2025.08.12(火)選手

【東京2025世界陸上】日本代表選手のプロフィールを紹介!男子200m鵜澤飛羽/2度目のスタートラインへ



9月13日(土)から21日(日)までの9日間東京2025世界陸上競技選手権大会が国立競技場で開催されます!
開幕まであと1か月!!現在日本代表に決定している23名の選手のプロフィールをご紹介していきます。

鵜澤飛羽(JAL)

男子200m日本代表

2002年11月25日、宮城県生まれ。築館中学まで小学3年から始めた野球に取り組んでいたが、3年時に肘を痛めたこととチームの敗退もあって、走力を見込まれて陸上競技の大会に出場。2戦目の宮城中学総体200mでいきなり優勝、東北地区中学総体で4位の成績を残す。
築館高校に進んだ2018年から陸上部に所属して、本格的に陸上競技を始めると、わずか2年目で迎えた2019年沖縄インターハイで、100m・200mの2冠を達成。ともに追い風参考記録ながら10秒19(+2.9)・200m20秒36(+2.1)というシニアでも高水準となる記録をマークしたことで、一躍注目を集める存在となった。
コロナ禍に見舞われたことで、3年時の2020年度は十分な活動がままならなかったなか卒業を迎え、2021年の春、筑波大学に進学。しかし、最初の大舞台となった関東インカレ男子100m決勝で、1年生チャンピオン誕生かと思われたフィニッシュ直前で、左ハムストリングスに重度の肉離れを負うアクシデントに見舞われてしまう。回復に時間がかかったことで、大学2年時は万全の状態でレースに臨めない苦しい時期を味わったが、その間に身体や動きつくりの徹底的かつ慎重なトレーニングを積んでいったことで、200mに軸足を置いて取り組む形となった3年時に、その才能が一気に開花する。

5月の静岡国際で追い風参考ながら20秒10(+2.6)の好記録を叩きだすと、日本選手権を20秒32(-0.2)で初優勝。初の日本代表として出場したバンコク・アジア選手権でも20秒23(-0.4)まで記録を更新し、初出場にしてアジアチャンピオンの座に輝いた。以降、ブダペスト世界選手権、2024年パリオリンピックと、世界大会にも出場。2年連続で準決勝まで駒を進めるなど、日本の若きエース格へと成長した。



今春、筑波大学を卒業して、2025年度からはJALの所属に。過去最高に充実したオフ期のトレーニングを経て迎えた社会人1年目のシーズンには、さらに大きくステップアップを果たす。静岡国際の予選で、20秒13(+0.8)の自己新記録をマークして、東京世界選手権参加標準記録(20秒16)を突破すると、決勝では末續慎吾(当時ミズノ)が2003年に樹立した日本記録に肉薄する20秒05でフィニッシュ。2.1mの追い風により、これは惜しくも参考記録にとどまったが、日本人初の19秒台突入が射程圏内となる地力がついたこと印象づけた。5月末には、クミ(韓国)で行われたアジア選手権で、今季アジア最高となる20秒12(+0.8)の自己新記録で連覇を達成。7月の日本選手権では、再び20秒12(±0)でフィニッシュして連勝回数を「3」に増やすとともに、すべての条件を満たして世界選手権代表に内定した。



プライベートでは、無類の漫画好き、アニメ好き、ゲーム好きとして知られ、競技会のスタート前や優勝後に、それらをモチーフとするポーズをとることでも注目を集める。東京世界選手権では、2003年パリ大会で銅メダルを獲得した末續以来となる決勝進出とともに、日本記録の更新、さらには日本人初の19秒台パフォーマンスを連発することが期待されている。

文:児玉育美(日本陸連メディアチーム)
写真:アフロスポーツ


【東京2025世界陸上】9月13日~21日 国立競技場開催


◆期日:2025年9月13日(土)~21日(日)
◆会場:国立競技場(東京)
◆チケット情報:https://tokyo25-lp.pia.jp/  

▼東京2025世界陸上競技選手権大会 日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202403/27_103941.pdf
▼東京2025世界陸上 参加資格有資格者一覧
https://www.jaaf.or.jp/news/article/20947/
▼東京2025世界陸上 各種目の代表選考を解説!
https://www.jaaf.or.jp/news/article/22414/

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