男子棒高跳 優勝 5m70
竹川倖生(丸元産業・静岡)
日本選手権前の段階に計算したら、(オリンピック出場に向けたワールドランキングの)ポイントでは、(ターゲットナンバー内に)届かないとわかったので、この試合で絶対に(5m)80を跳んで(オリンピック出場を)決めようという目標で臨んでいた。自己記録を更新する(5m)70をクリアしての初優勝だが、5m80が跳べなかったということで、「悔しい」という思いが90%を占めている。同じ長居スタジアムで行われた6月6日の木南記念で5m65の自己ベストをマークしたあとは、いったん身体を休ませたあとに、次の1週間は技術練習なども取り入れてしっかり練習を積んで、最後の1週間で練習量を落として臨んでいた。ここで(5m)80を跳ばなければいけなかったので、練習でもバーを5m90とか6m00とかにかけて跳ぶことをやってみた。練習での手応えはすごく良くて、「これなら自己ベストとかは出るだろうな」と感じていたのだが、やはり実際に5m80を狙うとなると、自分は握りが低いので、そこがネックになってしまった。今回の1試合で、「抜ききる」のは賭けのような感じになった。ただ、今日、試合で初めて5m80に挑戦してみて、「80はいつでも狙えるんじゃないか」という手応えも得ることができたので、次に繋がる結果とも思う。来年の世界選手権の参加標準記録も5m80。これからの1試合1試合で、(5m)80が跳べるようにやっていきたい。
2021/6/26 JAAFメディアチーム
■第105回日本陸上競技選手権大会
開催日:2021年6月24日(木)~6月27日(日)会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
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