2023.03.17(金)大会

【JMCシリーズⅡ第2期最終戦!】とくしまマラソン展望~JMCシリーズⅡチャンピオンの行方はいかに~



ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズⅡの最終戦「とくしまマラソン2023」が3月19日(日)に開催される。この大会は、パリ五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」のワイルドカード対象試合となるグレード3(G3)に指定されており、男子は2時間8分00秒以内、女子は2時間24分00秒以内でフィニッシュすれば、順位に関係なく、新たなMGC出場権獲得者(ファイナリスト)が誕生する。

男子招待選手には、すでにMGCファイナリストの資格を持つ大塚祥平(九電工)、赤﨑暁(九電工)に加え、2月の「大阪マラソン2023」で日本学生歴代2位となる2時間8分11秒を出した柏優吾(東洋大)らがエントリー。女子招待選手は、東京五輪10000m代表の安藤友香(ワコール)、地元・徳島出身の川内理江(大塚製薬)といったMGCファイナリストがエントリーしている。


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◆大塚、赤﨑ら、ランキング上位に食い込めるか

男子は13レース、女子は11レースが加盟したJMCシリーズⅡも、いよいよ最終戦。今大会の結果により、JMCシリーズⅡのチャンピオンが決定する。

男子のランキングトップは、3月の「東京マラソン2023」で日本人4人目の2時間6分切りとなる2時間5分59秒をマークし、日本人2位となった其田健也(JR東日本)で、有効獲得ポイントは2647ポイントとなっている。

今大会、ランキングトップの其田に迫るのが、MGCファイナリストで、2594ポイントを保有する大塚祥平(九電工)だ。JMCシリーズは、シリーズⅡの期間内で対象3レースを完走することがランクインの条件となっていることから、大塚はまだランキング外となっているが、このレースで完走することができれば、現状でも2位にランクインする。

1347ポイント以上を獲得できれば、其田を逆転してシリーズチャンピオン(第106回日本選手権者)となる。
JMCシリーズ覇者になると、ブダペスト世界選手権の日本代表が内定するが、大塚の自己ベストは、2月の「大阪マラソン2023」でマークした2時間6分57秒。JMCシリーズ男子G3レースは、日本人1位に順位ポイントが20ポイント付与される。G1レースに比べると高ポイントを獲得するのが難しい状況ではあるが、シリーズⅠ(3位)に続くTOP3入りは濃厚だろう。

ほかに男子は、昨年末の「福岡国際マラソン2022」で自己ベストの2時間9分1秒を出し、MGC出場権を獲得した赤﨑暁(九電工)も上位ランクインの可能性を持つ。現在2501ポイントを保有しており、今大会で記録を残せば、大塚らの結果次第ではあるが、5位タイにランクイン。

また、MGCファイナリストの資格を持ち、現在2483ポイントを保有する柏優吾(東洋大)も2483ポイントを保有しており、今大会で記録を残せば、大塚らの結果次第ではあるが、7位タイにランクイン。自己ベストは2時間8分11秒(日本学生歴代2位)。


◆女子は安藤がランキング首位に迫る

一方女子は、現在のところ松田瑞生(ダイハツ)が2580ポイントでJMCシリーズⅡのランキングトップに立つ。

首位の座を脅かす存在となるのは、シリーズⅡ期間内で今大会が3レース目となる安藤友香(ワコール)だ。東京五輪10000m代表の安藤は、2017年の初マラソンで日本歴代7位の2時間21分36秒をマーク。JMCシリーズⅡでは、昨年の「名古屋ウィメンズマラソン」で2時間22分22秒、今年1月の「大阪国際女子マラソン」で2時間22分59秒と安定した記録を残し、ともに日本人トップと勝負強さを発揮してMGCファイナリストの資格を獲得した。現在保有するポイントは2552ポイントで、今大会で記録を残せば現在のポイントでもランキング2位に入る。G3レースの女子は、日本人1位に付与される順位ポイントが10ポイントと、厳しい条件にはなるが、初のTOP3入りを目指す。

また、今大会エントリーしている女子選手のなかでは、JMCシリーズⅡ7位の川内理江(大塚製薬)、9位の山口遥(AC・KITA)が上位にランクイン。ともにMGCファイナリストの資格は獲得しており、さらにランキングを上げることができるか注目したい。

2021年11月から始まったJMCシリーズⅡも最終レースとなり、男女とも逆転でシリーズチャンピオンに立つ可能性のある選手がエントリー。JMCシリーズⅡを制して、8月のブダペスト世界選手権代表の切符を手にするのは―。また、男子62名、女子29名がファイナリストに名を連ねるMGC出場権を、新たに獲得するランナーは現れるのか。

「とくしまマラソン2023」は、3月19日(日)9時スタート。徳島県庁前を出発し、雄大な吉野川沿いを折り返す42.195kmが、4年ぶりに開催される。

▼ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ 特設サイト
https://www.jaaf.or.jp/jmc-series/

▼マラソングランドチャンピオンシップ 特設サイト
https://www.mgc42195.jp/

▼とくしまマラソン2023大会ページ
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1725/

▼エントリーリスト
https://www.tokushima-marathon.jp/roster/

クレジット:フォート・キシモト、アフロスポーツ

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