
6月14日(水)より、第1戦・深川大会で幕を開けた「ホクレン・ディスタンスチャレンジ2025」。シリーズ終盤戦となる北見大会が、7月16日(水)に北見市東陵公園陸上競技場で開催されました。
レース開始時の気象コンディションは曇り、気温30.1℃、湿度53%、南西の風2.0mと、中距離種目にとっては良い条件に。
全出走者234名のうち、自己ベスト(PB)更新者は46名、シーズンベスト(SB)更新者は17名に。記録の更新率は26.92%になりました。
それでは、全レースを振り返りましょう!
【ライブ配信(アーカイブ)はこちら!】
【今大会の見どころは?解説の河野匡さん(大塚製薬)コメント】

「中距離では、日本選手権(第109回日本陸上競技選手権大会)で活躍したトップ選手と韓国勢とのせめぎ合いに注目。長距離種目では、男女の5000m*がプロジェクトレースになっており、日本代表選手も多数出ているので、前回の千歳大会を上回るような好記録が期待できそうだ。」
*今大会の強化プロジェクトレースは、女子が「PUMA GO-WILD 女子5000m」、男子が「ミルクランド北海道男子5000mA」。
【女子800mB】
川田美沙希(東大阪大)が2分09秒90で優勝。残り200mあたりで一気にギアを入れ替え、前を走る3名を追い抜いた。2位の人見仁菜(足寄中)は2分10秒71で、第1戦・深川大会に引き続きシーズンベストを更新した。


【男子800mB】
ハン・テギョン(韓国)が1分50秒17で、自己ベストを更新し優勝。外側から2名を追い抜いてゴールテープを切った。

【きたやさい 女子800mA】
塩見綾乃(岩谷産業)が2分2秒60で優勝。日本選手権・女子800mで2位に入ったことに引き続き、良い状態を見せる。河野さんも、「非常にコンパクトで、動きが良くなっている」とのコメントを残す。

【にくのくに北海道 男子800mA】
川元奨(スズキ)が1分46秒71で、シーズンベストを更新し優勝。ラスト200mで前を走っている選手との距離をじわじわと詰めていき、そのままフィニッシュ。

【女子1500mB】
木田美緒莉(旭川龍谷高)が4分19秒48で、自己ベストを更新し優勝。ラスト100mでペースを上げ、自己ベストを記録。また、北海道の高校記録も更新。

【女子3000mB】
西出優月(ダイハツ)が9分3秒77で、自己ベストを更新し優勝。日本選手権・女子3000m障害物での3位から良い流れを続ける。

【ホクレン「まめぐらし」女子3000mA】
カリバ・カロライン(JP日本郵政グループ)が8分41秒62で、自己ベストを更新し優勝。第3戦・千歳大会に続き、自己ベスト更新となる。レースの序盤から廣中璃梨佳(JP日本郵政グループ)とともに、先頭集団を形作る流れに。また、廣中は8分48秒90で、自己ベストを更新し2位(日本人トップ)に。


【ホクレン「てんさい糖」女子1500mA】
エカラレ・マーガレット(豊田自動織機)が4分09秒64で、自己ベストを更新し優勝。ラスト1周で集団から抜け出し、そのままフィニッシュ。日本人トップ(3位)は斎藤みう(パナソニック)で4分15秒66(自己ベスト更新)。


【男子1500m】
イ・ジェウン(韓国)が3分36秒01で、自己ベストを更新し優勝。イが残り200mでペースを追い上げ、士別大会に続き韓国記録を更新。日本人トップ(2位)は荒井七海(Honda)で3分36秒58(自己ベスト更新)。日本選手権・男子1500m優勝の飯澤千翔(住友電工)は荒井を引っ張る形でレースに参加(DNF)。PMは「にくのくに北海道男子800mA」でレースに出場していた源裕貴(NTN)。



【ブラインドT11~13男子5000m】
大石航翼(JBMA)が16分52秒50で優勝。PMはパリ2024パラリンピック・男子マラソンで7位入賞の堀越信司(NTT西日本)のガイドランナーを務めていた、中田崇志(関東RC)。

【ブラインドT11~13 女子5000m】
藤井由美子(JBMA)が20分19秒02で優勝。

【男子5000mC】
山崎丞(日本体育大)が14分04秒91で優勝。PMは伊藤和麻(住友電工)と、石原翔太郎(SGH)の2名。


【男子5000mB】
松永伶(JR東日本)が13分42秒27で、自己ベストを更新し優勝。残り2周で前方を走っていたアレクサンダー・ムティソ(NDソフト)をとらえ、そのままゴールへ。2位の髙村比呂飛(トーエネック)も自己ベストを更新(13分52秒67)。PMは服部弾馬(NTT西日本)。


【PUMA GO-WILD 女子5000m】
アグネス・ムカリ(京セラ)が15分08秒55で優勝。日本人トップ(4位)は伊澤菜々花(スターツ)で15分34秒96。日本選手権・女子3000m障害物で優勝した西山未奈美(三井住友海上)は15分45秒43で、シーズンベストを更新。PMはジェプチルチル(肥後銀行)と、カマウ・タビタジュリ(三井住友海上)。



【ミルクランド北海道 男子5000mA】
フェスタス・キモルウォ(黒崎播磨)が13分28秒77で、自己ベストを更新し優勝。日本人トップ(11位)は湯浅仁(トヨタ自動車)で、13分39秒59(自己ベスト更新)。PMはジェームズ・ムトゥク(山梨学院大)。


写真提供:アフロスポーツ
【ホクレンDC2025 特設サイト】
https://www.jaaf.or.jp/distance/

【大会概要】
主催:日本陸上競技連盟共催:日本実業団陸上競技連合、深川市、士別市、千歳市、北見市、網走市
後援:北海道新聞社、北海道文化放送、読売新聞社
主管:空知陸上競技協会、道北陸上競技協会、道央陸上競技協会、オホーツク陸上競技協会
協賛:ホクレン農業協同組合連合会
特別協賛:プーマジャパン株式会社、NTT西日本株式会社、雪印メグミルク株式会社
協力:韓国実業陸上連盟
運営協力:ディスタンスチャレンジ実行委員会
【ホクレンDC2025大会情報】
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1948/関連選手
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