日本陸連は、ロードレース(マラソン・駅伝)のみならず、T&F競技会でも支える人たちのよりよい環境づくり、する人・見る人にとってより魅力的な競技会となるよう、ボランティアの導入に取り組んでいます。
この度、第108回日本陸上競技選手権大会(以下、日本選手権)にて、新潟大学学生ボランティア本部「ボラんち。」の皆さまと共に、陸上ボランティアの活用について考えるプロジェクトを発足することとなりました。
日本選手権開催期間中の期間限定での活動となりますが、陸上の魅力とボランティア活動の魅力について考えながら、ボランティアを活用した新しい陸上競技会の在り方や、社会貢献につながる陸上ボランティアについて議論を深めます。
活動テーマ
次の活動テーマをもとに、グループに分かれて探求します。
①ボランティア活動の社会的価値
・ボランティア活動が地域社会や参加者に与える社会的な影響や価値とは・部活動の地域移行、陸上の活動(練習)場所など陸上が抱える課題に対して、ボランティアができる発展的取り組み
②ボランティアの役割と重要性
・ボランティアが競技会にどのような役割を果たせるのか、その重要性とは③ボランティアのモチベーションと活動の継続
・ボランティアの参加動機やそのモチベーションの維持・継続的なボランティア活動への参加を促すために効果的なこととは
④ボランティアと競技会の成功
・ボランティアが競技会の成功にどのように貢献できるか・ボランティアの存在が競技会の質や観客体験にどのような影響を与えられるのか
⑤ボランティアの組織と管理
・大規模な競技会では、どのようにボランティアが募集され、配置されるのがいいか⑥競技会の運営とボランティアの課題
・陸上競技会におけるボランティア活動の課題や改善点・競技会主催者がボランティアに対してどのようなサポートを提供すべきか
⑦ボランティアと審判(競技役員・有資格者)の運営のバランス
・ボランティア活動と 審判(競技役員・有資格者) の役割分担・ボランティアと 審判(競技役員・有資格者) の連携が競技会の質に与える影響
活動メンバー
新潟大学学生ボランティア本部「ボラんち。」15名活動スケジュール
6月29日(土)
・概要説明・スタジアムツアー(日本選手権の裏側を見学)
・意見交換/明日に向けて(課題や議論のポイントの確認)
・解散(自由観戦)
6月30日(日)
・テーマについての意見交換・活動の振り返り/まとめ
・解散(自由観戦・ボランティア活動(義援金募集など))
「ボラんち。」とは
2004年10月29日、「新潟大学震災ボランティア本部」として結成されました。本部であるカウンターは、新潟大学総合教育研究棟内学生談話室にあります。2004年10月23日に発生した新潟県中越地震を受け、新潟大学の学生数人が企画し、発足した団体です。現地にボランティアへ行きたいという思いがある一方で、どうしたら良いのか分からないという学生の背中にそっと手を添える、ボランティアコーディネート組織です。全国でも珍しく、学生主体でボランティアセンターを運営しています。現在は災害分野のみならず、多様な種類のボランティアを扱っております。そのため、2006年12月1日に、「新潟大学学生ボランティア本部」と名称を変更し、大学の学生組織になりました。(現在は新潟大学公認サークルのひとつ)
>>https://nuvc.jimdofree.com/