2021.06.24(木)
【第105回日本選手権】男子走高跳優勝 戸邉直人(JAL・東京)コメント

男子 走高跳 優勝 2m30
戸邉直人(JAL・東京)
オリンピック参加標準記録の2m33を狙っていたので、記録的には、ちょっと残念という部分もあるが、まずはここで優勝するということが大事だったので、その点はよかったかなと思う。今日は、すごく体調がよくて、序盤の練習の時点では、日本記録(2m35)…自己ベストも狙っていけるかなという感じだった。しかし、実際に試合が始まると、風が回ってしまうコンディションとなり、それにうまく合わせるのが難しいという跳躍になった。(風は)向かっているときもあれば追っているときもあって…という感じだったので、その風に合わせて技術を変えなければならなかった。その点が難しく、それもあって、低い高さ(のクリア)でちょっと手こずってしまった。
(跳べば優勝の状態で臨んだ2m30に成功した瞬間は? の問いに)「跳べば勝ちが決まる」という試技はそうあることではないので、すごく気合いが入った。そのなかで技術的にうまくまとめられて、跳ぶことができたというのは、一つ、ここまでの練習の成果、といえるのではないかと思う。
(ワールドランキングでの出場がほぼ確実な状況になっているオリンピックにどう向かうかとの問いに)この日本選手権に向けては、5月9日のReadySteadyTokyo(※2m30でムタズ・エッサ・バルシム選手と同記録優勝)から試合には出ずに、オリンピック本番に向けて、しっかりとトレーニングを積んできた。その通過点というか、オリンピック本番に向けたステップとして、この試合に臨んでいたので、ここからまだまだ調子を上げていける。オリンピックでしっかりと自分の力を出せるように準備をしていきたい。
2021/6/24 JAAFメディアチーム
■第105回日本陸上競技選手権大会
開催日:2021年6月24日(木)~6月27日(日)会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
▼第105回日本陸上競技選手権大会特設サイトはこちら
https://www.jaaf.or.jp/jch/105/