女子砲丸投 優勝 15m57
郡菜々佳(新潟アルビレックスRC・新潟)
優勝を狙って、練習の段階から投げ急いでいる自分に気づいていて、そういう状態のときは、なかなか勝てないことが多かったので、「厳しいのかな」と思ってしまった瞬間もあった。また、3回目に15m29を投げたあとも、4回目・5回目とファウルして、焦る気持ちはあった。でも、「ずっと投げ急いでいる」と、冷静に自分の状態には気づくことができていた。
(逆転できた)ラスト6投目は「やるぞ!」という気持ちで思いきり投げた。手応えとしても「行った」という感覚がなかったので、まさに気持ちで投げたという感じ。記録には満足していないが、円盤投との2冠は、ずっと前から目標に掲げてやってきて、なかなか思うようにいかなかったことだったので、今回、やっと実現することができて、本当に嬉しく思う。
砲丸投の練習は、円盤投に比べると、ほぼほぼしていなくて、割合にすると円盤が9なら、砲丸が1くらいという状態。ただ、円盤投で、世界で戦っていくことを考えたとき、世界の選手は砲丸を投げても16mオーバーは当たり前で、17m、18m…さらにはそれ以上の人もいる。円盤投で60(m)オーバーを投げていくためには、そのくらいのパワーが必要なので、砲丸投でも、今以上に強くなる必要があると考えて、2種目に取り組んでいる。
記録的には、16mオーバーを目標にしていたので、15m57という記録には納得していない。これからは、16mは当たり前という世界観で戦っていきたい。
2022/6/12 JAAFメディアチーム
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その日、決まる。その日、始まる。
■第106回日本陸上競技選手権大会
開催日:2022年6月9日(木)~6月12日(日)会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
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https://www.jaaf.or.jp/jch/106/
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