2022.06.10(金)

【記録と数字で楽しむ第106回日本選手権】女子5000m:熾烈なオレゴン行きの切符争い。14分台の廣中、萩谷、田中、続く木村、佐藤。日本選手権史上初の14分台にも期待

6月9日~12日に大阪・ヤンマースタジアム長居で行われる「第106回日本選手権」の見どころや楽しみ方を『記録と数字』の視点から紹介する。

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・第106回日本選手権 エントリーリスト

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・第106回日本選手権 TV&ライブ配信情報
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・オレゴン 2022 世界選手権 トラック&フィールド種目日本代表選手選考要項

https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202112/16_191504.pdf





【女子5000m】

・決勝/6月12日(日)17:35



熾烈なオレゴン行きの切符争い。14分台の廣中、萩谷、田中、続く木村、佐藤。日本選手権史上初の14分台にも期待

主な記録一覧(2022年6月8日現在)

・世界記録14分06秒62
・アジア記録14分28秒09
・日本記録14分52秒84
・U20日本記録15分05秒40
・学生記録
・日本人学生最高15分13秒09
15分17秒53
・大会記録15分05秒07
・今季世界最高14分12秒98
・今季アジア最高14分45秒69
・今季日本最高15分23秒30
・‘22オレゴン世界選手権参加標準記録15分10秒0
オレゴン世界選手権参加標準記録は昨年中に5人が突破済。記録順に14分52秒84の廣中璃梨佳(JP日本郵政G)、14分59秒36の萩谷楓(エディオン)、14分59秒93の田中希実(豊田自動織機)、15分02秒48の木村友香(資生堂)、15分08秒72の佐藤早也伽(積水化学)の5人だ。この5人は3位以内に入れば、世界選手権代表に内定するため、必ずしも記録を狙う必要はない。

順位の確保に徹すると、好記録は望めなくなるが、大会記録更新、日本選手権史上初の14分台、日本記録更新にも果敢にチャレンジしてほしい。10000m代表に内定している五島莉乃(資生堂)や今季日本最高で走っている山本有真(名城大)らがこの種目で代表入りを果たすためには、順位+標準記録突破が必要となる。15分10秒切りを狙う走りを見せるか。山本は参加標準突破と併せて、学生記録更新もターゲットとなる。


過去10年の優勝者(所属は当時のもの)

記録選手所属優勝回数
2012年15分17秒92新谷仁美ユニバーサル
2013年15分21秒73尾西美咲積水化学
2014年15分32秒74尾西美咲積水化学2回目
2015年15分18秒77尾西美咲積水化学3回目
2016年15分19秒37尾西美咲積水化学4回目
2017年15分19秒87鍋島莉奈JP日本郵政G
2018年15分30秒93鍋島莉奈JP日本郵政G2回目
2019年15分22秒53木村友香資生堂
2020年15分05秒65田中希実豊田自動織機TC
2021年15分05秒69廣中璃梨佳JP日本郵政G
尾西の4連覇、鍋島の連覇以降は、若手の成長が著しく、群雄割拠の様相。1999年生まれの田中、2000年生まれの廣中、萩谷が中心となるハイレベルなレースが一昨年、昨年と続いた。


資格記録順(資格記録有効期間2021年1月1日~2022年5月22日)

資格記録選手所属自己記録
14分52秒84廣中璃梨佳JP日本郵政G14分52秒84
14分59秒36萩谷楓エディオン14分59秒36
14分59秒93田中希実豊田自動織機14分59秒93
15分02秒48木村友香資生堂15分02秒48
15分08秒72佐藤早也伽積水化学15分08秒72
15分19秒58五島莉乃資生堂15分19秒58
15分21秒42森智香子積水化学15分21秒42
15分23秒30山本有真名城大15分23秒30
15分27秒13川口桃佳豊田自動織機15分24秒24
上位7人の記録は全て2021年に出されたもの。日本新を出した廣中を筆頭に萩谷、田中が14分台。同一年で日本人3人以上が14分台をマークしたのは史上初。同一年で日本人4人以上が15分05秒未満で走ったのも史上初。同一年で日本人5人以上が15分10秒未満で走ったのは2020年に次いで2度目。過去一のハイレベルな一年であり、ハイレベルの中心となった選手が今大会に挙って出場する。


2022年記録順(2022年6月8日現在)

記録選手所属
15分23秒30山本有真名城大
15分23秒87田中希実豊田自動織機
15分29秒78川口桃佳豊田自動織機
15分30秒80五島莉乃資生堂
今季リストトップは、ゴールデンゲームズinのべおかで日本人学生歴代4位、東海学生新の15分23秒30をマークした山本。山本の記録は学生記録まであと10秒21、日本人学生最高まであと5秒77の好記録。昨年14分台で走っている田中と萩谷は、織田記念で出した15分23秒87と15分38秒67が今季自己最高で、廣中は今季5000mの出場はない。



資格記録上位選手の日本選手権5000m入賞歴

選手‘17‘18‘19‘20‘21
廣中璃梨佳  321
萩谷楓   34
田中希実 2413
木村友香7 1 6
佐藤早也伽  5 8
五島莉乃   87
川口桃佳   5 
3年連続3位以内の廣中、4年連続入賞の田中、2年連続上位入賞の萩谷。実績を見ても、この3人がやはり今大会の「3強」と言えよう。


日本選手権決勝における「順位別最高記録」

順位記録
1位15分05秒072004年
2位15分07秒112020年
3位15分16秒272008年
4位15分19秒292008年
5位15分21秒122008年
6位15分24秒612020年
7位15分25秒142020年
8位15分28秒552004年
1位から8位までレベルの高い記録が並んでいるが、今大会の実力拮抗のメンバーを見れば、レース展開次第で全て更新されたとしてもおかしくはない。

なお、2004年、2008年、2020年の記録が8位までの順位別最高記録を占めているが、この3大会がいかにレベルが高かったかは、次の「日本選手権において日本人複数選手が15分20秒以内を出したレース」をまとめた一覧からも分かる。

3人以上が15分20秒以内で走ったのは2004年が初。4人以上が15分20秒以内で走ったのは2008年が初。日本人2人が15分10秒以内で走ったのは2020年が初。これら3大会を上回る好レースを期待したい。


日本選手権において日本人複数選手が15分20秒以内を出したレース一覧

順位記録選手
1995年1位15分14秒77八嶋あつみ
 2位15分17秒53木村泰子
2003年1位15分12秒76小崎まり
 2位15分15秒16小鳥田貴子
2004年1位15分05秒07福士加代子
 2位15分14秒98小崎まり
 3位15分18秒88橋本歩
2008年1位15分11秒97小林祐梨子
 2位15分13秒96赤羽有紀子
 3位15分16秒27福士加代子
 4位15分19秒29渋井陽子
2020年1位15分05秒65田中希実
 2位15分07秒11廣中璃梨佳
 3位15分19秒41萩谷楓



JAAFメディアチーム
写真提供:フォート・キシモト



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1500m以上のレースのスタートラインは、曲線となっています。スタート後、決められたレーンを走る必要なくオープンになるので、外側の選手が不利にならないためです。 1000mを超えるレースで出場選手が多い場合には、転倒などを防止する目的で、2つのグループにわかれた2段階スタートが認められています。競技者のおよそ2/3を第1グループ、残りを第2グループとし、第1グループは通常のスタートラインから、第2グループはトラックの外側に別に用意された二つに分けられた外側のスタートラインからそれぞれスタートし、最初の曲走路が終わった地点で合流します。


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