
【男子400mハードル】
井之上駿太(富士通・東 京)
優勝
48.99=東京2025世界陸上 参加標準記録突破(突破済)、東京2025世界陸上 日本代表内定
(世界選手権代表に内定して)嬉しさよりは、安心した気持ちが、今は大きい。コーチからは「3番以内でいいから」と言われていたが、その気持ちでは負けてしまうと思ったので、しっかり自分で主導権を握って、前半から飛ばしていくことを意識した。この場で、そういう自分のスタイルを貫き通せたことは、評価できるかなと思っている。
このハイレベルのなかで、メダル(3位以内)ということは、常に掲げてはいたものの、心のどこかに「厳しいんじゃないか」という思いも…、特に今シーズンの自分の走りを考えると、そう感じていたところはあったので、ここでしっかり決めきることができたことは(自分を)褒めていいかなと思う。
走れている感覚は自分のなかにあったので、それをハードルと馴染ませることができるかというところで、決勝に挑んだ。だが、いざ、スタートしてみたら、何も考えることなく(笑)1周走っていた。逆にそれが良かったのではないかと感じている。
世界選手権まで2カ月。これまでの自分の取り組みが間違っていなかったことが、今日の結果で証明されたと思う。自分を信じて、コーチを信じて、これからの2カ月で、自分のパフォーマンスをさらに上げられるように、また、日本記録(47秒89、為末大、2001年)の更新を目指して、今までやってきたことを延長線として捉えて、しっかりトレーニングを積んでいきたい。
2025/7/6 JAAFメディアチーム
#ナンバーワンの頂上決戦