイム:12秒88/+7.4、金沢イボンヌ、2000年)を叩き出し、12秒93でフィニッシュした寺田に先着する快走をみせたのだ。12月から対象期間が再開となる東京オリンピック参加標準記録は12秒84。突破の可能性がみえてくるレースとなった。
昨年、6回目の優勝を果たしている木村は、今季は休養年と位置づけて日本選手権もエントリーしていない。日本選手権では、頭一つ抜けだしている感のある寺田と青木が優勝争いを繰り広げることになるだろう。寺田が勝てば3連覇を達成した2010年以来10年ぶり4回目、青木が勝てば2018年に続く2年ぶり2回目の戴冠となる。7月に13秒13の自己新をマークし、ANGでは13秒03(+3.7)で走るなど好調を示したいた清山が、ANG後に故障に見舞われ、今季は治療とリハビリに専念することになった点が非常に惜しまれるが、ANG決勝(+2.1)で13秒12・13秒14をマークしている鈴木・紫村、追い風3.7mの参考記録ながら13秒29で走った小林歩未(筑波大、高校記録保持者13秒34、DA)。さらには日本インカレをU20日本歴代3位の13秒36(+0.6)で制したルーキーの島野真生(日本体育大)あたりにも勢いが感じられる。決勝進出ラインも13秒4台では確実とはいえない状態となるかもしれない。
大会記録は、2013年に紫村が100分の1秒差で木村の3連覇を阻んで初優勝を果たした際の13秒02。気象条件に恵まれ、複数選手が12秒台で競り合うようなレースが見られることを期待したい。

・女子400mH

女子400mHは、昨年は七種競技を得意とする伊藤明子(筑波大→セレスポ)が優勝。一昨年の大会を制した宇都宮絵莉(長谷川体育施設)も七種競技で日本歴代3位の5821点を持つ選手で、どちらも七種競技より先に400mHで日本一の称号を手に入れる形となった。今回、日本選手権混成と日本選手権との日程が近いため、両選手は混成競技には出場せずに、400mHにエントリー。ともに2回目の優勝を目指すが、伊藤はGGPでの58秒56が、宇都宮は全日本実業団を制した際の58秒12がシーズンベストにとどまっており、やや苦戦している印象を拭えない。
元気がいいのは学生陣で、なかでも早稲田大勢の層が厚い。前回3位の関本萌香(早稲田大)が、7月末の早稲田大記録会で56秒96をマークして、今季日本リスト1位に躍り出ると、8月23日のGGPは57秒51で優勝を果たした。その後、脚に違和感が出たため、日本インカレは大事をとって回避したが、日本選手権に照準を合わせているという。関本は、2016年に高校2年でインターハイに優勝しており、早稲田大1年の2018年にはアジアジュニア選手権、U20世界選手権にも出場した。昨年は57秒73、そして今年は56秒台と、着実な足どりで伸びてきている。早稲田大勢で関本に続くのは、4年生の小山佳奈。今季のシーズンベストは日本インカレ(2位)での57秒60だが、自己記録は昨年出した57秒45で、前回の日本選手権では伊藤に続いて2位でフィニッシュし、関本に先着した。シーズンベストでは2017年以降、毎年57秒台をマークしており、きっかけさえあれば、56秒台に突入できるレベルだろう。このほか、ルーキーで昨年のインターハイチャンピオンの津川瑠衣が、8月に57秒85の自己ベストをマーク。日本インカレでは、2度目の57秒台(57秒96)で3位に食い込んでいる。
日本インカレで、小山・津川を制して優勝を果たしたイブラヒム愛紗(札幌国際大)にも勢いが感じられる。磯子高時代は100m・200mをメインとしていたが、大学2年の2018年から400mHに取り組み始めた。昨シーズンは、木南記念優勝、日本学生個人選手権2位、日本選手権7位、日本インカレ2位という結果で、“全国区の選手”に。今季はGGPで関本に続いて2位となり、日本インカレでは初の57秒台となる57秒50(今季日本リスト2位)の自己新をマークして学生タイトルを獲得した。
日本記録保持者の久保倉里美(55秒34、2011年)をはじめとして、日本リストの上位が55秒台だった2008~2012年ごろと比較すると、近年は記録的に物足りなさを感じるのが正直なところ。東京オリンピック参加標準記録は55秒40。少しでも近づくために、複数の選手が56秒台で競り合うようなレースを期待したい。


※記録・競技会等の結果は9月24日時点のもの。欠場に関しては9月29日発表の情報を追記している。

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真:フォート・キシモト


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