
ライブ配信を観戦する時、スイッチのように入れ変わる順位に目が釘付けになる方も多いはず。
ちょっと待って!競歩マスターに近づくためには、ペース速度の状況(速いのか、遅いのか等)も理解したいところ。競歩のスピード感をグッと取り込むことができ、レースを楽しく見ることに繋がるでしょう。
では、具体的にどのような数字であれば良いのでしょうか。
例えば、女子20km競歩は、1kmのラップタイムが「4分30秒」を切っているかどうかがポイント。
20kmのレースの中間点、10kmの通過タイムが「45分」を切っていれば、良いペースと捉えることができます。

35km競歩の場合だと、派遣標準記録(2時間45分00秒)を突破するうえでは、「4分45秒」前後が1つの目安です。
男子20km競歩は、数年前までは1kmのラップタイムが「4分」を切っているかどうかがポイントでした。しかし、近年は競歩界のレベルが底上げされていることもあり、「3分55秒」が基準になりつつあります。
20kmのレースの中間点、10kmの通過タイムが「39分30秒」を切っていれば、やや良いペース。
最近のレースであれば、先頭は通過タイムが39分を切ることが多いです。10kmの通過タイムが「38分台」であれば、かなり良いペースです。
「第108回日本陸上競技選手権大会・20km競歩」男子20km競歩で大会記録を更新した山西利和選手は、10kmを38分21秒で通過しています。
>>第108回日本陸上競技選手権大会・20km競歩 リザルト

35km競歩の場合、「4分10秒」前後が派遣標準記録(2時間26分00秒)を突破するうえでは、一つ目安となるペースになります。
「第108回日本陸上競技選手権大会・35km競歩」男子35km競歩では、川野将虎選手が初めの5kmをなんと20分30秒で通過しています!
>>第108回日本陸上競技選手権大会・35km競歩 リザルト
クレジット:フォート・キシモト
日本選手権競歩 ライブ配信を楽しむポイント
▶ポイントVol.1 どんなペースだと好記録が出るの?▶ポイントVol.2 試合を見ながらやってみよう!競歩体験
▶ポイントVol.3 試合を見ながら想像してみる!?選手の気持ち
■第49回全日本競歩能美大会 大会ページ
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1917/
■第108回日本陸上競技選手権大会・35km競歩 大会ページ
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1885/
■第108回日本陸上競技選手権大会・20km競歩 大会ページ
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1834/
▼東京2025世界陸上 日本代表選手内定への道(PDF)
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