【女子10000m】
五島莉乃(資生堂)優勝
30分53秒31
目標は(オリンピック参加標準記録の30分)40秒00を切って優勝することがったので、率直な感想としては「悔しいな」というのが一番にある。
前回大会(4位)以降は、まずは土台つくりとして距離を踏む練習を行って脚をつくり、そのあと実践的な練習を入れてきた。実践的な練習に入ったのは3月のはじめくらいから。4月の途中くらいからは海外へ行き、高地で練習したが、そのときは設定タイムで大事なポイントが全然できず、自分のなかにちょっと不安はあった。しかし、平地に戻ってからは、いい感じで状態は上げられたのかなと思う。最後の大事な練習がこなせていなかったので、すごい自信があったわけではないが、自信があるというよりは、「30分40(秒)を切りたい! 切りたい!」と自分に言い聞かせるような気持ちで取り組んでいた。
5200mで先頭に出たのは、(ペースメーカーを務めてくれた)ジュディがきつそうだったから。「ここは自分でペースを刻んでいくしかないな」と思った。想定では、8000mまではついていく予定だったのだが、自分でもしっかり行けるレースをしないと、これから戦うにはダメかなという思いもあった。
きつかったのは、6000mから7000mのところ。本当は、もうちょっと行きたかったとも思うが、残り半分を1人で押していけたという意味では、ちょっと成長できたのかなと思う。
<前回の日本選手権に続いて2回目の30分台。しかも今回も自己記録を更新したことへの評価は?の質問に> 実業団に入って今年で5年目になるが、チームのみんなのおかげで、成長できているのかなと思う。
<これでワールドランキングの順位も少し上げることができると思われるが、パリオリンピックに向けて、どう考えているか? との問いに> ここまで(2022年)オレゴン、(2023年)ブダペストと、世界陸上には2回出させていただいたが、どちらもただ走って終わってしまう結果だったので、次こそは私も勝負できるよう、しっかり練習したいなと思っている。まずは、ハイペースでは押せるようにすること。あとは、勝負は最後の部分になると思うので、私の苦手なところではあるが、そこも強化していきたい。
JAAFメディアチーム
■第108回日本陸上競技選手権大会・10000m
開催日:2024年5月3日(金)会場:静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム
▼第108回日本陸上競技選手権大会・10000m特設サイトはこちら
https://www.jaaf.or.jp/jch/108/10000m/
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