
【男子円盤投】
堤雄司(ALSOK群馬・群 馬)
優勝
60m12
11回の優勝は、史上最多タイと先ほど言われた。(円盤投では)畑山茂雄さんという偉大な方が11回勝っていて、(畑山さんが)最後に勝ったとき(第97回大会)に僕が2番だった。そういう偉大な先輩方の過去を積み上げてきた歴史の上に、今、僕がこうして立っている。今、僕が、僕の分を積み上げている段階だが、そういったいろいろな方々の上に今の自分がいるということを、しっかりと思いながら感謝して、またこれから続けていきたいなと思う。
(優勝記録となった3回目の試技は)決して100点の投げではなかった。1投1投、国士舘大学の岡田監督とコミュニケーションをとって微調整しながらやっていたのだが、いかんせん今回は55mラインしかなく、60mラインが引かれていなかったので、(投げたあとは)飛んだかどうかがわかっていなくて、周りの見ている方々の声で「ちょっと飛んだのかな」くらいに思っていた。なので、特に自分に手応えがあったわけではないのだが、優勝ラインを60(m台)と思ってやっていたので、そこを越えられてよかった。
円盤投における日本のタイトルは、中学、高校、大学、実業団、日本選手権と全部勝って、こうして優勝回数も最高になって、だいたいやることはやったので、国内でやりたいなと思うことは残っていない。内容に関しては、今日は触れないが、自分のなかにやり残したことがあるので、そこを現役選手としての僕の最後の挑戦として、来年、再来年にやっていきたいと思っている。
2024/6/29 JAAFメディアチーム
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#運命をかけた決戦