アジア大会陸上競技の開幕がいよいよ明日となった8月24日、日本代表選手団は、午前と午後に分かれて、会場となるゲロラ・ブン・カルノスタジアムで練習を行いました。
夕刻に行われた練習には、明日、予選が行われる100mの山縣亮太選手(セイコー)・ケンブリッジ飛鳥選手(Nike)、400mのウォルシュジュリアン選手(東洋大学)、女子100mHの青木益未選手(七十七銀行)・紫村仁美選手(東邦銀行)、男子走幅跳の橋岡優輝選手(日本大学)・城山正太郎選手(ゼンリン)らのほか、男子200m代表の飯塚翔太選手(ミズノ)・小池祐貴選手(ANA)、女子400mH代表の宇都宮絵莉選手(長谷川体育施設)、女子3000mSC代表の石澤ゆかり選手(エディオン)、男子三段跳代表の山下航平選手(ANA)らの姿も。会場内では気温32℃と表示されていましたが、直射日光が当たらない場所では比較的快適なコンディション。選手たちは、それぞれにメインスタジアムの雰囲気や走路の感触を確かめつつ、予定した練習メニューを消化しました。
練習後には、ケンブリッジ選手と山縣選手が囲み取材に応じ、練習の感想や現在のコンディション、明日に向けての抱負などを話しました。両選手の主なコメントは、下記の通りです。
選手村もいいし、こちらに来ていいトレーニングが積めている。気温等も日本とそんなに変わらないので、いつも通りにやれているかなと思う。レースはいよいよ明日。こっちに来て、少しずつ緊張感も高まってきている。
大会は、いい雰囲気のなかでやれるのかなと思う。選手村もすごく活気がある。試合でも同じくらい盛り上がればいいなと思う。
練習で本競技場のトラックを実際に走ってみての感想は、日本の走路に比べると、少しやわらかいなということ。ただ、自分はそんなに気にしないほうなので、やることは普段と特に変わらない。
この大会は、ものすごくレベルの高いレースになると思う。世界選手権の決勝に残っている選手もいるので、そのなかで自分の力を出して勝負することができれば、来年の世界選手権や2020年東京オリンピックのファイナルも見えてくる。そういう意味で、すごく大切な大会だと思っている。個人(100m)・リレー(4×100mR)の両種目でしっかりメダルを取りたい。
今シーズンは、自分のなかで力が入りすぎてしまっているところがあった。この大会では、できるだけリラックスして走れるようにしたい。レースでは、前半で離されすぎず、(自分の得意な)後半でどれだけ追い上げていけるかというところが勝負のポイントになると思う。
いよいよ試合が明日となったが、コンディションは悪くない状態。ジャカルタに到着したときは、あまり緊張感はなかったが、今日の練習で初めてメインスタジアムを走らせてもらい、また、各国のライバルたちを見て、「ああ、明日、試合だな」と徐々に気持ちが盛り上がってきた。
今年はずっとスタートに課題を持ってやってきたが、日本選手権でそのあたりのイメージがだいぶつかむことができた。アジア大会では、スタートから中盤へのつなぎをスムースに、かつ安定させていくことを意識したい。よいコンディションになってくれれば、日本選手権よりもいいレースができるのではないかと思っている。
アジア大会は、“世界の8人”に残るための1つの大きな山場だととらえている。強いライバルもいるので、そういった選手にどこまで勝負できるのか、そして勝っていけるのか。そうしたことが見えれば、また次につながると思っている。
100mは優勝したい。記録も狙えるときに出していきたいという思いはあるが、まず、とりあえずは勝負。強い選手もいるが、そのなかで、自分がどれだけ100点に近いレースができるかというところが、今回のテーマかなと思っている。
リレーはアジア記録保持者として、しっかり金メダルを目指したい。取れる力もあるし、可能性はかなりあると思っている。そのなかで「期待された通りに、きっちり金メダルを取る」ということを目指していきたい。
文・写真:児玉育美(JAAFメディアチーム)
夕刻に行われた練習には、明日、予選が行われる100mの山縣亮太選手(セイコー)・ケンブリッジ飛鳥選手(Nike)、400mのウォルシュジュリアン選手(東洋大学)、女子100mHの青木益未選手(七十七銀行)・紫村仁美選手(東邦銀行)、男子走幅跳の橋岡優輝選手(日本大学)・城山正太郎選手(ゼンリン)らのほか、男子200m代表の飯塚翔太選手(ミズノ)・小池祐貴選手(ANA)、女子400mH代表の宇都宮絵莉選手(長谷川体育施設)、女子3000mSC代表の石澤ゆかり選手(エディオン)、男子三段跳代表の山下航平選手(ANA)らの姿も。会場内では気温32℃と表示されていましたが、直射日光が当たらない場所では比較的快適なコンディション。選手たちは、それぞれにメインスタジアムの雰囲気や走路の感触を確かめつつ、予定した練習メニューを消化しました。
練習後には、ケンブリッジ選手と山縣選手が囲み取材に応じ、練習の感想や現在のコンディション、明日に向けての抱負などを話しました。両選手の主なコメントは、下記の通りです。
【選手コメント(要旨)】
◎ケンブリッジ飛鳥(Nike)
選手村もいいし、こちらに来ていいトレーニングが積めている。気温等も日本とそんなに変わらないので、いつも通りにやれているかなと思う。レースはいよいよ明日。こっちに来て、少しずつ緊張感も高まってきている。大会は、いい雰囲気のなかでやれるのかなと思う。選手村もすごく活気がある。試合でも同じくらい盛り上がればいいなと思う。
練習で本競技場のトラックを実際に走ってみての感想は、日本の走路に比べると、少しやわらかいなということ。ただ、自分はそんなに気にしないほうなので、やることは普段と特に変わらない。
この大会は、ものすごくレベルの高いレースになると思う。世界選手権の決勝に残っている選手もいるので、そのなかで自分の力を出して勝負することができれば、来年の世界選手権や2020年東京オリンピックのファイナルも見えてくる。そういう意味で、すごく大切な大会だと思っている。個人(100m)・リレー(4×100mR)の両種目でしっかりメダルを取りたい。
今シーズンは、自分のなかで力が入りすぎてしまっているところがあった。この大会では、できるだけリラックスして走れるようにしたい。レースでは、前半で離されすぎず、(自分の得意な)後半でどれだけ追い上げていけるかというところが勝負のポイントになると思う。
◎山縣亮太(セイコー)
いよいよ試合が明日となったが、コンディションは悪くない状態。ジャカルタに到着したときは、あまり緊張感はなかったが、今日の練習で初めてメインスタジアムを走らせてもらい、また、各国のライバルたちを見て、「ああ、明日、試合だな」と徐々に気持ちが盛り上がってきた。今年はずっとスタートに課題を持ってやってきたが、日本選手権でそのあたりのイメージがだいぶつかむことができた。アジア大会では、スタートから中盤へのつなぎをスムースに、かつ安定させていくことを意識したい。よいコンディションになってくれれば、日本選手権よりもいいレースができるのではないかと思っている。
アジア大会は、“世界の8人”に残るための1つの大きな山場だととらえている。強いライバルもいるので、そういった選手にどこまで勝負できるのか、そして勝っていけるのか。そうしたことが見えれば、また次につながると思っている。
100mは優勝したい。記録も狙えるときに出していきたいという思いはあるが、まず、とりあえずは勝負。強い選手もいるが、そのなかで、自分がどれだけ100点に近いレースができるかというところが、今回のテーマかなと思っている。
リレーはアジア記録保持者として、しっかり金メダルを目指したい。取れる力もあるし、可能性はかなりあると思っている。そのなかで「期待された通りに、きっちり金メダルを取る」ということを目指していきたい。
文・写真:児玉育美(JAAFメディアチーム)