
ライブ配信を観戦する時、スイッチのように入れ変わる順位に目が釘付けになる方も多いはず。
ちょっと待って!順位はもちろん、選手の表情を観察することも醍醐味の1つ。選手の表情をよく見てみると、「余裕がありそう!」とか、「今のペースを維持できないみたい...}等と、おおよその感情をつかめることができます。その一方で、表情のみでは読み取れないものもあります。
競歩の試合では、競歩審判員が必ずコース上に立っています。競歩のルール「ベント・ニー」・「ロス・オブ・コンタクト」に違反していそうだと思われる選手に、イエローパドルを使って注意を示します。

集団でレースが動いているとき、競歩審判員がイエローパドルを片手にその集団に近づいてくるシーンがあります。選手はその時、集団の誰かにイエローパドルが出されると察知します。

↑左奥の様子から競歩審判員のチェックが入っていることがわかる。
選手は心の中で「自分じゃありませんように」と思うわけで、
自分じゃなければ「ふー。良かった。」
自分だったら「この後、フォームに気をつけなきゃ。」と思うことがほとんどです。
表情からは読み取れないと思いますが、選手はそんな心情になっています。
注意を出された後の様子も、選手によって全く異なります。「え!?自分!?」ときょとんとするような表情をしてしまう選手もいれば、「分かりました」との合図で手を挙げたり頷いたり、何らかの反応を見せる選手もいます。そんなところにも注目してレースを観戦してみてください。
ちなみに、競歩審判員からイエローパドルを出された時に、レースが一気に展開するなんてことも。マークしていた選手にイエローパドルが出された時は、「ここだ!」とばかりにペースを上げる選手もいるようです。
>>競歩のルールはこちら(PDF)
クレジット:フォート・キシモト
日本選手権競歩 ライブ配信を楽しむポイント
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■第49回全日本競歩能美大会 大会ページ
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■第108回日本陸上競技選手権大会・35km競歩 大会ページ
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1885/
■第108回日本陸上競技選手権大会・20km競歩 大会ページ
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1834/
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