2019.05.12(日)選手

【世界リレー横浜】北京五輪銀メダルセレモニー




2008年北京オリンピック4×100mRで、優勝したジャマイカがドーピング違反により失格が確定し、3位から2位に繰り上がった日本の銀メダルセレモニーが、5月12日、横浜市(神奈川県)の横浜国際総合競技場で開催中のIAAF世界リレーにおいて行われました。
大会最終日の競技開始前に行われたセレモニーには、北京オリンピック男子4×100mRメンバーの塚原直貴(富士通)、末續慎吾(EAGLE RUN、当時ミズノ)、髙平慎士(富士通)、朝原宣治(大阪ガス)の4氏全員が出席。観客からの温かな拍手が寄せられるなか、国際陸上競技連盟のセバスチャン・コー会長から、各氏に銀メダルが授与されました。
このセレモニーに先立ち、リレーメンバー4氏は、尾縣貢日本陸連専務理事とともに記者会見に臨みました。各氏の主なコメントは以下の通りです。



◎尾縣 貢(日本陸連専務理事)
日本は、2008年北京オリンピック男子4×100mRで、見事銅メダルを獲得した。しかしながら、昨年、ジャマイカチームの1名のドーピング違反が確定して、順位の取り消しと日本チームの繰り上げ銀メダルが決まった。
私たちは、この銀メダルという快挙をまず素直に喜びたいと思う。そして、この快挙を成し遂げた4名に敬意を表するとともに、心から誇りに思う。
しかしながら、1名の違反者のためにチームが失格となったジャマイカチームに対しては、つらい思いがある。また、これによって順位が変動したことにタイしても、複雑な心境がある。
この機に、私たちはスポーツの舞台からドーピングがなくなり、そして本当に健全な競争が行われることを切に願っている。
アンチドーピングの強い思いを持っているこの4名にも協力をしていただきながら、日本陸連は今後、アンチドーピング活動を強く推進していきたい。

◎朝原宣治(大阪ガス)
世界リレーという日本で初めて行われる世界大会の場で、銀メダル授与式を行っていただけることに対して非常に感謝の思いでいる。それとともに、今日から銀メダリストとして生きていくという、そういう気持ちで今は嬉しく思っている。
尾縣専務もおっしゃったように、銀メダルに昇格するということは私たちにとって喜ばしいことで、素直に嬉しいと受け止める一方で、(アンチ)ドーピングというルールをしっかり守るスポーツの基本的なところを大切にしたスポーツ界、これから違反者がなくなるような、そういうスポーツ界になっていってくれることを切に願っている。

◎末續慎吾(EAGLE RUN)
いろいろな経緯があったが、こういう世界リレーという場で銀メダルの授与式を開いていただけるということにまず感謝するとともに、自分自身が銅メダルから銀メダルに変わったことを、いろいろな意味で…単純な感情ではないのだが、そういう複雑な感情も含めて、これから銀メダリストとして生きていくことになる。過去11年、銅メダリストとしての自分の在り方で生きてきたので、(自分の在り方は)変わらずに、これから1年1年、銀メダリストになっていければと思う。

◎髙平慎士(富士通)
私たちの結果によって、このようにセレモニーを開いていただけることを大変感謝申し上げるとともに、(メダル獲得という)身の引き締まる思いを11年ぶりにすることになったこと、また、2008年のときは、このメンバーでずっと過ごしてきたが、今は、年に数回会えるかどうかとくらい、互いに忙しいなか、こうやって集まることができたことを、本当に嬉しく思っている。
今日は、齋藤くん(齋藤仁志、北京オリンピックで補欠としてチームを支えた)も会場に来てくださっていると聞いている。どこかで見てくれるのかなと思う。私たちだけの結果と捉えられがちだが、そういったサブのメンバーであったり、日本代表をしているスタッフであったり、すべての人に改めて感謝申し上げたいというのが、このセレモニーで一番伝えたいこと。セレモニーでは、そういったことが伝わるような振る舞いをしたいと思っている。

◎塚原直貴(富士通)
改めて、この場をお借りして、4人が集う機会をいただいたこと、そして、銀メダルということでセレモニーを執り行っていただけるこの環境を感謝申し上げたい。
僕らしさということでお答えするのであれば、4人のメンバーのなかで最年少だった当時もそうだったが、10年、11年経った今も茶化したりするところはあるのだが、真のメダリストという意味では、また新たな人生を築き上げていかなければいけない。この11年積み上げてきたものを、さらに昇華させていきたいなと思っている。
いろいろな方々の競技観とか(に触れてきたことや)、アンカーであった朝原さんの思いをつないで現役を続行した経緯もあったので、この4人が揃ったということが僕は本当に嬉しくて、ここで個人個人の話が聞けるということが、1つ実を結んだような感じがしている。
ここに来るまではそんなでもないかなと思っていたが、いざセレモニーとなると緊張感が高まってきている。緊張感を持って、セバスチャン・コー会長を(メダルセレモニーで)目の前にしたい。

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