5月20日に開催される国際陸上競技連盟(IAAF)ワールドチャレンジ第2戦「セイコーゴールデングランプリ陸上2018大阪」の前日記者会見が、5月20日午後、大会会場のヤンマースタジアム長居にて行われました。
会見は、トラック種目、フィールド種目、パラリンピック種目の3部に分けて行われ、国内外の招待選手全13名が出席。現在の自身の状況や翌日の大会への抱負を語りました。
各選手の主なコメントを、ご紹介します。
【第1部:トラック種目】
・ジャスティン・ガトリン(アメリカ) *エントリー:男子100m、男子4×100mR
コンディションはとてもよく、準備は万端であると感じている。毎年、(この大会に出場するために)日本に戻ってくるのが恒例となっているので、素晴らしい対戦相手と一緒に、素晴らしい競走をして、互いを高められるようになればいいと思っている。明日のレースでは、素晴らしい走りをするというのはもちろんだが、まず、スタートの出だしをきちんとすること、そして、トップスピードに乗って力強いフィニッシュを目指したい。
・桐生祥秀(日本生命) *エントリー:男子100m、男子4×100mR
たくさんの素晴らしい選手と走れることがすごく楽しみ。また、100mでは、明日が国内初戦となるので、いい感じの走りをして次に生かせるよう、しっかり走りたいと思っている。(先週行われた)上海ダイヤモンドリーグでは、中間疾走まではいい走りができた。この1週間は、中盤から後半の伸びの部分を、練習で意識してきたので、明日はそこを試したいと思っている。
・山縣亮太(セイコー) *エントリー:男子100m、男子4×100mR
今シーズンはこれで3試合目。状態は徐々に上がってきている。明日は、本当にいいメンバーが揃うなかで走ることのできるめったにない機会。ベストを尽くして、優勝を目指して頑張りたい。最近は、ずっとスタートをテーマにしていた。明日は、スタートからレースをつくるということをテーマに頑張りたい。
・多田修平(関西学院大学) *エントリー:男子100m、男子4×100mR
とてもレベルの高いメンバーとなった。(自分の)調子自体も徐々に上がってきているし、このなかで勝つことができればタイムもついてくると思う。勝ちにこだわってレースをしていきたい。今季は、国内ではあまりいいスタートを切れた試合がない。明日は、いいスタートを切って、中盤から良い流れがつくれるような走りができたらと思っている。
・ケンブリッジ飛鳥(Nike) *エントリー:男子100m、男子4×100mR
調子は徐々によくなってきているので、明日は今出せる最高のパフォーマンスをできたらいいなと思っている。レースでは、スタートからトップスピードに乗るまでの部分で気持ちよく加速に乗って、ラストでしっかりと自分の持ち味を出していければいいなと思う。
・キャンデース・ヒル(アメリカ) *エントリー:女子100m
コンディションはとても良く、明日のレースをとても楽しみにしている。国際大会としては今季最初の試合となるので、とにかくスムーズな走りを見せたい。もともとスタートは、普段からあまりうまく出られないことが多いのだが、持ち前のスピードを、力強いフィニッシュにつなげることができたらと思う。
・福島千里(セイコー) *エントリー:女子100m、4×100mR
今シーズンは、レースを重ねるたびに感覚が良くなってきている。この大会も、今シーズンで一番いいレースができるように頑張りたい。テーマにしているのは、スタートブロックからの加速の部分。織田記念でうまくできなかったところだが、静岡国際を経て、明日、それができたらいいなと思っている。何よりも、最終的に100mのゴールで「(いい走りができて)よかった」と思えるレースをしたい。【第2部:フィールド種目】
・パベウ・ファイデク(ポーランド) *エントリー種目:男子ハンマー投
今朝、(日本に)到着したばかりということもあって、非常に疲れが残っている。今晩しっかりと睡眠をとって、明日はいい結果を残したい。レベルの高い選手が多く集まっているので、よい天気になってくれれば…。できたら80mを超える記録を狙いたい。今年は、膝のケガが影響して、100%のトレーニングが積めていない状況だが、先週くらいから徐々に良くなり、ハンマーも飛ぶようになっている。どんな1年になるか自分でもわからないが、84mを超えるパーソナルベスト(現在の自己記録は83m93=2015年)をマークできたらいいなと思っている。
・荻田大樹(ミズノ) *エントリー種目:男子棒高跳
このゴールデングランプリは、IAAFのワールドチャレンジということもあり、世界でもトップ選手が集まる試合。例年、選手のレベルがすごく高いので、世界で戦うために必要な1つのステップとして、すごく大事に思っている。去年は優勝しているが、簡単に勝つことは難しい大会。明日は、自己ベストの5m70を上回るような最高のパフォーマンスを目指し、そのなかで優勝を狙っていきたい。
・橋岡優輝(日本大学) *エントリー種目:男子走幅跳
初戦の織田記念に比べると、コンディションは上がってきている状態。(織田記念の段階では)昨年、ケガをした影響で、試合に対する恐怖心があったのだが、その後のトレーニングで徐々に自分の使いたい筋肉を使えるようになり、記録が狙えそうになってきている。また、今年の走幅跳は、オープン種目だった去年と異なり、IAAFワールドチャレンジ種目として実施されるので、強い選手が出場するなかで自分の力を発揮して、しっかり戦えたらと思っている。【第3部:パラリンピック種目】
・ジャリッド・ウォーレス(アメリカ) *エントリー:パラリンピック種目男子100mT64
今年も(この大会に)お呼びいただいて大変感謝している。今回で3度目か4度目の出場となるが、この大会が、毎年、国際シーズンを始める第1戦となっている。(長居は)トラックの評判がよく、いいタイムが出る競技場と聞いているので、とても楽しみにしている。トレーニングに関していえば、今までで一番いい状態にあるように思っている。今年は、アメリカではチャンピオンシップがなく、どちらかというとオフのような1年になるのだが、そのおかげで練習を楽しくやっている。その成果をうまく出せたらと思う。
・佐藤圭太(トヨタ自動車) *エントリー:パラリンピック種目男子100mT64
まず、今年もセイコーゴールデングランプリでパラレースを実施していただくことに感謝を申し上げたい。長居でのレースは今年初めてとなるが、パラリンピックのレースでこの長居を使うことは多く、僕が初めて出た大きな大会もこの長居だった。多くのメディアの方に来ていただき、明日も大勢の観客の方が集まるなかで走ることができるのは、僕が(競技を)始めたころを考えると想像がつかないことだったので感慨深いものがある。だからこそ、明日も自分のできるパフォーマンスをしっかりして、パラリンピックというものを知っていただく機会にしたい。
・山本 篤(新日本住設) *エントリー:パラリンピック種目男子走幅跳T63
(平昌五輪代表にもなったスノーボード競技に取り組む)冬のシーズンから夏のシーズンに変わり、全力で練習できるようになって約1カ月くらいだが、先週、腰を痛め、走幅跳のシーズン初戦の大会であまり跳ぶことができなかった。今週になって、やっと走れるようになったので、明日は、どこまでできるかを試す状況となると思う。今日、練習した感じでは、良い感触があり、腰の痛みもあまりかったので、明日はいい状態でしっかり跳びたい。文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
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