2022.06.09(木)大会

【第38回U20日本選手権大会】1日目優勝者コメント


【男子】

5000m 吉岡大翔(佐久長聖高・長野)13分54秒98

インターハイとは日程が重なってしまうが、U20世界選手権に出たいのでしっかり勝ち切ることを意識して走った。思った以上にスローペースになったので、ラスト100mよりもロングスパートを大事にしたいと考え、4000mからのスパートで様子を見て、1人しかいないことを確認した上でラスト1周からもう一度行った。勝てた喜びもありますが、それよりは代表に一歩近づけたという安心感のほうが大きい。インターハイは昨年出たので、1回でも多く世界大会の経験を積むことが今後につながっていくと考えている。

走高跳 桃田三四朗(福岡大・香川)2m11

昨年が2位だったので、今年は勝てて良かった。周りは気にせず、跳ぼうとする気持ちを抑えて、9歩助走のうち最初の4歩でスピードを上げず、最後の5歩をスムーズに上げていく意識に集中した。2m08が一番うまくいって、2m15は跳べるという手応えがあったので、2m14を失敗したのは悔しい。優勝した実感はありませんが、努力し続けてきて良かった。今後は日本インカレの参加標準記録である2m13を跳びたい。まだ大学の環境には慣れていませんが、先輩たちがみんないい人で質の高い練習ができてる。

円盤投(1.75kg) 濱口泰河(日本体育大・三重)53m77

日本選手権の参加標準記録は突破していたが、昨年が3位で、2年前のインターハイも2位だったので、タイトルを取りたいと思って早生まれなら出られるU20を選んだ。後輩には負けていられないと思っていたので、勝ててうれしい。ただ、目標の56mには全然届かなかった。いつもは2kgの円盤なので、1.75kgだと軽い分、円盤を自分で動かせてしまい、軸がブレてしまった。2週間くらい前から1.75kgの練習を始めて、サブトラックでの練習投てきでは55mくらい行ったので、それを試合で出したかった。今季は2kgで53m台を出し、来年は日本選手権で入賞したい。

【女子】

5000m 柴田来夢(ワコール・京都)16分09秒17

ケガをしていた期間が長く、練習がしっかり積めていたわけではなかったので、ラストを上げられて良かった。4000mまでは周りの力を借りて、最後に競り勝てたらと思っていた。ケガは昨年の9月末から今年の2月末までかかり、最初はシンスプリント。それをかばって股関節を痛め、少し休んでからジョグを始めたら中足骨を疲労骨折してしまった。夏合宿で走り込めたので、試合に出られなくなって悔しかった。ただ、今まで大きな大会はプレッシャーで力を発揮できず、勝ったことがなかったので、今までの自分から成長できたと思う。夏はホクレン・ディスタンスチャレンジで3000mと5000mを走る予定だが、今後は10000mも走れるように力をつけていきたい。

走幅跳 秦くるみ(伊豆中央高・静岡)6m25(+2.4)

6mを2本跳べたが、どちらも追い風参考だったので悔しい部分もある。前日から走りが良くなって、身体も動いていたので、助走スピードを上げても踏み切りのタイミングを合わせられた。風が回っていたので、制限時間をいっぱいに使っても5回目までは記録を伸ばせなかったが、6回目は思い切って跳ぼうと思って人生初の手拍子をお願いして、周りの方の力も借りて自分の力にできたのが記録を出せた要因だと思う。優勝は素直にうれしい。ただ、この大会が一番の目標ではなく、目指すはインターハイなので、そこで6m24の東海高校記録を確実に超えたい。

円盤投 篠塚美咲(日本体育大・千葉)44m12

2連覇ができてホッとしている。ただ、自己ベスト(48m50)の更新が一番の目標だったので、それができなかったのは悔しい。1投目から4投目まで思うような投げができなくて、5投目で立て直せたのは少し良かったが、それまではずっと40mくらいだったので、まだまだだなと感じている。(ターンの)入りで突っ込んでしまって、立った状態のまま振り切りに進めず、円盤がきれいに飛ばせなかった。50mを目標にしているので、日本インカレに向けて課題を修正し、50mを投げて入賞できるようにがんばりたい。

文:月刊陸上競技編集部

ーー
その日、決まる。その日、始まる。

■第106回日本陸上競技選手権大会

開催日:2022年6月9日(木)~6月12日(日)
会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
▼第106回日本陸上競技選手権大会特設サイトはこちら
https://www.jaaf.or.jp/jch/106/

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