2025.08.15(金)選手

【東京2025世界陸上】日本代表選手のプロフィールを紹介!男子110mハードル野本周成/初のスタートラインへ



9月13日(土)から21日(日)までの9日間東京2025世界陸上競技選手権大会が国立競技場で開催されます!
開幕まであと1か月!!現在日本代表に決定している23名の選手のプロフィールをご紹介していきます。

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野本周成(愛媛競技力本部)

男子110mハードル日本代表

1995年10月25日、愛媛県生まれ。青石中学校時代は三段跳に取り組み、3年時の愛媛県中学総体2位、四国中学5位。八幡浜高校で始めた110mハードルに適性を見せ、初めての全国大会となった新潟インターハイで準決勝に進出、10月の岐阜国体少年A110mハードルで7位に入賞した。3年時の大分インターハイは、準決勝を組1着で通過し、上位入賞が狙える形で決勝進出を果たしたが、決勝では10台目で転倒して失格に終わった。しかし、秋の東京国体少年Aでは、予選・準決勝と自己記録を更新して勝ち上がり、決勝で14秒29(+0.2)まで記録を縮めて3位入賞を果たしている。
2014年には高校最後のレースとなった日本ジュニア室内大阪大会60mハードル(当時はシニア規格で実施)を7秒95で制して、初めて全国大会で優勝したのち、春から早稲田大学に進学。大学3年の2016年には14秒00(+0.4)まで自己記録を縮めたものの、戦績は日本インカレ8位が最高成績と、ここ大一番で結果が出せない状況が続いていた。躍進を見せたのは大学4年時の2017年。4月初旬の六大学対校で初の13秒台に突入し、関東インカレで4位に入賞すると、その2週間後に行われた日本学生個人選手権では、準決勝で13秒62(+1.3)をマークしたのち、決勝でも13秒63(+1.6)の好走を見せ、初の全国タイトルを獲得するともに、台北ユニバーシアード日本代表の座も手に入れる。ユニバーシアードでも初の国際競技会ながら決勝に進出。13秒71(-0.5)で5位入賞の成績を収めた。



早稲田大5年目の2018年のシーズンベストは13秒84にとどまったが、社会人となった2019年からは故郷の愛媛に戻って1人でトレーニングを積み、茨城で開催された同年の国体成年110mハードルを自己タイ記録(13秒62)で優勝。翌2020年には、コロナ禍明けの8月に13秒45(+1.4)まで自己記録を更新すると、秋に行われた日本選手権で4位となり初めて入賞。翌2021年シーズンには、13秒38(+1.2)の自己新で再び日本選手権4位入賞を果たすとともに、「決勝の常連メンバー」に名前が定着するところまで地力を高めた。2022年3月には日本選手権室内60mハードルで優勝し、その1週間後にセルビアで行われた世界室内選手権に初出場。準決勝で7秒57の自己新を出して3着に食い込み、記録上位者として決勝に進める8番目の記録をマークしたが、別組に1000分の1秒までの同タイムとなる選手が出る事象に遭遇。会場が全8レーンの室内競技場であったゆえに1枠を懸けての抽選が行われ、この結果、日本人初の決勝進出が幻となる不運も経験している。

 

ケガ明けで臨む形となった2023年日本選手権は、決勝で転倒して途中棄権。その後、布勢スプリントでブダペスト世界選手権参加標準記録に並ぶ13秒28をマークし、さらに8月末には、再び参加標準記録を突破するとともにパリオリンピックの参加標準記録(13秒27)をも上回る13秒20まで記録を更新したが、代表入りには届かなかった。同年の冬から拠点を広島に移し、女子100mハードル日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)も師事する尾﨑雄祐コーチのもとでパリオリンピックを目指したが、ケガが尾を引いた影響で2024年日本選手権は5位。またしても「あと一歩」のところで代表入りならずに終わっている。

この2年連続の悔しさを晴らしたのが2025年シーズン。木南記念で13秒25と再び参加標準記録を突破すると、村竹ラシッド(JAL)の早期内定により、残り2つとなった代表枠を3選手の参加標準記録突破者で争う戦いとなった日本選手権決勝を、日本記録保持者(13秒04)の泉谷駿介(住友電工)にラストで0.01秒かわされたものの13秒23・2位でフィニッシュ。悲願であった世界大会初代表の座を、自国開催の世界選手権でつかむことに成功した。
 


文:児玉育美(日本陸連メディアチーム)
写真:フォート・キシモト/アフロスポーツ


【東京2025世界陸上】男子110mハードル スケジュール

>>全日程のタイムテーブルはこちら
◆予選:9月15日(月・祝)
 イブニングセッション20時20分~
◆準決:9月16日(火)
 イブニングセッション 20時40分~
◆決勝:9月16日(火)
 イブニングセッション 22時20分~


【東京2025世界陸上】9月13日~21日 国立競技場開催


◆期日:2025年9月13日(土)~21日(日)
◆会場:国立競技場(東京)
◆チケット情報:https://tokyo25-lp.pia.jp/  

▼東京2025世界陸上競技選手権大会 日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202403/27_103941.pdf
▼東京2025世界陸上 参加資格有資格者一覧
https://www.jaaf.or.jp/news/article/20947/
▼東京2025世界陸上 各種目の代表選考を解説!
https://www.jaaf.or.jp/news/article/22414/

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