【女子走高跳】
髙橋 渚(センコー)
優勝
1m87
3連覇はもちろん嬉しい。
けれど、やはり今シーズンはパリ(オリンピック)に向けてやってきて、今日の試合では、(1m)90が確実に必要な状況だった。90を跳びたかったので、悔しさがすごく残る試合となった。
調子はもちろん良い状態で挑めた。(1m)90にバーが上がるまでは、「ここから、ここから」と思いながら跳躍していた。会場の雰囲気もそうだし、すべてが跳べる状態にあったのに、それを跳べなかったのは、自分が90を跳びたいと思いすぎていたのか…。出すべきところで、絶対に(記録を)出したいと思っていたのに、空回りしたわけではないが、それを形にできなかったことが、まだ自分に足りない弱さだったなと思う。
<この大会には、ワールドランキングを見据えながら臨んではいたか? の問いに>
ワールドランキングを見据えてはいたが、意識は、パリ(オリンピック)というよりは、90(を跳ぶこと)だけに向けていた。その結果がパリにつながることは(ポイントを)計算してわかっていたので、パリのために90を跳びたい気持ちはあったけれど、それ以上に、90を絶対に跳びたかったというのが大きい。
今後の目標は、今シーズン中に、絶対に(1m)90をクリアすること。来年の東京世界陸上には必ず出たいので、90は絶対に今シーズン中に跳びたいと思う。(1m)80台後半は安定して跳べるようになったのは、積み重ねてきた結果だと思うが、ただ、世界と比べたら、こんな記録じゃ全然ダメ。「世界に出る!」と自分で思っている以上、もっと記録も出していけないなと思っている。
2024/6/27 JAAFメディアチーム
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#運命をかけた決戦