2024.07.31(水)選手

【記録と数字で楽しむパリオリンピック】女子5000m:田中・山本・樺沢がトリオ出場!田中は23年世界選手権に続く「入賞」を目指す



8月1日(木)から11日(日)の11日間、フランスの首都パリを舞台に「第33回オリンピック」が開催される。

日本からは、24種目に55名(男子35名・女20名)の代表選手が出場し、世界のライバル達と競い合う。

現地に赴く方は少ないだろうがテレビやネットでのライブ中継で観戦する方の「お供」に日本人選手が出場する全24種目に関して、「記録と数字で楽しむ2024パリオリンピック」をお届けする。

なお、これまでにこの日本陸連HPで各種競技会の「記録と数字で楽しむ・・・」をお届けしてきたが、過去に紹介したことがある同じ内容のデータや文章もかなり含むが、可能な限りで最新のものに更新した。また、記事の中では世界選手権についても「世界大会」ということで、そのデータも紹介している。

記録は原則として7月21日判明分。ただし、エントリー記録などは五輪参加標準記録の有効期限であった24年6月30日現在のものによった。
現役選手の敬称は略させていただいた。

200mから1500mにおいて、予選で落選した選手による「敗者復活戦」が導入され、これによって予選で敗退した何人かが復活して準決勝に進出できることになった。
ただ、各種目での敗者復活戦の組数や何人が準決勝に出場できるのかなどの条件がこの原稿執筆時点では明確にされていない。よって、トラック競技の予選・準決勝の競技開始時刻のところに示した通過条件(○組○着+○)は、「敗者復活戦」がなかったこれまでの世界大会でのものを参考に記載したため、パリではこれとは異なる条件になるはずだ。

日本人選手の記録や数字に関する内容が中心で、優勝やメダルを争いそうな外国人選手についての展望的な内容には一部を除いてほとんどふれていない。日本人の出場しない各種目の展望などは、陸上専門誌の8月号の「パリ五輪観戦ガイド」や今後ネットにアップされるであろう各種メディアの「展望記事」などをご覧頂きたい。

大会期間中は、日本陸連のSNS(=旧Twitter orFacebook)で、記録や各種のデータを可能な範囲で随時発信する予定なので、そちらも「観戦のお供」にしていただければ幸いである。

現地と日本の時差は、7時間で日本が進んでいる。競技場内で行われる決勝種目は、日本時間の深夜から早朝にかけての競技である。
猛暑の中での睡眠不足にどうぞご注意を!


女子5000m

(実施日時は、日本時間。カッコ内は現地時間)
・予選 8月3日 01:10(2日 18:10) 2組8着
・決勝 8月6日 04:10(5日 21:10)

田中・山本・樺沢がトリオ出場! 田中は23年世界選手権に続く「入賞」を目指す

参加標準記録(14分52秒00)をクリアしたのは、田中希実(New Balance)のみ(14分29秒18=23年)。エントリー記録では6位に位置する。
日本選手権2位の山本有真(積水化学/エントリー記録15分30秒03=23年・自己ベスト15分16秒71=22年)がターゲットナンバー「42」の圏内の38位で出場資格を獲得(最終的には、上位選手の出場辞退で「33位」)。
日本選手権では9位に終わった樺沢和佳奈(三井住友海上/エントリー記録&自己ベスト15分18秒76=23年)は6月30日現在のランキングでは圏外だったが、他国の上位選手に辞退者が出て40位で出場できることになった。
田中は21年東京に続いて2度目の五輪で1500mと合わせて2大会連続の2種目出場。世界選手権を含めると5000mは19年ドーハから5大会連続の世界の舞台で、23年ブダペストでは8位入賞を果たした。世界大会の1500mと5000mは21年から4大会連続、22年オレゴンでは800mも加えての3種目への出場だった。
山本と樺沢は五輪初出場だが、山本は23年ブダペスト世界選手権に続き2度目の世界大会である。

五輪のこの種目でのフルエントリーは、96年アトランタ、00年シドニー、08年北京、12年ロンドン、16年リオデジャネイロ、21年東京に続いて5大会連続7回目。
世界選手権のトリオ出場は、95年イエテボリ、97年アテネ、99年セビリア、11年大邱、15年北京、22年オレゴンの6回。

田中が出場する1500mと5000mの日程は、下記の通り。
・日本時間でカッコ内が現地時間
5000m予選8月3日01:10(2日18:10)2組8着
決勝8月6日04:10(5日21:10) 
1500m予選8月6日17:05(6日10:05)4組6着
敗者復活戦8月7日19:45(7日12:45)●●●●
準決勝8月9日02:35(8日19:35)2組6着
決勝8月11日03:25(10日20:25) 

5000m決勝の13時間弱あとの1500m予選がタイトである。
世界大会での2種目挑戦(22年は800mを加えて3種目挑戦)は21年東京五輪から4大会連続で、今回の田中の目標は、「両種目とも入賞」だ。そのためにもまずは、5000mでの五輪初入賞を決めて1500mに勢いをつけたい。


◆五輪&世界選手権での入賞者と日本人最高記録◆

5000mは、世界選手権では1995年から(それ以前は3000m)、五輪では1996年から実施されるようになった(1984~92年は3000m)。入賞者は、以下の通り。
1996五輪4位15.09.05志水見千子(リクルート)=日本新
19978位15.21.19弘山晴美(資生堂)
20238位14.58.99田中希実(New Balance)

日本人最高記録は、
五輪が、
14.52.84 廣中璃梨佳(日本郵政グループ)2021年 9位 =日本新
世界選手権が、
14.37.98 田中希実(New Balance)2023年 予選2組6着 =日本新


◆世界選手権&五輪での先頭の1000m毎とラスト400m・200m、1・3・8位とその差、決勝に進めなかった最高記録◆

以下は、5000mが採用された1995年からの世界選手権と96年からの五輪での先頭走者の「1000m毎のスプリット」「ラスト400mとラスト200m」「1・3・8位の記録」「1・8位の差」「予選で落選した最高記録(決勝に進めなかった最高記録)」をまとめたものである。
なお、1000m毎は各地点を先頭で通過した選手のタイムから算出したもので、優勝者のものとは限らない。ラスト400mと同200mは、優勝者のもの。
~1000m~2000m~3000m~4000m~5000mLast400&2001位記録3位記録8位記録1・8位差予選落最高
19952.51.953.01.533.04.723.02.872.45.4061.528.814.46.4714.53.7715.08.0521.5815.20.89
1996五輪3.06.153.02.612.59.262.57.232.54.6370.1434.714.59.8815.07.4215.17.3317.4515.28.35
19973.11.742.58.662.58.223.02.212.46.8561.929.514.57.6814.58.8515.21.1923.5115.37.19
19993.00.432.55.472.56.832.59.682.49.4161.429.414.41.8214.44.2215.03.4721.6515.28.41
2000五輪3.03.842.53.503.01.192.55.272.47.3960.0128.614.40.7914.42.3314.50.319.5215.16.66
20013.10.063.03.473.03.723.04.432.41.7160.429.0415.03.3915.10.1715.19.5516.1615.20.78
20033.04.253.05.632.59.002.57.572.45.2760.129.714.51.7214.52.3014.54.983.2615.04.00
2004五輪3.12.262.53.312.46.662.55.532.57.8968.5632.714.45.6514.51.8315.07.2321.5815.14.57
20053.02.532.51.322.58.773.01.782.44.1958.1928.114.38.5914.42.4714.45.146.5515.20.59
20072.59.223.05.473.07.303.01.062.44.8658.5828.1314.57.9114.59.2115.03.865.9515.25.59
2008五輪3.39.203.06.213.12.723.06.642.36.6359.5430.215.41.4015.44.9615.49.037.6315.15.87
20093.06.023.05.023.04.013.00.742.42.1858.6228.814.57.9714.58.4115.11.1213.1515.32.33
20113.02.103.05.003.03.873.02.632.41.7658.6829.1714.55.3614.56.9415.09.3513.9915.38.23
2012五輪3.07.583.09.773.10.402.57.062.39.4460.229.715.04.2515.05.1515.14.5510.315.06.81
20133.10.783.03.243.04.332.50.662.40.9059.8229.3114.50.1914.51.3315.14.7024.5116.03.03
20153.01.653.04.622.49.362.43.622.47.6866.9733.7214.26.8314.44.1415.08.0041.1715.47.97
2016五輪2.59.863.00.502.47.442.51.952.46.4265.5933.314.26.1714.33.5915.00.6934.5215.29.07
20173.18.612.48.592.50.642.51.902.44.9160.4429.9214.34.8614.42.7314.58.3323.4715.08.20
20192.56.902.55.582.51.892.59.692.41.6658.4329.6714.26.7214.28.4314.44.9218.215.11.76
2021五輪3.00.702.59.552.59.592.57.282.39.7057.127.714.36.7914.38.8714.46.499.714.59.93
20223.14.212.53.352.55.232.57.902.45.6059.9529.6814.46.2914.47.3614.57.6210.3315.02.03
20232.55.343.08.913.12.302.57.282.40.0556.5927.1214.53.8814.54.3314.58.995.1115.05.24
             
最高記録2.51.952.48.592.49.362.50.662.36.6356.5927.1214.26.1714.28.4314.44.923.26最小14.59.93
最低記録3.39.203.09.773.12.723.06.642.57.8970.1433.7215.41.4015.44.9615.49.0341.17最大16.03.03
             
五輪最高2.59.862.53.312.46.662.51.952.36.6357.127.714.26.7214.33.5914.46.49-14.59.93
世選最高2.51.952.48.592.49.362.50.662.40.0556.5927.1214.26.1714.28.4314.44.92-15.02.03
 

21年東京五輪、22年オレゴン、23年ブダペストと同様に予選通過には15分を切るか切らないかが要求されることになるかもしれない。東京五輪で決勝に進めなかった最高記録の14分59秒93は田中希実のもので、0秒38及ばず。22年オレゴンの15分02秒03は廣中のタイムで、1秒05届かなかった。日本人選手が2大会連続で口惜しい思いをした。

決勝は、「記録よりも勝負」のレースであるため、最初の1000mが「様子見」でスローな展開になることが多い。五輪を含む95年からの21大会で、2分台で入ったのは5大会しかない。世界記録14分00秒21を1000m平均にすると「2分48秒04」だ。

23年ブダペストは最初の1000mこそ2分55秒34だったが、そこから牽制が始まって2000mまでは3分08秒91を要して1000m~2000m世界大会歴代2位の遅さ。3000mまでも3分12秒30を要しこれまた世界大会歴代2位の遅いタイムを刻んだ。4000mまでもそれほどペースは上がらず2分57秒28。レースが一気に動いたのは、残り1周の鐘がなってから。4600mでは優勝したF・キピエゴン(ケニア)が先頭で1秒21以内(約7m)に14人の集団、決勝を走った16人中の14人である。田中も0秒58差の9位にいた。そこからキピエゴンが100m毎を15秒45・14秒02(29秒47)・13秒30(42秒77)・13秒82(56秒59)と男子並のキックで2着のS・ハッサン(オランダ)に0秒23差で逃げ切った。「男子並」と書いたが、今年の日本選手権を13分13秒56の大会新で制した伊藤達彦(Honda)の残り400mの100m毎(非公式計時)が13秒9・14秒3(28秒2)・14秒2(42秒4)・14秒1(56秒5)。それ以前のペースに違いがあり、伊藤の場合は2位と3秒以上の差があって勝負が決していたとはいえ、男子の日本チャンピオンとほとんど変わらないスピードでキピエゴンはカバーしていた。さすがに、23年・24年と2年連続で1500mの世界記録を更新する3分49秒04で走る選手である。

8位入賞を果たした田中もよく踏ん張り、
4500m13)13.42.0417.44
4600m9)13.57.8715.8333.27
4700m10)14.13.6015.73
4800m7)14.28.1414.5430.27
4900m6)14.43.0214.88
5000m8)14.58.9915.9730.8545.3961.12

4700mからの200mを29秒42で走った反動がきたのか最後の直線で2人にかわされたが、見事な入賞だった。
ラスト1500m4.10.04、同1000m2.44.84、同800mを2.09.46でカバーした。

ちなみに優勝したキピエゴンの残り1500mは4分05秒90、残り800mは2分04秒82。1500mの日本歴代2位を1秒96上回り、800mも今年の日本選手権で5位と100分の2秒差の6位相当だ。

23年のレースが残り400mまで大集団であったように最近の世界大会では、途中で誰かがロングスパートして「大逃げ」をはかる展開は稀で、ほとんどは4000mを過ぎてからやラスト1周からの「ヨーイ、ドン!」のスピード勝負になることが多い。

「1位と8位の差」は、数秒から40秒以上と大会によって開きがある。09年から17年までの「8位入賞ライン」は、「15分00秒~15秒前後あたり」が多かった。しかし、19・21年は14分45秒前後のハイレベル、17・22・23年も15分を切るタイムになっている。

優勝者が途中で独走にならない限りは、ラストの1000mは2分40秒前後、ラスト2000mを5分30~40秒あたりで走っている。ラスト2000mは1500m換算で4分10秒前後や23年のように4分05秒台というスピードになることもある。また、独走になった場合を除くとラスト400mも60秒以内のことが多く、ラスト200mも28~29秒台がほとんどだ。

東京五輪で優勝したシファン・ハッサン(オランダ)のラスト1000mは2分39秒0、ラスト800mは2分04秒7。
4600mからの100m毎は、
46005)13.39.716.2  
47003)13.55.115.4  
48001)14.09.114.029.4 
49001)14.22.813.7  
50001)14.36.7914.027.757.1=ラスト400m

ラスト1周57秒1、同300m41秒7、同200m27秒7で世界大会の歴代最速タイムだったが、23年のキピエゴンはそれを上回った。
「優勝」や「メダル」を目指すには、上記のようなラスト1周のスパート力がないことには厳しい。

五輪と世界選手権の入賞ラインが最もハイレベルだった19年ドーハ世界選手権と21年東京五輪、直近の22年オレゴン世界選手権と23年ブダペスト世界選手権の10位までの選手の残り1000m、同400m、同200mのタイムをまとめたのが下記のデータである。

 2019年ドーハ世界選手権   2021年東京オリンピック   2022年オレゴン世界選手権   2023年ブダペスト世界選手権   
順)記録残1000残400残200記録残1000残400残200記録残1000残400残200記録残1000残400残200
1)14.26.722.41.6658.4229.5614.36.792.39.057.127.714.46.292.45.4859.9529.6814.53.882.39.1756.5927.12
2)14.27.492.42.2059.0030.0714.38.362.41.258.929.114.46.752.45.7360.1730.0914.54.112.40.7356.7727.24
3)14.28.432.43.2960.0231.1314.38.872.41.659.429.414.47.362.46.2060.3030.414.54.332.39.8456.8627.31
4)14.29.602.43.9960.6431.0114.39.622.42.359.929.814.47.712.46.5260.9430.2614.56.622.42.6359.1529.39
5)14.36.052.50.6967.5837.8214.41.242.44.161.531.214.47.982.47.2961.5031.1314.56.852.42.4259.1828.93
6)14.40.572.54.6370.0235.4214.45.112.47.564.833.314.48.122.46.5761.7831.5514.58.232.43.7160.5030.06
7)14.44.572.51.2664.3731.4814.46.292.47.962.730.114.54.802.53.4566.9533.3514.58.312.43.3760.2529.86
8)14.44.922.51.7164.9131.6914.46.492.48.966.033.114.57.622.47.6764.7132.2814.58.992.44.8461.1230.85
9)14.45.182.51.6965.3631.6414.52.842.54.266.933.314.59.992.57.8870.1534.4614.59.222.44.2661.3330.89
10)14.46.172.53.4265.7032.2814.54.392.56.268.734.115.01.222.59.2771.5335.2414.59.322.45.1261.730.66

この3年あまり田中は「ラスト1周60秒」を追い求めてきた。それはつまり、世界大会での「メダル争い」に食らいつくためのスピードなのである。


◆20℃前後の好条件になるかも?◆

「記録よりも順位優先」の世界大会ではあるが、当日の気象状況やレース展開によっては、田中の日本記録(14分29秒18)はともかく、15分16秒台と18秒台が持ちタイムの山本と樺沢にとっては大幅な自己ベストの更新、あわよくば「14分台」を狙える大きなチャンスでもあろう。

今回の予選が行われる8月2日18時10分(日本時間3日深夜1時10分)、決勝がスタートする8月5日21時10分(日本時間6日午前4時10分)に近いパリの21年から23年の過去3年間の気象状況を調べた。

【過去3年間の8月3日(女子5000m予選の日)のパリの気象状況】
時刻2023年2022年2021年
11時00分曇・18℃・77%晴・32℃・31%曇・19℃・56%
11時30分曇・18℃・82%晴・32℃・31%曇・18℃・56%
12時00分曇・18℃・77%晴・32℃・34%曇・18℃・56%

【過去3年間の8月6日(女子5000m決勝の日)のパリの気象状況】
時刻2023年2022年2021年
21時00分晴・17℃・59%晴・22℃・33%晴・20℃・60%
21時30分晴・17℃・59%晴・21℃・38%晴・20℃・60%

22年の8月3日は32℃もあったが、湿度は30%台。日本のような高温多湿でまとわりつくような暑さではなかったようだ。また競技場は東京の国立競技場のような感じの屋根があるのでそれが直射日光を防いでくれるかもしれない。その他の日は20℃あるかないかで、7月の北海道でのディスタンス・チャレンジの暗くなってからのレースの時のような条件に近いかもしれない。
よって、優勝記録も入賞ラインも最もレベルが高かった19年・21年の世界大会を上回るようなタイムになるかもしれない。


◆日本記録(14.29.18)の時のペース◆

田中が23年9月8日にブリュッセルで14分29秒18で走った時のペースは以下の通りだ。
ただし、ライブ中継から可能な範囲で計測したもののため抜けている箇所がかなりある。
カッコ付き数字は、その地点の通過順位。
1006)16.816.8  
2008)34.017.2  
3008)51.717.7  
4007)1.08.917.268.9 
5008)1.26.417.5  
6008)1.43.917.5  
700    
800    
900    
10008)2.53.3  2.53.3
1100    
1200    
1300    
1400    
15008)4.19.2   
16008)4.36.016.8  
17008)4.53.617.6  
18008)5.10.817.2  
19008)5.28.117.3  
20008)5.45.317.269.32.52.0
2100    
2200    
2300    
24008)6.56.5 71.2 
25008)7.14.317.8  
26009)7.32.717.4  
27008)7.51.218.5  
28008)8.09.618.473.1 
29009)8.27.017.4  
30007)8.44.417.4 2.59.1
31006)9.02.017.6  
32006)9.19.417.469.8 
3300    
3400    
3500    
36004)10.29.1 69.7 
37004)10.46.917.8  
38004)11.04.617.7  
3900    
40004)11.40.1 71.02.55.5
41003)11.57.817.7  
42003)12.15.918.1  
4300    
44003)12.51.2 71.1 
45003)13.08.717.5  
46003)13.26.317.6  
47003)13.42.215.9  
48003)13.58.015.867.8 
49003)14.13.415.4  
50003)14.29.1815.8(62.9)2.49.1

前半7.14.3+後半7.14.9(前後半差▽0.6)

さらに、こんなデータも紹介しておこう。
全種目を網羅した世界陸連採点表による田中の各種目ベスト記録の得点は、
800m2.02.361120pt
1000m2.37.331138pt
1500m3.59.191212pt
1mile4.28.941156pt
2000m5.53.471063pt
3000m8.34.091171pt
2miles9.16.761204pt
5000m14.29.181224pt
10000m31.59.891139pt
だ。

最もポイントが高いのは5000mの「1224pt」。この得点を他種目の記録に当てはめると以下の通りだ。
800m1.56.61
1000m2.30.99
1500m3.57.76
1mile4.15.86
2000m5.24.67
3000m8.25.68
2miles9.03.00
5000m14.29.18
10000m30.26.13

現在の田中が得意とするのは、1500mと5000mだが、世界陸連の採点表のポイントで最もハイレベルな5000mのタイムは、800mならば1分56秒61、1500mならば3分57秒76に相当するということである。


野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)


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