【女子10000m】
廣中璃梨佳(JP日本郵政G)優勝 30分55秒29
レース前は3連覇ということを考えていなかったが、実際に3連覇できたのだなと思うと嬉しい気持ち。
今日は、きつくなる場面もあっても粘りつつ、後半の5000mを、しっかりと上げていきたいなと考えていた。5000m地点で、「ここからが勝負、ペースを上げたい」という気持ちで前に出たが、そこから行ききれず、後ろの集団のペースが上がってきたので(6000m付近で)また(一つの)集団に戻る展開となった。そこを(想定していた通りに)実行できなかったのは悔しい部分である。
ただ、ラスト1周まで4人(での勝負)になるとは想定していなかったなか、冷静に、ラスト400(m)から行くのか、200(m)から行くのかを見極めながら走ることができた。また、ここ最近は、最初に突っ込んで入って、後半もがきながら(走る)というレースが多かったのだが、今日はしっかり(ラストで)スパートをかけることができた。そこは自信にしつつ、今後、もっともっとスパートの距離を延ばしていけるようにしたい。
パリオリンピックに向けては、まだ、5000m、10000mのどちらも(参加)標準記録を切れていない。オリンピックとなると、世界陸上のように簡単には行かず、標準記録を突破したほうが優位になるので、今後は、しっかりとそこを見据えながら練習していきたい。10000mを走るための練習をして、スタミナはついてきている。課題となるのは、前半をもっと楽に走れるようにすること。また、ラスト5000mからを(自分で押して)行ける力という点では、スピード持久力を高めることも必要だと思う。
まだまだ改善すべき点は多いが、ここまで勝負に徹するレースが続いたことが出せていなかった30分台を、今回出せたことを自信に、5000mも10000mも、まずは、自己ベストを出していけるように、しっかりとスピード、そしてスピード持久力を高めたい。
2023/12/10 JAAFメディアチーム
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#Challenge25Laps
■第107回日本陸上競技選手権大会・10000m
開催日:2023年12月10日(日)
会場:東京・国立競技場
▼第107回日本陸上競技選手権大会・10000m特設サイトはこちら
https://www.jaaf.or.jp/jch/107/10000m/