Day4：8月4日（日）
パリオリンピック陸上競技4日目（8月4日）のイブニングセッションでは、現地時間の20時05分から、この日の最終種目として行われる男子100ｍ決勝への進出を懸けての準決勝が、全3組で行われました。決勝に進出できるのは、各組上位2着までと3着以下の記録上位者2名です。日本からは、サニブラウンアブデルハキーム選手（東レ、ダイヤモンドアスリート修了生）が3組目に出場。サニブラウン選手は、予選でマークした五輪日本人最高記録を再び塗り替え、日本歴代2位となる9秒96（＋0.5）の自己新記録を叩きだして4着でフィニッシュ。しかし、9秒93となった決勝進出ラインにはわずかに届かず、準決勝でレースを終える結果となりました。
サニブラウン選手のコメントは、以下の通りです。
男子100m 準決勝
サニブラウンアブデルハキーム（東レ、ダイヤモンドアスリート修了生）
準決勝 3組4着 9秒96（＋0.5） ＝自己新記録、東京世界選手権参加標準記録突破本当に、（あと一歩という）そういうところで、もっともっとしっかり出していけなければいけない。今回、（ウォーミング）アップも調子が良かったので、本当に全部出しきる勢いでスタートしたのだが、最後、うまくまとまりきれなかった。そこが失速したきっかけになったのかなと思う。
ラストの競り合いのところで、伸びてくる選手はすごく伸びてくる。力まずにしっかり自分のレースをすれば、ちゃんと食らいついていけるということは（コーチからも）言われていたのだが、ちょっとオーバーストライド気味になってしまった部分があったのかなと思う。
＜世界のトップとの距離は縮まっていると感じているか？ の問いに＞
縮まっているのは縮まっているのだが、世界の皆さんもどんどん先に行っている。ちょっとずつ追いつくだけでは足りないなということを、身に沁みて感じた。
文：児玉育美（JAAFメディアチーム）
写真：アフロスポーツ
