男子走幅跳 優勝 8m36(+0.6)=東京オリンピック代表内定 ※参加標準記録突破済み
橋岡優輝(富士通・東京)
正直、ホッとしている。ただ、(五輪)代表は内定してけれど、この日本記録(8m40)の更新を狙っていたので、悔しい思いがある。(2回ファウルして3回目を迎えることになったが)プレッシャー感じていたのは、実は1本目のほうで、跳躍してから「あ、すごい緊張していたんだな」と感じたほどだった。そういったミスをしたのがまだ国内の試合だったことは、不幸中の幸いだった。
(最終試技でマークした自己新記録の8m36は)「すごくいい跳躍」というわけではなく、まだ改善余地のあるものだったので、そういったところをオリンピックに向けて修正を加えていければ、目標としているメダル獲得は見えてくるのかなと思っている。(8m)36を跳んでも、かなり修正点を見つけることができ、「まだまだだなあ」ということを実感することができた。その「まだまだ」の部分をどれだけ自分で満足できるものにしていけるかが勝負になってくる。そうしたところを大切にしながら、オリンピックでは今の思いをぶつけていきたい。
(日本のトップアスリートとして活躍してきた)両親も出場することができなかったオリンピックの舞台に立てるのは、本当に多くの支えがあったからこそ。本当に感謝している。このオリンピックの舞台に、従兄弟(サッカーの橋岡大樹選手)と立つことができるのは本当にすごいこと。やっとスタートラインということを胸に、2人で切磋琢磨しながらいい結果を残せていければいいなと思う。
(しっかりハマれば、どのくらいの記録が跳べると思っているか、との問いに)具体的な数字が見えているわけではないが、(8m)50は確実にオーバーしてくるかなと思っている。それをしっかり実現できるように、これからの練習を1歩1歩やっていければいいなと考えている。
(オリンピックでのメダル獲得の可能性は)周りの選手もすごく跳んでいるので、本番次第というところもある。今回のミスなどを踏まえて、よりパワーアップした状態で臨みたい。ここまで来たら、もうやることをやるだけ。1日1日を大切に、しっかりやっていきたい。
2021/6/27 JAAFメディアチーム
■第105回日本陸上競技選手権大会
開催日:2021年6月24日(木)~6月27日(日)会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
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