2017.08.12(土)選手

第16回世界陸上競技選手権大会 <男女競歩事前会見>


 大会最終日となる8月13日に実施される男女競歩日本代表の記者会見が、8月11夕刻、アシックスハウスにおいて行われました。競歩担当の今村文男コーチ(強化委員会男女競歩オリンピック強化コーチ)のほか、出場する全7選手を代表して、男子50km代表の荒井広宙選手(自衛隊体育学校)、20km代表の松永大介選手(富士通)、女子20km代表の岡田久美子選手(ビックカメラ)が登壇しました。今村コーチおよび各選手のコメントは以下の通りです。
 男女競歩は、8月13日にすべて行われます。会場は、バッキンガム宮殿前の大通り「ザ・マル」に設置される1周2kmの周回コース。男子50kmが7時45分(日本時間15:45分)に、女子20kmが12時20分(日本時間20時20分)に、男子20kmは14時20分(同22時20分)に、それぞれスタートします。


【コーチ、選手コメント】
◎今村文男日本選手団競歩担当コーチ(強化委員会男女競歩オリンピック強化コーチ)
「我々は、8月1日に出国し、2012年ロンドン五輪のときと同様、セントメアリーズ大学で調整合宿を行ってきた。全体としては非常にいい状態で、今大会を迎えている。
 当日は、気温が20℃近くになることが予測されている。また、ここに来るまでのロンドンでの調整期間は寒冷であったり日中の気温が高くなったりと、コンディションを整えるのが非常に難しい状況だったことなどの不安要素はあるが、そのなかでも準備としては入賞またはメダルを目標にできる状況にあるのかなと思っている。私自身も、不安と期待50%50%というところ。非常に落ちついた状況で、明後日のレースを戦う気持ち、身体の準備ができている。支援スタッフも戦闘モードができている。こんな布陣で13日を迎えたい。」 

◎松永大介選手(富士通)男子20km競歩
「8月1日に、(ロンドンに)入って事前合宿を行ってきた。状態としては非常にいい状態。上位を狙えるんじゃないかという状態でここまで来られている。
 20km競歩は、その日の調子が結果を大きく左右する種目だと思っている。まずは自分自身のコンディションをしっかり合わせて上位をうかがっていけるように頑張りたい。
 ロンドンの気候は、涼しいというよりは寒いという感じ。それがレースにどう影響するか。涼しければなるのど高速レースになることが予想される。そこは競技してみないとわからないが、ただ、この涼しさが自分にとっての悪条件にならなければいいなと思う。
 この大会には、経験するためではなく、勝ちに来たつもり。自分のパフォーマンスの100%を発揮するつもりで来ている。ただでは終わらないぞという思いで競技に臨みたい。その結果として、今後につなげられる歩きができればいいなと思う。まずはこの1戦に集中していきたい。」

◎岡田久美子選手(ビックカメラ)女子20km競歩
「大会に向けての準備は、非常に順調に取り組んできた。目標は自己ベストの更新。自己ベストを更新できれば入賞も見えてくる。そこをしっかり意識して、当日戦いたい。
 松永くんも述べたように、天気やコンディションによって、大きくレース展開が変わってくると思う。当日まで、しっかり自分のコンディションを整えて、集中して取り組みたい。今回の気候は、(これまで出場した)2015年北京世界選手権や2016年のリオ五輪と比べても涼しく、レースもしやすいのではないかと考えている。ハイペースになると予想しているが、落ち着いてレースしたい。
 2020年東京五輪に向けて、まず1年1年が勝負。2015年北京世界選手権は25位、昨年のリオ五輪は16位と、少しずつだが成長を実感しているので、この大会でも上位に行けるよう結果を出したい。」

◎荒井広宙選手(自衛隊体育学校)男子50km競歩
「ここまで、計画してきた練習はすべて順調にやってくることができた。コンディション的にも僕の感覚としてはいい状態なのかなと思っている。ただ、スタートしてみないと自分の状態はわからない。レースまで気を抜かず、万全の状態でスタートできるようにしたい。また、今回の会場は、5年前にロンドン五輪が行われたが、私は出場することができなかったこともあり、すごく思い入れのある場所。その地で行われる世界選手権に出場できることに感謝して、自分の力を精一杯出しきって、ゴールしたときに“やりきったな”と思えるレースをしたい。
 今回の気候は、今まで出場してきた国際大会のなかでも一番涼しいのではないかと思う。でも、暑い涼しいはあっても、結果的にはその日一番調子のいい人が勝つ。気象条件は気にせず、自分の力を出し切りたい。
 東京五輪に向けては、自分としてはまず、(そこに至る)1年1年のなかでしっかり結果を出していきたいという気持ちがある。今回の世界選手権でも、リオ五輪と同じように、メダルが狙っていけるような、そんなレースができたらいいと思う。」


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト

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