女子 やり投 優勝 61m49 =東京オリンピック代表内定
北口榛花(JAL・東京)
嬉しいというよりは、すごくホッとしている。自分の調子があまりよくなかったので、(大会前から)いつもよりも緊張していた。でも、私が、「不安だ、不安だ」と、いろいろな人に打ち明けて(笑)いたら、いろいろな方が「大丈夫だよ、大丈夫だよ」と言ってくれた(笑)ので、今日はずっと笑顔で試合に臨むことができた。
(今季は)海外で(トレーニングしていた5月に)ずっと試合に出ていたが、思うような結果が出なくて、すごくショックで帰国していた。(今日の結果は)「もう一度、基本に戻って、助走は速くするけれど、基本に戻ろう」というのが、少しずつ形に表れてきたかなと思う。
後半の試技3本は、61mを超える投てき(61m22、61m03、61m49)となった。正直、61m(の記録)で満足しちゃいけないのだが(笑)、今季は60mをまだ超えていなかったので、「やっと投げられたな」という(安堵する)気持ちがあった。しかし、今回は、ほかの選手も標準記録(64m00)を狙ってくるはずと思っていた ので、(突破済みの)自分も標準記録を切っていないつもりで、64m00を目指して試合に臨んでいた。だから、(61m49という結果で)ちょっと記録は足りないかなと思う。
(代表に内定した)東京オリンピックでは、今のままでは届かないと思うが、もっとパワーアップする時間はまだある。メダル獲得を目標に頑張りたい。
2021/6/25 JAAFメディアチーム
■第105回日本陸上競技選手権大会
開催日:2021年6月24日(木)~6月27日(日)会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
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