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2022.07.21(木)

【記録と数字で楽しむオレゴン世界選手権】男子やり投:ディーンと小椋にとって、10年前と3年前のリベンジマッチ

7月15日(金)から7月24日(日)の10日間(日本時間では16日~25日)、アメリカ・オレゴン州ユージーンのヘイワード・フィールドを舞台に「オレゴン2022世界陸上競技選手権大会」が開催される。

日本からは、67人(男子41・女26)の代表選手が出場し世界のライバル達と競い合う。

現地に赴く方は少ないだろうがテレビやネットでのライブ中継で観戦する方の「お供」に日本人選手が出場する30種目に関して、「記録と数字で楽しむオレゴン世界選手権」をお届けする。

なお、これまでにこの日本陸連HPで各種競技会の「記録と数字で楽しむ・・・」をお届けしてきたが、過去に紹介したことがある拙稿と同じ内容のデータも含むが、可能な限りで最新のものに更新した。また、記事の中では五輪についても「世界大会」ということで、そのデータも紹介した。

記録は原則として7月7日判明分。
現役選手の敬称は略させていただいた。

日本人選手の記録や数字に関する内容が中心で、優勝やメダルを争いそうな外国人選手についての展望的な内容には一部を除いてあまりふれていない。日本人の出場しない各種目の展望などは、陸上専門二誌の8月号別冊付録の「世界選手権観戦ガイド」やネットにアップされるであろう各種メディアの「展望記事」などをご覧頂きたい。

大会期間中は、日本陸連のSNSで、記録や各種のデータを可能な範囲で随時発信する予定なので、そちらも「観戦のお供」にしていただければ幸いである。

現地と日本の時差は、16時間。マラソンと35km競歩以外の種目は、日本時間の深夜2時頃から昼頃まで競技が行われる。睡眠不足にどうぞご注意を!


(実施日時は、日本時間。カッコ内は現地時間)




男子やり投

・予選 7月22日 A組09:05(21日17:05)ディーン元気/B組10:35(21日18:35)小椋健司
・決勝 7月24日 10:35(23日18:35)


ディーンと小椋にとって、10年前と3年前のリベンジマッチ

参加標準記録の85m00を適用期間内(21年6月28日~22年6月26日)には誰も突破できなかったが、1国3人以内でカウントしたワールドランキングで、ディーン元気(ミズノ/エントリー記録82m18・自己ベスト84m28=12年)が20位、小椋健司(栃木スポ協/エントリー記録80m25・自己ベスト81m63=21年)が31位で、32人の出場枠に入ってオレゴン行きの切符を獲得した。ともに初出場だが、ディーンは12年ロンドン五輪代表だったので10年ぶりの世界大会である。

ロンドン五輪でのディーンは、予選通過標準記録の82m00をクリアする82m07を2投目に投げ決勝進出(B組3位=当初は4位だったが、後に上位の選手がドーピングで失格し繰り上がり。2組トータルで当初7位、繰り上がり後6位)。決勝では2投目の79m95で9位(当初は10位だったが、後に2位の選手がドーピングで失格し繰り上がり)。繰り上がり前の8位との差は1m26、繰り上がり後のそれは27cm差だった。予選の82m07を再現できていれば当初なら7位(繰り上がり後6位)だっただけに悔しさの残る五輪となった。

もうひとりの小椋も前回のドーハの選考では、ターゲットナンバーに3人及ばないワールドランキング35位でこれまた口惜しい思いをした。

2人にとっては、10年前と3年前の悔しさを晴らすリベンジとなるのがオレゴンの舞台だ。


◆世界選手権&五輪での入賞者と日本人最高記録

1984年五輪5位81.98吉田雅美(和歌山県教委)=旧規格のやり
1987年6位80.24溝口和洋(ゴールドウイン)
2009年3位82.97村上幸史(スズキ浜松AC)

なお、「6位まで入賞」だった時代に、現在ならば入賞の「8位」になった選手がいる。1932年ロス五輪の住吉耕作(早大)だ。

日本人最高記録は、

世界選手権が、
84.66 新井涼平(スズキ浜松AC)2015年 予選A組1位

五輪が、
84.16 新井涼平(スズキ浜松AC)2016年 予選B組3位


◆1987年以降の世界選手権&五輪での1・3・8位と予選落選最高記録

やりの規格が現在のものとなった1987年以降の世界選手権&五輪の1・3・8位の記録と決勝に進むことができなかった最高記録は以下の通り。

1位3位8位予選落最高
198783.5481.2878.4077.46
1988五輪84.2883.2678.3078.92
199190.8287.0878.5878.94
1992五輪89.6683.3877.7479.12
199385.9882.9678.0077.98
199589.5886.0880.7678.94
1996五輪88.1686.9883.5879.78
199788.4086.6482.8079.38
199989.5287.6783.8480.89
2000五輪90.1788.6783.3382.12
200192.8089.9582.8281.66
200385.4484.7480.3477.06
2004五輪86.5084.8483.0180.07
200587.1783.5477.5676.71
200790.3386.2182.1079.62
2008五輪90.5786.1682.0679.33
200989.5982.9781.3278.68
201186.2784.3081.8180.88
2012五輪84.5883.3480.2280.19
201387.1786.2380.0380.09
201592.7287.6483.1380.65
2016五輪90.3085.3882.4280.84
201789.8988.3283.9882.46
201986.8985.3780.4282.12
2021五輪87.5885.4483.2881.92
     
最高記録92.8089.9583.9882.46
世選最高92.8089.9583.9882.46
五輪最高90.5788.6783.5882.12

このところの「予選通過標準記録」は、19年が「84m00」、21年が「83m50」。それ以前の15・16・17年は「83m00」だった。しかし、実際にはそれよりも低い記録で決勝に進めている。

世界選手権の至近2大会の「12番目で決勝進出」の記録は、83m49と82m26。東京五輪が82m40だった。
ディーンは自己ベストに迫る記録を、小椋はベストを上回れれば「ファイナリスト」の可能性がある。
そして、決勝でその記録を投げられれば、8位入賞もあるかもしれない。


野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)
写真提供:フォート・キシモト


>>オレゴン2022世界陸上競技選手権大会 特設サイト
https://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/


>>世界選手権ガイド
https://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/guide/


>>記録と数字で楽しむオレゴン世界選手権

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