2023.08.18(金)選手

【ブダペスト世界陸上】第1部(男子100m出場選手)事前会見コメント:個人種目・リレー種目に向けた抱負を語る



ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会」開幕を8月19日に控えて、日本陸連は2日前の8月17日に、会場となるブダペスト市内において事前会見を行いました。

2部構成で実施された会見には、第1部は男子100m、4×100mリレー代表のサニブラウンアブデルハキーム選手(東レ)、坂井隆一郎選手(大阪ガス)、栁田大輝選手(東洋大学)の3名が登壇。第2部は泉谷駿介選手(住友電工、男子110mハードル)、三浦龍司選手(順天堂大学、男子3000m障害物)、田中希実選手(New Balance、女子1500m、5000m)の3名が出席し、ここまでのトレーニングの状況や本番に向けての抱負を、それぞれに語りました。

第1部に登壇した男子100m、4×100mリレー代表3選手のコメントは、以下の通りです。


サニブラウンアブデルハキーム(東レ)



カバンがなくなるなど(ブダペスト入りの際にロストバゲージがあった)、いろいろなことが起きているが、今は落ち着いて明後日のレースに向けて準備している。あとはいつも通り前日刺激をやって、いつも通り試合に臨めればと思っている。身体の状態はボチボチ、ここ2週間ぐらいでしっかりと上がってきている。

去年は決勝に行ったとはいえ、自分としては悔しい結果。今年は悔しい思いをせずに、しっかりと決勝でも全力で走って、メダルラインを狙っていければ。レースプランはまだ何も考えていない。レース当日にコーチから、こういう感じで行くよ、とインプットしてもらって臨むことになる。タイムスケジュールを見ると、今年は準決勝と決勝の間が2時間35分空いている。(1時間50分だった前回とは)またちょっと違うアプローチになる。そこは新しい経験になるので、コーチやトレーナーたちと相談して、どう過ごすのかが大事になる。(パリ五輪、東京世界選手権に向けてというよりも)まずはその年その年を考えていければと思っている。まずは今年しっかりといい走りをして、来年につなげたい。

4×100mリレーは3走以外ならどこでもいけると思っている。どこに起用されてもいけるように、準備をして挑みたい。


坂井隆一郎(大阪ガス)



現地に入って最初のうちは実感がなかったが、練習会場に行って練習をして、選手が徐々に増えてきたのを見て、いよいよ世界選手権が始まるんだという実感が湧いてきた。100mは明後日に迫っている。気持ちも高まってきた。ここまで、やるべきことはやってきた。あとは落ち着いて、自分自身の全力を出せるように、残り2日で調整したい。

調子は上がってきているので、調子をしっかりと合わせてこられたと思っている。去年のオレゴン世界選手権では準決勝に進むことができて、その中で世界の選手たちの雰囲気、準決勝の雰囲気を体感することができた。そこを生かし、自分の全力をしっかりと出して、今年一番のレースをしたい。

今年は自分の武器であるスタートが、はまっている感じがしていない。予選、準決勝で自分の強み、今年出せていないところを出せればと思っている。最大の目標はパリ五輪だが、ブダペスト世界選手権も大切な大会。全力を出し切って、決勝に進むことが来年につながるので、1本1本を大事に走りたい。

リレーでは、1走が希望。日本のリレーは1走から流れを作っているイメージがあるので、自分もそんな走りをして、1走からいい流れをつなげていければと思っている。


栁田大輝(東洋大学)



やっとつかめた100mの代表。それでも世界選手権だからと特別に意識するのではなく、変に気負うこともなく普段通りを心掛けたい。いつものレースの一つ、ある意味気楽な考えでやっていけばいいと思っている。平常心で臨めると思うし、いつも通りの走りができれば結果はついてくる。

これまで順調に練習が積むことができた。自分自身楽しみな気持ちが多い。明日、前日練習をして、しっかり動きの確認をして、予選からしっかりと自分の走りができればいいかなと思う。今年はスタートで飛び出せるようになった。予選からしっかりとスタートで飛び出して、自分の最近のレースパターンに持ち込みたい。

来年にパリ五輪を控えているし、その翌年には東京世界選手権もある。そのために今年からしっかりと勝負していかないと、来年以降も戦えない。今年、ファイナルで勝負したい。

4×100mリレーは直線の2走か4走になると思っているけど、どこでも対応できる自信がある。与えられた役割を果たすだけ。



※コメントは、記者会見における各競技者の発言をまとめました。より明確に伝えることを目的として、一部、修正、編集、補足説明を施しています。

写真:フォート・キシモト
文:JAAFメディアチーム

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「リレフェス」はあの東京五輪の舞台“国立競技場”で開催する、誰でも気軽に参加できるリレーイベントです。
自由に走れる喜び、ドキドキする緊張感、みんなと走れる楽しさで笑顔があふれ、感動も分かち合えるリレー。
全16種目のリレーで、スポーツの垣根を越えて、子どもからお年寄りまでみんなが笑顔でつながります。

開催日:2023年10月7日(土)、8日(日)
開催地:国立競技場
大会特設サイト:https://www.jaaf.or.jp/relayfes/
参加申込:https://www.jaaf.or.jp/relayfes/2023/about/unofficial.html

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