>>「陸上競技会開催のガイダンス」の廃止について
■はじめに
例年であれば全国各地で競技会が開催され、アスリートの活躍に心躍る時季ですが、今年は春から新型コロナウイルス感染症の影響を受けてスポーツ界全体で活動の自粛が続いています。陸上競技の世界でも、アスリート、指導者、陸上競技を支える大会関係者、パートナーやスポンサー、それにファンの理解をもとに、6月末までの本連盟主催・後援大会を中止・延期いたしました。
5月末には全国的に緊急事態宣言が解除され、さまざまな活動が再開へと動きだしました。状況を受け止めながら私たちは今、マスク越しに陸上競技再開の可能性を探り始めたところです。「アスリートがトレーニングの成果を発揮できる場を設けたい」「自分の目標を、日時を含めて具体的に定めた上で、心身の状態を高めたい」という気持ちは、アスリートや指導者であれば、ある意味ごく自然な思いでしょう。一方で、あくまでも慎重に見極めた上でしばらく様子を見るという考え方もあります。スポーツに打ち込む者たちの間では、この時期に来て二つの思いの間で心が揺れています。
私たちが提起しようとしているのは、「最大限の感染防止」と、じわじわと陸上競技を再起動させようという思いを両立させることです。二つをバランスの取れた状態で実現するにはそれなりの覚悟とエネルギー、それに周到な対応が必要です。
競技会を再開するにあたっては多くの障壁に向き合うことが求められます。社会に支えられているスポーツゆえ、関係者の全面的な理解や協力を前提に、感染リスクを軽減させるための取り組みを徹底しなければなりません。始めは極めて慎重に。状況の推移を見極めた上で次のステップへ。求める要件が多いと言うことは、主催する組織にはそれなりの強い意志と実行力があると想定しているからです。
今後も新型コロナウイルス感染症が終息に向かうと言い切れる状況ではありません。だからこそ、慎重に慎重を重ねて検討した上でガイダンスを示し、それを着実に遂行する。これなくしては陸上競技の前進は頓挫してしまいかねないのです。
日本陸上競技連盟は、社会の情勢を敏感に見定め、「陸上競技を大切にする人々の思い」も大切にしながら、皆様とともに強い意志でこの難関を乗り越えていく決意です。(2020年6月11日)
■陸上競技活動再開の前提条件とガイダンスの構成
陸上競技活動にあたっては、政府の方針、各々の地域の感染の状況や行政判断を優先させることが前提となります。
本連盟のガイダンスは、2020年5月14日(2020年5月29日改訂)にスポーツ庁から配信された「社会体育施設の再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」、および公益財団法人日本スポーツ協会、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会の「スポーツイベント再開に向けた感染拡大予防ガイドラインについて」を礎とし、陸上競技の特性を熟慮して作成したものです。
公表後も新型コロナウイルスの科学的知見の更新、国内の感染状況の変化などにより逐次、内容を見直し、更新します。日常活動や競技会の開催・参加にあたっては、本連盟ホームページ等で最新版のガイダンスの確認が前提です。(2020年6月11日)
>>「陸上競技会開催のガイダンス」の廃止について
■ガイダンス資料(過去資料)
①【第5版】競技会開催について(2023年3月27日)(PDF)
②【陸上競技活動再開のガイダンス】概要(2020年6月11日)(PDF)
【陸上競技活動再開のガイダンスの資料】
③【第1版改訂】日常における活動再開について(2020年6月25日)(PDF)
④【第4版】競技会開催について(2022年5月2日)(PDF)/(新旧比較表)
⑤【第2版】競技会開催の基本情報と留意点の確認(2022年5月2日)(PDF)/(WORD)/(新旧比較表)
⑥【大会前:提出用】体調管理表・症状チェック表(2020年8月11日)(PDF)/(EXCEL)
⑦【大会後:自己管理用】体調管理表・症状チェック表(2020年6月11日)(PDF)/(EXCEL)
(第1版発効日:2020年6月11日~)
(第1版改訂発効日:2020年7月9日~)
(第2版発効日:2020年8月11日)
(第3版発効日:2020年9月30日~)
(第4版発効日:2022年5月2日~)
(第5版発効日:2023年3月27日~)
▼On your marks ~スタートするために、今私たちにできることを~
陸上界再開に向けた特設ページ
https://www.jaaf.or.jp/on-your-marks/