
6月11日(水)に、第1戦 深川大会(北海道・深川市陸上競技場)が開幕した「ホクレン・ディスタンスチャレンジ2025」。
第2戦・士別大会(場所:士別市陸上競技場)は中2日を挟んだ中での開催となり、184名の選手が出走しました。大会当日の午前中は、地元出身のオリンピアン・パラリピアンを招いた「士別オリパラフェスティバル2025」が開催され、身体を動かすことの楽しさを競技場に集まる方々で共有する機会に。士別大会はそのままムードが高まる状態で、女子1500mBが始まりました。
全選手のうち、自己ベストを更新した選手は17名、シーズンベスト更新者は6名となり、記録更新率は12.5%になりました。
それでは、全レースを振り返りましょう!
【ライブ配信(アーカイブ)はこちら!】
【女子1500mB】
クミ2025アジア選手権大会・女子800mで8位入賞したシン・ソマン(韓国)が、深川大会での「北海道米LOVE 女子800mA」に引き続き、4分24秒38でシーズンベストを更新し優勝。解説の河野匡が「シン選手は800mでのスプリント能力が高く、1000m辺りから自分のペースでレースを進めて行くだろう。そこに日本人選手がどのように対応するか。」とのコメントを述べた通りに、シンが1000mで先頭に出てペースを上げる。深川大会・女子800mBで自己ベストを更新した堀田佳奈(肥後銀行)は、この種目で4分25秒51(自己ベスト更新)で2位に。


【女子1500mA】
クミ2025アジア選手権・女子1500mに出場したパク・ナヨン(韓国)が、4分15秒58で自己ベストを更新し優勝。パリ2024オリンピック・女子1500m日本代表の後藤夢(ユニクロ)は、4分20秒49で3位。


【ホクレン「まめぐらし」男子1500m】
クミ2025アジア選手権大会・男子1500mで銀メダルを獲得したイ・ジェウン(韓国)が、3分38秒55で優勝。深川大会に引き続き自己ベストを更新、かつ同種目の記録を32年ぶり更新することに。イは前半からペースメーカー(以下、PM)のカン・ドンヒョン(韓国)についていき、PMが離れてもなおペースを下げることなくフィニッシュ。なお、イ以外に同種目で記録を更新した選手はいなかった。「韓国で指導してくださっている先生方や、このように走る環境を作ってくださった日本の皆さまに感謝の気持ちを伝えたい」とのコメントを残す。


【ホクレン「真白」女子3000m】
ジェプチルチル(肥後銀行)が8分55秒45で優勝かつ自己ベストを更新。ジェプチルチルはレース序盤から先頭集団で自分のペースで運び、集団が4つに分かれても、ペースを下げることなくそのままゴール。優勝インタビューでは実況のM高史が通訳のサポートに。日本人トップ(3位)は塚本真夕(肥後銀行)で、9分14秒73で自己ベストを更新。


【男子3000m】
1000mを2分37秒03で通過し、解説の河野を「良い!」と唸らせるほどのレース展開に。優勝はアイザック(マツダ)の7分52秒11で、自己ベストを更新。日本人トップ(2位)は川瀬翔矢(NTN)で、8分02秒17.また、高橋佑輔(山陽特殊製鋼)が出した8分04秒53というタイムには、河野を「1500mが楽しみですね」というコメントを残させた。



【女子5000mB】
1000mを3分09秒、2000mを3分08秒で通過し、前半は非常に安定したレースに。ただ、後半にかけてタイムが伸びず、3000mを3分13秒、4000mを3分17秒で通過。優勝は中川千愛(日立)の16分03秒84(自己ベスト更新!)。なお、全選手20名のうち、記録を更新した選手は中川のみであった。

【男子5000mB】
「14分台が目標となるレース」(河野匡)の中で、ビクター・キプキルイ(中電工)が13分35秒64で優勝。日本人トップ(3位)は西脇翔太(JR東日本)で、13分44秒05で自己ベストを更新。


【ミルクランド北海道 女子5000mA】
カリバ・カロライン(JP日本郵政グループ)が14分55秒45で、自己ベストを更新し優勝。日本人トップ(4位)は菅田雅香(JP日本郵政グループ)で15分51秒17。優勝時のインタビューでは、「自己ベストを更新しそうだという感触は無かったが、風に助けられた」とのコメントを残す。


【にくのくに北海道 男子5000mA】
ダパッシュ・ラファエル(JR東日本)が13分24秒30で優勝。日本人トップは花尾恭輔(トヨタ自動車九州)。13分49秒71で自己ベストを更新。パリ2024オリンピック・男子マラソン日本代表の赤﨑暁(九電工)は、14分15秒67で17位。



【PUMA GO-WILD 女子10000mA】
伊澤菜々花(スターツ)が32分01秒87で優勝。レース序盤から「動きに余裕がある」(河野)印象を残し、PMの後ろにピタリとくっつく。そして、解説通りに「32分10秒」を切り、ゴールテープも切った。優勝インタビューでは、「いつも一緒に練習しているワンブイ選手(PM)が引っ張ってくれたおかげで、優勝することができた」との言葉を残す。

【きたやさい 男子10000m】
中島大就(中国電力)が28分38秒67で、シーズンベストを更新し優勝。また、2位の小泉樹(黒崎播磨)は28分43秒36で自己ベストを更新。レース序盤から、河野より「動きが良い」と言葉を残す。最後のペースの追い上げについて、「チームメンバーで最後まで諦めないようにお互いを高め合っているため、それを実行した」という。


写真提供:アフロスポーツ
【ホクレンDC2025 特設サイト】
https://www.jaaf.or.jp/distance/

【大会概要】
主催:日本陸上競技連盟共催:日本実業団陸上競技連合、深川市、士別市、千歳市、北見市、網走市
後援:北海道新聞社、北海道文化放送、読売新聞社
主管:空知陸上競技協会、道北陸上競技協会、道央陸上競技協会、オホーツク陸上競技協会
協賛:ホクレン農業協同組合連合会
特別協賛:プーマジャパン株式会社、西日本電信電話株式会社、雪印メグミルク株式会社
協力:韓国実業陸上連盟
運営協力:ディスタンスチャレンジ実行委員会
【ホクレンDC2025大会情報】
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1948/関連ニュース
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