2024.06.10(月)大会

【日本選手権混成】混成競技を楽しむポイント その②:混成競技を始めるきっかけ

写真:フォート・キシモト
6月22日(土)~23日(日)「第108回日本陸上競技選手権大会・混成競技」を岐阜メモリアルセンター長良川競技場にて開催いたします。
本大会は「パリ2024オリンピック競技大会」日本代表選手選考競技会を兼ねており、日本一が決定すると同時に世界への挑戦が始まる大会でもあります。

「運命をかけた決戦」日本選手権・混成競技まであと12日!!
ファンの皆様に少しでも大会を楽しんでいただけるよう、アスリートコラボレーター 中村明彦さん(スズキ)にご協力いただき、混成競技を楽しむポイントをまとめました。

楽しむポイントその② では「混成競技を始めるきっかけ」をご紹介!
大会は2日間入場無料となります!ライブ配信も予定しておりますので、是非今回ご紹介するポイントを参考に競技をお楽しみください!

>>応援メッセージ募集中!選手へエールを送ろう 
>>混成競技を楽しむポイントその①混成の魅力 


【混成競技の印象】



混成競技選手は、"どんなきっかけで混成競技を始めたのか?"そんなことが気になったことはないでしょうか。

陸上競技未経験者や混成競技に挑戦したことのない陸上競技者から、混成競技選手に対して「走・跳・投全部やらなくてはいけないから大変ですね」「10種目(もしくは、7種目)もこなすなんてすごいですね」などと聞く事がしばしばあり、混成競技に対する一般的なイメージは"敷居の高い競技"としての印象が強いことが窺えます。

当然、混成競技のトップ選手は体力要素が高く、技術が研ぎ澄まされているため、それらのイメージは間違ってはいません。しかし、そのトップ選手が初めから競技レベルが高いことは“稀"であり、そもそも彼らが混成競技に取り組むきっかけは、適性がすでに備わっているからという訳ではありません。何らかのきっかけにより、混成競技に挑戦し、その魅力や自身の可能性を感じた結果、日々のトレーニングの成果として現在の地位までたどり着いたのです。


【混成競技を始めるきっかけ】

混成競技に取り組む、挑戦するきっかけは選手それぞれであります。例えば、「沢山の種目ができて楽しいから」「マンガを読んでこの種目に挑戦したくなった」「得意種目を伸ばしたかったから」「ケガやスランプを抜け出すきっかけとして体力要素を強化したかったから」「全国大会への道が近いと思ったから」「一度は挑戦してみたかったから」「指導者に勧められたから」など様々です。

混成競技には人々がイメージする敷居の高さなど存在せず、それは、陸上競技の花形種目でもあり、人々に馴染みのある100mなどと同じで気軽に挑戦できる種目なのです。

今年は今大会エントリー選手全員に、「混成競技を始めたきっかけ」についてアンケートをしております!近日公開予定ですので是非お楽しみに!!


【混成競技の魅力や多様性】

混成競技から他の種目へ転向したり、混成競技と両立したりする選手も数多く存在します。その台頭として、女子200mで世界選手権2連覇(2015年北京、2017年ロンドン)を達成したダフネ・スキッパーズ(オランダ)は、七種競技でもオリンピック、世界選手権に出場しています。



十種競技の前世界記録保持者であるアシュトン・イートン(アメリカ)はダイヤモンドリーグに110mハードルや400mハードルなどで出場しています。シモン・エハマー(スイス)も走幅跳で8m45を記録しコンバインドサーキットに並行してダイヤモンドリーグを転戦していました。女子ではNadie VISSER(オランダ)が七種競技6467ptのベストを持ちながらも100ハードルに転向し12”51と世界大会で活躍しています。混成競技と得意種目が相乗的に競技力向上に結び付いた選手の一人です。



また、国内に目を向けてみると、インターハイ(八種競技)、日本ジュニア(現U20日本選手権)、全日本インカレの混成競技で優勝経験をもつ松下祐樹(ミズノ)は400mハードルに転向し、オリンピック(リオ)や世界選手権(北京)に出場するなど活躍をしている。これは、日本陸連の競技者育成指針にもあるように、他種目経験から自身にあった専門種目を見つけ、伸ばしていくモデルケースと言えます。特に若い選手やそういった選手の指導にあたる指導者に広く知っていただきたいことです。

なお、日本では小学生の二種競技(コンバインドAおよびB)が2019年から導入されました。中学生は四種競技、高校生は男子が八種競技、女子が七種競技など、年代別に混成競技種目が設けられているので、是非とも一度は混成競技へ取り組み、その魅力と可能性を一人でも多くの選手に感じてほしいです。何といっても、混成競技は他の種目と比べて、十種競技なら10倍、七種競技なら7倍の「可能性」があり、それが「魅力」でもあります。

また、混成競技の魅力の一つにウィニングランがあります。通常のそれはメダルを獲得した勝者にのみ与えられる栄誉ですが、混成競技の世界大会においてはメダリストが先導し最終種目の完走者全員でスタジアムを回るのです。まさに混成競技においては順位はあるものの完走者全員が勝者であるといえます。




日本選手権「混成競技」の5つの魅力

ポイント1:混成競技の特徴とみどころ
▶ポイント2:混成競技を始めるきっかけ


【混成競技のルール】



混成競技は走・投・跳から構成される複数の種目を1人の選手が行う競技。各種目の合計得点で順位を競います。
男子は2日間で十種目(1日目:100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、2日目:110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500m)、女子は七種目(1日目:100mハードル、走高跳、砲丸投、200m、2日目:走幅跳、やり投、800m)を行い、陸上競技のなかでも最も過酷な競技と言われ、その勝者は「キングオブアスリート」「クイーンオブアスリート」と呼ばれます。


【応援メッセージ募集中!】



>>ご応募はこちら
このたび、大会へ出場する選手に向けた「応援メッセージ」を大募集!
本大会は「パリ2024オリンピック競技大会」日本代表選手選考競技会を兼ねており、日本一が決定すると同時に世界への挑戦が始まる大会でもあります。
いただいたメッセージは本連盟公式ウェブサイトやSNS、ライブ配信にて紹介し選手へお届けします。
皆様からのメッセージは日本一、そして世界の舞台を目指して戦う選手たちにとって大きな力になるはずです!
抽選で豪華プレゼントも!!たくさんのご応募をお待ちしております。

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