男子円盤投 優勝 59m45
堤雄司(ALSOK群馬・群馬)
(9回目の優勝だが)何度勝っても心の底から嬉しいし、今年に関しては、個人的に、負けたら今シーズンで引退しようと思っていたので、「これでまた、(競技を)続けられるな」という気持ちでいる。2cm差でぎりぎりで勝ったというのも何か意味があると思う。それを噛みしめて、もう1年続けていこうと思う。(そういう考えに至ったのは)去年のオリンピックに出ようと、10年くらい長期的に目標を立ててやってきて叶わなかったわけだが、それが終わったときに、「ここから何のためにやろうか」と考えたときに目標がなかったから。だったら「勝っているうちは(競技を)続けよう。負けたらそのシーズンに終わりにしよう」ということを決めて、自分を奮い立たせることにした。
試合前は、ここ何年ぶりくらいに、ものすごく緊張した。なので1回目を失敗してしまったのだが、試合に入ると自分にフォーカスするので、投げられたこと(湯上剛輝選手が1回目に59m30で先行した)は別に気にならなかった。ただ、(湯上選手が59m43をマークした)6回目は、「ああ、これは抜かれたな」と思った。たぶん、みんながそう思っていたのではないかと思う。「これで劇的に負けて引退するなら、それもそれだな」と考えたりもしたが、なぜか越えなかった。それは本当に何か意味があることだと思ので、また、これから気を引き締めて頑張っていきたい。
2022/6/9 JAAFメディアチーム
ーー
その日、決まる。その日、始まる。
■第106回日本陸上競技選手権大会
開催日:2022年6月9日(木)~6月12日(日)会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
▼第106回日本陸上競技選手権大会特設サイトはこちら
https://www.jaaf.or.jp/jch/106/
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