2019.09.27(金)大会

【いよいよ本日開幕!】ドーハ世界選手権 50km競歩事前会見コメント




日本代表選手団は、ドーハ世界選手権開幕前日となった9月26日に、カタール市内に設営されたアシックスハウスにおいて記者会見を開きました。

この日の会見には、大会2日目の9月28日に決勝が行われる男子50km競歩の3選手が登壇。準備状況や大会に向けての抱負を述べたほか、メディアとの質疑応答を行いました。


 【選手コメント(要旨)】





<男子50km競歩>

◎勝木 隼人(自衛隊体育学校)

今シーズンに入って長期のケガがあったこともあり、ここまでの練習は、今までの流れからすると(ベストの状態の)2~3割程度の状況というところである。このため、準備に関してはそれほどできてはいないのだが、50kmを歩くということに関しては、それで十分だと思っている。あとはここからの体調管理。そこだけで大きく順位やタイムも変わってくるので、レースは落ち着いてできるかなと考えている。
目標に関しては、この代表に決まってからずっと言っている「笑顔でゴールする」ということ。見てくれる方も、僕のファンの方も(それが)一番安心できることだと思うので、まずは笑顔でゴールすることを目指したい。順位などの具体的なものについては、もともと僕は口にするタイプではないので、ここでも特に言わずに頑張りたい。
暑さの体感は、僕の想定していたものとほとんど変わらないと思っている。ただ、湿度は日によって変化があるので、(レース当日が)湿度が高くなった場合は、多少の対策は考えていく必要があるとは考えているが、基本的には今まで考えてきた通りの対策で十分に対応できると思っている。






◎鈴木 雄介(富士通)

この大会に向けては、すべて順調に進めてくることができている。ドーハに入ってからは、特に暑さに慣れるということに重点を置いて、試合に臨もうとしている。
目標については、日本にいるときはメダルの獲得…金メダルを見据えてやっていたが、実際にドーハに到着して練習したなかで、自分の暑さに対する強さと、ほかの選手の暑さの強さは計り知れないということから、今は、まずは自分がしっかりと50kmを歩ききるということを念頭に置いたレースプランを考えている。そのなかで最終的に順位がついてくることになる。このため、「メダル獲得、金メダル獲得」ということを明言しづらい状況にある。
タイムに関しても同様で、いろいろと読めない部分が多いので、自分が出し得る記録・順位を最大限に出すための方法として、マイペースでレースを歩ききるということを序盤から見据えてやっていきたい。もしかしたら、レース展開として後ろの位置からスタートすることになるかもしれない。しかし、ほかの選手が落ちてくることを念頭においたレースを進めていこうと思っているので、ほかの選手に惑わされず、自分が「50kmを歩ききれる」と自信を持てるペースでレースを進め、そのうえで最後の10km以降で順位を狙っていきたい。最後の10km、5kmだけでも大きく順位は変動する。最後まで諦めず、メダル獲得というものを見据えたレースプランを考えている。

 




◎野田 明宏(自衛隊体育学校)   

今大会に向けての調整具合としては、順調に、しっかり練習はしてきたと自分のなかでは思っていて、準備万端の状態でいる。
目標に関しては、暑さが厳しいというところがあるので、心を無にして楽しく歩ければいいのかなと思っている。順位とかタイムとか(を掲げる)というよりは、自分の力を最大限に発揮して本当に楽しむということを目標にやっていきたい。
ドーハに来て、気温も湿度もかなり高いということで、本当に息苦しさというものを感じている。しかし、冷たいかけ水や、氷を使って深部体温を下げるといった対策をしっかりしていけば、(レースでは)対応できるのではないかという思いがある。そのあたりをレースのなかで、しっかり焦らずにやっていくことが、鍵となっていくのかなと考えている。
社会人1年目となった昨シーズンは、かなりいいスタートを切ることができたが、今年になってからは故障や体調不良など、なかなか思うようにいかないことが多かった。しかし、そういう部分をいろいろ経験したことによって、この世界選手権の前までに、しっかり自分を見つめ直すことができた。そのあたりは大きく成長できたのかなと思っている。

 

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト

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