EVENT REPORT

イベントレポート一歩一歩着実に地域とのつながりを生む場に
~第2回つくばウェルネス陸上/つくば市小学生スプリント王決定戦~

地域住民に陸上を気軽に楽しんでもらおうと、筑波大学陸上競技部と株式会社セレスポ(本社・東京都豊島区)が共同で立ち上げたスポーツイベント「つくばウェルネス陸上」が9月28日に筑波大学陸上競技場(茨城県つくば市)で開催された。今回が2回目の開催で、大人を対象とした5000m記録会に加え、小学生が50mのタイムを競う「つくば市小学生スプリント王決定戦」も企画された。

本イベントは筑波大学陸上競技部が持つノウハウやリソースを生かし、地域住民にスポーツを楽しむ機会を提供することで、ウェルビーイングな社会の実現に貢献することを目標としている。企画や当日の運営は陸上部員が中心となって行った。今回はアナウンサーによる実況や解説もあり、より「大会感」のある演出がされていた。

「つくば市小学生スプリント王決定戦」にはつくば市内の小学生51人が参加した。50m走のタイムを各学年男女別に争い、上位3位には表彰台で賞状が授与された。

陸上教室に通っている友人の誘いで参加したという小学3年生の岩田望愛(みな)さんは「ちゃんとした競技場で走ったのは初めてで、いつもより走りやすかったし、楽しかった。また同じようなイベントを沢山開催してほしい」と笑顔で話した。

大人を対象とした5000mの記録会は17時からスタート。つくば市内外からランニング愛好家ら16人が集まった。
競技場のトラックにはペーシングライトと呼ばれる機器が設置され、決まったペースでライトが発光するため、目標タイムに合わせて走りを調整することができる。また、国内屈指の陸上名門校である筑波大の陸上競技部員がペーサーとして走り、ランナーをサポートした。さらに、腰に装着した専用のモーションセンサーがランニングフォームを計測し、スマートフォンの専用アプリで後から確認できるようになっていた。

本イベントを主導した陸上競技部の鈴木一之竜さん(体育専門学群2年)は「茨城県内で競技会はあまり開催されていないため、気軽に記録を出す場所を提供することで社会貢献ができている」と産学連携の取り組みに手ごたえを感じている。
また同じく陸上競技部の増田里菜さん(同4年)は「現場の盛り上がりから、小学生たちが走ることを楽しんでいると伝わってきてうれしい。前回の5000m記録会ではペーシングライトが上手く機能しなかったが、今回は問題なく終えられたので良かった」と振り返る。

山本慧さん(理工学群工学システム学類3年)も「小学生相手だったからこそ、整列や集合などで想定していた以上に人員が必要になって大変だった。タイムスケジュールの読みが甘かったところもあったので、次にイベントを開催するときに生かしたい」と今後を見据えた。

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