2023.10.05(木)選手

【杭州2022アジア大会】DAY6ハイライト:混合35km競歩は銀!石田が中国勢を抑える殊勲!真野、ディーン、森本は銅メダル!チームジャパンのメダルは、金2、銀7、銅8に



第19回アジア競技大会も残すところあと2日。6日目の10月4日には、モーニングセッションで混合35km競歩が行われたのちに、イブニングセッションでは、トラック&フィールドで残されていた7種目の決勝が、メインスタジアムの杭州オリンピック・スポーツセンター競技場において行われました。
混合35km競歩で銀メダルを手に入れた日本は、イブニングセッションでも、男子走高跳、男子やり投、女子三段跳で3つの銅メダルを獲得して、累積を金2、銀7、銅8の合計17に増やし、男女マラソンの決勝のみが行われる最終日を待つことになりました。

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【モーニングセッション】

■混合団体35km競歩



この日は、モーニングセッションとして、朝7時から混合団体35km競歩が行われました。この種目は、当初パリオリンピックの35km競歩が、男女混合種目に変更される方向で調整が進んでいた時期に、テスト的な位置づけでアジア大会での実施が決まったもの。その後、パリオリンピックは混合リレーの形態が採用されたため、アジア大会のみで行われる形となりました。競技には、1カ国ごとに最大で男女各2名が参加でき、同時スタートで行われるレースにおいて、チーム内で先着した男女各1名の合計タイムで競われます。男女各2名でチームを編成した日本と中国のほかに、男女各1名での参加となったインド、香港、インドネシアの計5カ国が出場しました。
日本は、男子は勝木隼人選手(自衛隊体育学校)と石田昴選手(自衛隊体育学校)、女子は渕瀬真寿美選手(建装工業)と矢来舞香選手(千葉興業銀行)と、男女ともにベテランと若手がタッグを組むチーム構成。戦いは、世界選手権で優勝経験を持つ(女子20km競歩)QIEYANG Shijieを筆頭に、BAI Xueying、男子のWANG Qin、HE Xianghongと、それぞれに世界大会出場経験を持つ4選手で組んだ中国との一騎打ちになりました。
男子は、スタートしてすぐに中国のHE選手が飛びだし、WANG選手と日本の石田・勝木選手が2位グループを形成しました。しかし、2回のレッドカードを受けた勝木選手が、9kmを過ぎたところでペナルティゾーンへ入ったことで、そこからは石田選手とWANG選手が2位争いしながら前を追う展開となり、30km付近でペースダウンしてきたHE選手に追いつきます。残り3kmを切ったあたりで勝負に出たのは石田選手。ここで先頭に躍り出ると、WANG選手を突き放してリードをキープ。最後まで逃げきって2時間31分12秒のタイムで先着しました。WANG選手、HE選手と続きました。序盤でペナルティを喫した勝木選手は、3分30秒の待機ののちコースに復帰し、20kmまで歩を進めましたが、その後、途中棄権して競技を終えました。
一方の女子は、序盤から中国勢が2人で先頭集団をつくってリードを奪い、渕瀬選手が3位、矢来選手が4位でそれぞれレースを進めていく展開となりました。トップ争いは、中盤にさしかかったあたりで、QIEYANG選手がBAI選手との差を徐々に広げていったことで、終盤は各選手が単独でレースを進めていく形に。ここで地力の差を見せつけたQIEYANG選手は、BAI選手に3分の差をつけ、2時間45分13秒で女子の1着をとりました。渕瀬選手は、ベントニーのレッドカードが2枚ついた状態で終盤を迎えることになりましたが、最後までよく粘って、ブダペスト世界選手権で出していた自己記録(2分52秒57)を大幅に更新する2時間50分59秒で3着に。4着には、谷来選手が2時間59分52秒で続きました。
この結果、WANG選手とQIEYANG選手の合計タイムにより、中国が5時間16分41秒で優勝。石田選手と渕瀬選手の合計タイムで5時間22分11秒をマークした日本は、競歩種目でこの大会最高位となる銀メダルを獲得。競歩陣は、3種目で銀1、銅2を獲得して、アジア大会を終えました。


【イブニングセッション】

■女子三段跳 決勝



9名の出場で行われた女子三段跳は、2回目に14m09の自己新をマークしたSharifa DAVRONOVA選手(ウズベキスタン)がトップに立って、後半の試技が進む展開となりました。アジア選手権に続く金メダルを目指して臨んだ日本の森本麻里子選手(内田建設AC)は、1回目に13m35(-0.3)をマークしたのち2・3回目をファウルし、4位でトップエイトに進んでいましたが、4回目に記録を大きく伸ばして13m78(-0.8)をマーク。ここで2位に浮上しました。5回目・6回目も13m62(-0.6)・13m74(-0.9)と安定して記録を残したものの、記録を大きく伸ばす“一発”を繰り出すことができず試技を終了。最終跳躍でZENG Rui選手(中国)が13m92(-1.2)を跳んだことで順位は1つ下げたものの銅メダルを獲得。アジア室内(銀メダル)、アジア選手権(金メダル)、アジア大会(銅メダル)と、今年行われたアジアの主要3大会すべてで表彰台に上がりました。


■男子やり投 決勝



男子やり投には、83m15のシーズンベストでアジア選手権を優勝したディーン元気選手(ミズノ)と、そのディーン選手とともにブダペスト世界選手権に出場した小椋健司選手(エイジェック)の2人がエントリー。ディーン選手は、1回目に78m87を投げて3位で、2回目に77m87を投げた小椋選手は5位で、後半の試技に挑みました。ディーン選手は、5回目には80mラインを大きく越える82m68へと記録を伸ばし、上位を占めたインド勢には及ばなかったものの3位を堅持。アジア選手権に続くメダル獲得を果たしました。小椋選手は、4・5回目も77m35・77m37と2回目の記録に迫る投てきを見せたものの上回ることは叶わず、4位と26cm差の5位で競技を終える結果となりました。
優勝したのは、ブダペスト世界選手権を制したNeeraj CHOPRA選手(インド)。実は、1回目で見せた85m前後の好投が運営上のミスで測定されず、試技をやり直して82m38でスタートするアクシデントに見舞われていました。2回目に84m49を投げてトップに立ったものの、3回目に同じインドの選手で、ブダペスト世界選手権では84m77を投げて5位入賞を果たしているKishore Kumar JENA選手が、この自己記録を大きく更新する86m77をマークしたことで、トップエイトには2位で進出します。4回目には今季世界2位に収まる自身のシーズンベストを11cm更新する88m88のビッグスローを披露して逆転。堂々の2連覇を果たしました。なお、2位のJENA選手も、4回目に87m54とさらに記録を伸ばし、今季世界リスト5位に浮上。ブダペスト世界選手権から続く躍進を、さらに強く印象づけました。


■男子走高跳 決勝



男子走高跳には、世界のトップシーンで活躍しているMutaz Essa BARSHIM選手(カタール)とWOO Sanghyeok選手(韓国)がエントリー。日本からも、ブダペスト世界選手権8位の赤松諒一選手(アワーズ)とオレゴン世界選手権8位の真野友博選手(九電工)が参戦する、ファンにはたまらない一戦となりました。
WOO選手は2m15から、BARSHIM選手は2m19から試技を開始すると、優勝争いが2人に絞られた2m33までをすべて1回でクリア。続く2m35で、これが自己タイとなるWOO選手が初めてバーを落とし、BARSHIM選手は1回で成功すると、WOO選手が2回目以降をパスして、バーは今季世界最高となる2m37に上げられました。勝負を懸けて2cmの自己新記録に挑んだWOO選手、そして成功すればシーズンベストとなるBARSHIM選手ともに、さすがにこの高さの攻略はならず。BARSHIM選手は、2014年仁川大会で自身が樹立した大会記録に並ぶ記録で、2大会ぶり3回目の金メダルを獲得しました。
このトップ2を追って、見せ場をつくったのが真野選手です。2m15を1回で成功させて競技を開始した真野選手は、続く2m19、2m23こそ2回目でのクリアとなりましたが、メダルを懸けての正念場となった2m26、2m29を、どちらも1回で成功させ、自身初となる銅メダルを確定させたのです。2m29はシーズンベスト。昨年秋の故障が影響して、今季は苦しい戦いが続いてきましたが、自己タイ記録の2m31にも挑戦する復調ぶりで今季を締めくくりました。2m19から試技をスタートさせた赤松選手は、この高さは1回でクリアしましたが、次の2m23を越えることができず、6位タイで競技を終了しました。


■女子800m、男子5000m 決勝



先頭集団が大きな塊のまま推移し、混戦の末に勝負が決したのは女子800m決勝です。日本からは塩見綾乃選手(岩谷産業)が進出。9レーンに入ってスタートした決勝では、集団の最後尾についてレースを進めていく展開を選択しました。序盤でトップに立ったWANG Chunyu選手(中国)400mを61秒72で通過すると、団子状態になっていた集団が、少しずつ縦長になっていきます。優勝争いは、バンコクアジア選手権覇者のTharushi DISSANAYAKA MUDIYANSELAGE選手(スリランカ)が2分03秒20をマークして、2つめのアジアタイトルを獲得。塩見選手は、2分05秒21をマークして、5位でのフィニッシュとなりました。
日本勢として、今大会のトラック種目最後の決勝レースとなったのは男子5000m。当初は、塩尻和也選手(富士通)と佐藤圭汰選手(駒澤大学、ダイヤモンドアスリート)が出場することになっていましたが、10000m決勝レースで転倒に巻き込まれる不運に見舞われていた塩尻選手は、その際に痛めた箇所に不安が生じたために欠場。佐藤選手のみが出場してスタートしました。
18名で行われた決勝は、10000mを制したBirhanu Yemataw BALEW選手(バーレーン)や3000m障害物覇者のAvinash Mukund SABLE選手(インド)、1500mチャンピオンのMohamad ALGARNI選手(カタール)も顔を揃えてのレース。スタートしてすぐに飛びだしたTariq Ahmed S ALAMRI選手(サウジアラビア)にバーレーン勢とインド勢がついて速いペースが作り出され、1周を過ぎたところで先頭グループは早くも8名の選手が1列で進む形となります。先頭グループは4周目に入ってバーレーン勢がトップに立ったあたりから徐々に絞られ、3000mまでにはBALEW選手を含むバーレーン勢、SABLE選手(インド)を含むインド勢、ALGARNI 選手の5人に、さらに4000m過ぎでALGARNI選手が振りきられて4人となり、ラスト1周でスパートしたBALEW選手(バーレーン)が、SABLE選手を突き放して13分17秒40の大会新記録でフィニッシュ。10000mとの2冠を達成しました。
佐藤選手は、序盤は先頭グループの5番手でレースを進めていきましたが、2000m付近で6番手に下がると、その後は上位から離れてレースを進める展開となりました。終盤で5位のALGARNI選手に迫りましたが、逆転には届かず、13分39秒18・6位でフィニッシュしました。

最終日となる7日目の10月5日の実施種目は、男女マラソンのみ。レースは、杭州市内を流れる銭塘江に沿いに設けられた周回コースで行われ、現地時間の朝7時から男子が、その10分後に女子がスタートします。
大会に関する情報は、陸上日本代表オフィシャルサイト( https://www.jaaf.or.jp/teamjapan/ )および日本陸連公式SNSをご参照ください。


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト


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