【U20女子円盤投】
矢野結衣(添上高・奈 良)45m69 =自己新
優勝
45m69 =自己新
落ち着いて、周りを気にせずに自分の投げができました。(添上高の)谷奥元弥先生としっかりコミュニケーションができて、自分の世界に入り込めて投げられていると思います。今日はバックスイングからの動きで、(試技の)前半は左腕が先行してしまっていました。円盤と自分を一緒に動かすということをたくさんアドバイスしてもらい、意識できるようになって(後半は)良くなりました。(45m69をマークした)5投目はファーストターンからの流れが良くて、思い切り振り切ることができました。(優勝は)全然実感がなくて。今回は周りに流されずに、どれだけ自分の動きができるかを意識してやっていました。
※自己記録は6月13日の近畿高校総体でマークした45m76
【U20女子棒高跳】
松井愛果(大塚高・大 阪)
優勝
3m90
4m00が自己ベストなので、4m10は跳びたかった。優勝はうれしいけど、記録的には納得のいく結果ではありませんでした。調子は良かったですが、4m00に上がると動きが変わってしまいました。空中動作で流してしまっている場面が多く、得意の部分ができませんでした。4mの2本目は高さが出ていたのに、落としてしまう形となってしまったので、毎回同じ動きができるようにしていきたいです。高さが上がると使うポールが変わって、思うような動きができていないので、ポールと高さに慣れていきたいです。夏のインターハイでは優勝を視野に入れつつ、自己ベストで日本高校記録(4m16)を跳べるように準備をしていきたいです。
【U20女子三段跳】
釣本陽香(横浜国立大・奈 良)
優勝
12m49(+0.1)=自己新
試合運びとしては、1本目から記録を残せて良かったのですが、もう少し記録を出せたと思います。12m80~90くらいは出したかったです。いつもは走幅跳と三段跳で出ていて、今回は幅跳のようにホップで少し浮き過ぎて、潰れてしまう跳躍になってしまいました。三段跳は技術面がまだまだできていないので、もっと仕上げていきたいです。三段跳も走幅跳も少し助走が小さくなってしまいがちです。三段跳の技術力が低い分、伸びしろがあるとは感じています。大会で久しぶりに1位を取れたことはうれしかったですが、記録が思ったより出なかったので、うれしさと悔しさで半々です。(30日の)走幅跳に向けて、気持ちを切り替えます。
【U20女子やり投】
櫻井希美(中京大・岐 阜)54m89
優勝
54m89
まだ「絶対」とは言えないのですが、復活の兆しが見えてきました。(53m08)の1投目の前の身体の感覚などから今日は行ける気がすると感じていました。集中して1投目で投げられれば、後は心が穏やかに投げられると思い、53m台が出たのでひと安心。自分でも1投目から出るとは思っていなかったので、ビックリした部分がありました。6投目は手拍子をもらって、思いっ切り全力で投げる意識でした。自分のセカンドベスト(54m89)を投げられたので良かったです。大学に入ってから思うような記録や結果が出なくて、悔しさがありました。この大会に調整してきていたので、ここからやっとスタートラインに立てた感じがしています。
【U20男子400mH】
菊田響生(法政二高・神奈川)
優勝
49.77 ※大会記録、自己新
10台目のハードルを越えてからは誰よりも自信があったので、そこで先頭にいれば絶対に勝てると思っていました。8、9台目くらいで渕上(翔太・早稲田大)さんと並んでいたので、「もしかしたら勝てるかもしれない」と思い、10台目を僕の方が先に跳んでいたので優勝を確信しました。1台目で少し体勢が崩れてしまったのですが、2台目以降を立て直して、うまく刻んでいけたことが自己記録を出せた一つの要因だと思います。49秒台出るとは思わなかったので、すごくびっくりしています。試合になると走れる部分があって、素直にうれしいです。本番の力強さは自分の一番の強みだと思っています。
【U20女子1500m】
川西みち(自由ケ丘高・福 岡)
優勝
4:22.08
昨年、優勝していることもあって、予選からプレッシャーを感じる部分はありましたが、あまり気にしないようにしていました。アップからリラックスを心掛けて、決勝では切り替えて自分らしい走りはできたと思います。大きい大会ですので、タイムを狙いたい気持ちはありましたが、まずは去年に続いた順位を取ることを考えていました。前の選手の状況や、位置取りにも気をつけながら走れたと思います。ここがゴールではなく、インターハイも狙っている大会なので、ここから後1ヵ月練習を積んでいき、もっとラストスパートのキレを磨いていきたいです。
【U20男子1500m】
樋口諒(カンザス大・在 外)
優勝
3:46.31 ※自己新
予選突破を目標にしてやってきていたので、まさか優勝できるとは思っていませんでした。すごくビックリしていますし、うれしいです。予選で約3秒も自己ベストを更新できていたので、調子がいいと感じていました。勢いそのままにここまで来られました。チャンスがあったら優勝を狙おうと考えていて、川口(峻太朗/洛南高・京都)君が前に出ることはわかっていたので、地道に追っていく計画でした。思ったとおりにできたので、本当に良かったです。800m、1500mを中心に取り組んでいて、アメリカはスピードを磨いていく環境があったので、そこが進学の決め手になりました。来年は日本選手権に出場して、そこで勝負していきたいです。
【U20女子400m】
齋藤朱里(北摂三田高・兵 庫)
優勝
54.30
(27日の)予選で53秒台(53秒72)を出して、その記録を更新するつもりでいました。54秒台だったのは、少し心残りです。300mまでは横並びの展開になると思っていましたし、後半に強みがあるのでそれは活かせたと思います。冬季中はウエイトトレーニングなどで筋力を鍛えました。トップスピードが100mの選手と勝負になるくらいには仕上げたいと思って、練習に取り組んできました。インターハイに向けて目標の53秒台を出せたことは本当に自信になりました。本当にここからは自分と記録との戦いになると思います。今日の優勝よりも53秒台を出せたことがとても大きな自信につながりました。
【U20男子5000m】
濵口大和(佐久長聖高・長 野)
優勝
13:44.99
タイムは狙っていなかったので、結果的についてきました。高校記録(13分22秒99)を狙うにあたっては、今後いい材料になってくると思います。今回はラスト400mで前に出て、後ろから来ていたのですが、最終的に離すことができました。そこには自信というか、勝負勘はあると思っています。今回勝てたから一喜一憂ではなく、次にもレースがあるので集中していきたいです。昨日は(3000m障害物で)佐々木哲(佐久長聖高)が勝っていたので、自分も勝つしかないと思っていました。今年は自分がキャプテンで、佐々木が副キャプテンなので、自分たちがやらないといけないと思っていました。
【U20女子100m】
小針陽葉(富士市立高・静 岡)
優勝
11.74(+0.1)
スタンドにたくさん観客を見て、ワクワクして緊張が吹き飛んで、すごく楽しんだレースできました。予選は少しスタートが不調でしたが、決勝は浮かずに出られました。後半は自分の走りをすることを心掛けて、走った結果が優勝だったのですごく良かったです。これまでずっとケガを繰り返してきて、すごく不安で。全国大会となると、もう1段階質を上げないといけないと思うので、今回の試合の結果はインターハイに向けてすごく自信になったと思います。スタートに関しては、まだしっかり踏み出していた時よりはまだ少し抑えています。200mもがんばって走ります。
【U20男子200m】
佐藤克樹(東京学館新潟高・新 潟)
優勝
20.91(+0.1)※自己記録は20秒90
後半競る形になると思っていました。そこで自分の課題の硬くなって失速してしまうところ頑張って抑えようとしました。しっかりうまくできて、走り切れました。しっかりついていこうと思っていたのですが、コーナーを抜けた時に横の人が見えなくて、後はしっかり走りきるだけでした。(もっとタイムを)出したかったという気持ちはあるのですが、しっかり安定して3試合連続20秒台で走れています。自信を持ってインターハイにもつなげていきたいです。インターハイぐらいのレベルの高いレースを今日は経験できました。この感覚を忘れずに、もう一度全国1位を取れるようにがんばります。
文:月刊陸上競技編集部
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#運命をかけた決戦