男子 800m 優勝 1分46秒68
田母神一喜(阿見AC・茨城)
日本一というのは、高校3年生のときにインターハイで優勝してからずっと取れなくて、3番、2番が多かった。ようやく日本一に戻ってこられたという嬉しい気持ちでいっぱい。ラスト300(m)から、いい位置をつくって、ラスト100mで切り替える展開を考えていたのでイメージ通り。完璧なレースができたと思う。タイム的にも、自己ベストを出すことができたので100点。満足している。
(フィニッシュ後,TWO LAPSで指導を受けている)横田(真人)さんには「よくやった。完璧だ」と声をかけていただいた。横田さんには、大学生のときから、大学のチームを抜けて横田さんの元でずっとやってきたのだが、その成果がようやく出すことができた。「やっと恩返しができた」という気持ちでいっぱいである。
(ラストスパートしてからは)正直、ラストまで続くかわからなかった。最後の50(m)は本当に自分が勝ったのかよくわからなくて、横田さんには「思いきり、ゴールポーズを決めてこい」と言われてきたのだが、あっという間にゴールラインを割っていたので、ちょっと…(笑)、最後をしっかり決めることはできなかった。
今回は、東京オリンピックの選考会を兼ねての日本選手権だったが、東京オリンピックに出られないのは本当に悔しいこと。「中距離では世界に行けない」と言われている種目だが、1歩ずつ世界に近づいていけるように頑張っていきたい。
2021/6/27 JAAFメディアチーム
■第105回日本陸上競技選手権大会
開催日:2021年6月24日(木)~6月27日(日)会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
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