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9月27日(金)から10月6日(日)の10日間、カタールの首都ドーハで「第17回世界選手権」が開催される。ここでは、日本人が出場する種目を中心に、「記録と数字で楽しむドーハ世界選手権」を紹介する。
なお、これまでにこの日本陸連HPで各種の競技会の記事で筆者が紹介したことがある同じ内容のデータも含むが、可能な限りで最新のものに修正した。
国際陸連からのインビテーションで新井涼平(スズキ浜松AC)が出場できることになった。2019年のベスト記録(82m03)の順位は、31位。
五輪を含む入賞者は、
1984年五輪 5位 吉田 雅美(和歌山県教委)
1987年 6位 溝口 和洋(ゴールドウイン)
2009年 3位 村上 幸史(スズキ浜松AC)
世界選手権での日本人最高記録は、
84m66 新井 涼平(スズキ浜松AC)2015年(予選A組1位)
2015年の新井は、予選A組のトップ、B組を合わせた2組トータルでも2位の記録で決勝進出。しかし、決勝ではトップ8に6cm及ばない9位(83m07)で悔しい思いをした。
2019年は、シーズン第一戦の3月24日に国士館大学競技会で82m03のアーチをかけた。
新井の大学1年生以降のシーズン初戦とその年の最高記録は以下の通り。
年月日 初 戦 --> 年最高 月日 記録のアップ
2010.03.14 59m64 --> 64m81 11.13 5m17
2011.03.30 71m72 --> 78m21 06.12 6m49
2012.04.21 71m34 --> 78m00 10.14 6m66
2013.03.25 77m06 --> 78m19 07.28 1m13
2014.04.29 85m48 --> 86m63 10.21 1m15
2015.04.04 78m95 --> 84m66 08.24 5m71
2016.04.29 79m93 --> 84m54 06.25 4m61
2017.04.29 79m68 --> 82m13 06.24 2m45
2018.04.29 79m81 --> 80m83 07.08 1m02
2019.03.24 82m03 --> ??
年によって差はあるが、1m02~6m66のアップで、平均では「3m439」初戦の記録を伸ばしている。これを今年の「82m03」に加算すると「83m03~88m69」で、平均では「85m46」となる。
ドーハの地で上記の「85m46」を投げられば、やりの規格が現在のものとなった1987年以降では、下記の相当順位となる。参考までに「1位」「3位」「8位」も示した。
年 相当順位 1位 3位 8位
1987年 1位 83.54 81.28 78.40
1991年 4位 90.82 87.08 78.58
1993年 2位 85.98 82.96 78.00
1995年 4位 89.58 86.08 80.76
1997年 6位 88.40 86.64 82.80
1999年 6位 89.52 87.67 83.84
2001年 7位 92.80 89.95 82.82
2003年 1位 85.44 84.74 80.34
2005年 3位 87.17 83.54 77.56
2007年 4位 90.33 86.21 82.10
2009年 3位 89.59 82.97 81.32
2011年 2位 86.27 84.30 81.81
2013年 4位 87.17 86.23 80.03
2015年 7位 92.72 87.64 83.13
2017年 6位 89.89 88.32 83.98
至近3大会のメダルラインは、86m台→87m台→88m台とアップしてきてはいるが、新井のベストは86m63(2014年)。入賞ライン(8位)の過去最高記録は、前回の83m98で新井はこれまでに10試合でこれ以上のアーチをかけたことがある。
野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)
写真提供:フォート・キシモト
9月27日(金)から10月6日(日)の10日間、カタールの首都ドーハで「第17回世界選手権」が開催される。ここでは、日本人が出場する種目を中心に、「記録と数字で楽しむドーハ世界選手権」を紹介する。
なお、これまでにこの日本陸連HPで各種の競技会の記事で筆者が紹介したことがある同じ内容のデータも含むが、可能な限りで最新のものに修正した。
★男子やり投★
国際陸連からのインビテーションで新井涼平(スズキ浜松AC)が出場できることになった。2019年のベスト記録(82m03)の順位は、31位。五輪を含む入賞者は、
1984年五輪 5位 吉田 雅美(和歌山県教委)
1987年 6位 溝口 和洋(ゴールドウイン)
2009年 3位 村上 幸史(スズキ浜松AC)
世界選手権での日本人最高記録は、
84m66 新井 涼平(スズキ浜松AC)2015年(予選A組1位)
2015年の新井は、予選A組のトップ、B組を合わせた2組トータルでも2位の記録で決勝進出。しかし、決勝ではトップ8に6cm及ばない9位(83m07)で悔しい思いをした。
2019年は、シーズン第一戦の3月24日に国士館大学競技会で82m03のアーチをかけた。
新井の大学1年生以降のシーズン初戦とその年の最高記録は以下の通り。
年月日 初 戦 --> 年最高 月日 記録のアップ
2010.03.14 59m64 --> 64m81 11.13 5m17
2011.03.30 71m72 --> 78m21 06.12 6m49
2012.04.21 71m34 --> 78m00 10.14 6m66
2013.03.25 77m06 --> 78m19 07.28 1m13
2014.04.29 85m48 --> 86m63 10.21 1m15
2015.04.04 78m95 --> 84m66 08.24 5m71
2016.04.29 79m93 --> 84m54 06.25 4m61
2017.04.29 79m68 --> 82m13 06.24 2m45
2018.04.29 79m81 --> 80m83 07.08 1m02
2019.03.24 82m03 --> ??
年によって差はあるが、1m02~6m66のアップで、平均では「3m439」初戦の記録を伸ばしている。これを今年の「82m03」に加算すると「83m03~88m69」で、平均では「85m46」となる。
ドーハの地で上記の「85m46」を投げられば、やりの規格が現在のものとなった1987年以降では、下記の相当順位となる。参考までに「1位」「3位」「8位」も示した。
年 相当順位 1位 3位 8位
1987年 1位 83.54 81.28 78.40
1991年 4位 90.82 87.08 78.58
1993年 2位 85.98 82.96 78.00
1995年 4位 89.58 86.08 80.76
1997年 6位 88.40 86.64 82.80
1999年 6位 89.52 87.67 83.84
2001年 7位 92.80 89.95 82.82
2003年 1位 85.44 84.74 80.34
2005年 3位 87.17 83.54 77.56
2007年 4位 90.33 86.21 82.10
2009年 3位 89.59 82.97 81.32
2011年 2位 86.27 84.30 81.81
2013年 4位 87.17 86.23 80.03
2015年 7位 92.72 87.64 83.13
2017年 6位 89.89 88.32 83.98
至近3大会のメダルラインは、86m台→87m台→88m台とアップしてきてはいるが、新井のベストは86m63(2014年)。入賞ライン(8位)の過去最高記録は、前回の83m98で新井はこれまでに10試合でこれ以上のアーチをかけたことがある。
野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)
写真提供:フォート・キシモト